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2010/01/12

最適な通訳学習環境はどこに (前編)

 私のカミさんは、英語が大好きだ。なにしろ学校に通って英検1級を取ってしまうほどだ。その昔、米国に1年半も生活しながら、英検5級さえあやしい私から見れば、まったくもって理解不能だ。

 理解できるかどうかはおいとくとして、今のカミさんは通訳業務を夢見て、毎日BSで放送されている米国や英国のニュースを見て訓練している。二か国語放送を左と右で同時に聞いているのだ。

 我が家のBS放送の視聴・録画環境は、一昨年に買った録画機能付きプラズマテレビだ。海外ニュースはたいてい二か国語放送(二重音声)になっているため、音声を 『日本語+外国語』 で録画している。そうすれば、再生するときに音声切り替えによって、「日本語のみ」、「外国語のみ」、「日本語+外国語」 が選択できる。

 カミさんにとって一番重要なのが、最後の 「日本語+外国語」 なのだ。同じ内容の日本語と英語を左右の耳で同時に聞いて、なおかつ内容をきちんと理解することが、通訳を行う上では重要だということで、日々、ニュース映像を見ながら訓練をしている。

 ところで、この録画機能内蔵テレビは、テレビ本体で環境が閉じているため、映像を外部機器に保存することがほとんど想定されていない。特にデジタル映像の出力は、世間的には普及していない iVDR-S が唯一の選択肢だ。

 そのため、カミさんが英語の勉強をするためには、どうしても我が家のメインモニターであるプラズマテレビを占有してしまう。一方で、子供もちょうどテレビドラマなどの番組が一番面白く感じる時期なので、カミさんが海外ニュースを見て勉強したいと思ってもタイミングよく見られないことも多い。

 カミさんにとっては英語の勉強をするのに大画面は必要ない。もっと言えば、音声が重要なのであって、映像は内容が分かる程度であれば十分なのだ。

 そこでカミさんは私に、「別なもっと小型の画面、例えばパソコンの画面で海外ニュースが見られないか?」 と相談してきた。

 だが私から見ると、それはそれほど簡単な問題ではなかった。

 すでに説明したように、我が家のテレビは録画環境が閉じており、録画した番組を外部に持ち出すのにとても手間がかかる。具体的に言えば、アナログ出力を使い、実時間をかけてダビングする必要がある。さらに、ダビングした番組にはコピープロテクトがかかるため、それを持ち出すのも、パソコンで視聴するのも、コピープロテクトに対応したメディアやソフトウェアを準備しなければならない。

 そう考えると、もう1台、BS放送を録画できて、映像を簡単に外部に持ち出せる機器を買った方が、ずっと実用的だと思えた。

 今持っているHDD/DVDレコーダーは7年前のアナログ放送専用機であり、あと1年半でテレビ放送は録画できなくなる。またDVD機であり、BD (Blu-ray Disc) は当然見られない。だが、最近またレンタルビデオを借りるようになり、BDもかなりレンタルしやすくなっているのを見ると、せっかくハイビジョンテレビを持っているならBDでハイビジョンの映像を見たくなる。

 そう思って、HDD/BDレコーダーで簡単にカミさんの希望を満たせないか調べた。

 (次回につづく)

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