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2010年6月の5件の記事

2010/06/30

私が新しいパソコン選びで頼りにしたもの

 さて、先日新しいパソコンを注文したのだが、そこに至るまでにはずいぶんと紆余曲折があった。

 当初は、現在使っているパソコンやそのひとつ前のパソコンと同じく、“DELL” から購入しようと考えていた。世間的な評価はいろいろあるようだが、安価なのにしっかりしたつくりで耐久性も高い、というのが私の評価だ。

 現在発売中の “XPS 8100” は、私の希望する仕様にかなり近く、世間的な評価もよい。ただ、私にとってどうしても XPS 8100 では満足できない理由が一つあった。それは、“USB 3.0” だ。

 現在使っている Dimension 8200 には、USB 1.1 しか搭載されていない。私が Dimension 8200 を買った半年から1年後ぐらいから USB 2.0 が標準的に搭載され始めた。よって、8年間私はずっと USB 2.0 の恩恵にあずかれなかった。

 なので、今回はそういう悔しい思いをしないためにも、USB 3.0 が標準搭載された DELL XPS をずっと待っていたのだが、いっこうに搭載される様子がない。ようやく搭載されたと思った DELL XPS 9100 も拡張スロット用オプションとしてだった。

 DELL は昔からインテルが出すリファレンスマザーボードに素直に従ってシステムを設計しているようだ。よって、インテルが USB 3.0 に消極的なうちは、XPS にも標準で USB 3.0 が乗ることはないと思っている。そんなところから、新しいパソコンとして XPS を買う気持ちはほとんどなくなっていた。

 そこでターゲットを、ショップ系のBTOに移した。

 世間的には、USB 3.0 を標準で搭載したマザーボードが広く売られている。むしろ、USB 3.0 を搭載していないと売れない、とさえ言われ始めている。ショップ系のBTOならば、市販のマザーボードを使っているため、USB 3.0 を搭載していると考えたのだ。

 ところが調べてみると、意外と USB 3.0 を標準で搭載してるBTOパソコンが少ない。私から見るといらないレベルのハイエンドのパソコンに USB 3.0 が搭載されているぐらい。私が欲しいと思っているミドルクラスのパソコンに USB 3.0 が標準で搭載されているBTOパソコンは意外なほど少ないことが分かった。

 となれば、あとは自分でパーツを買い集めて自作するしかない。

 ただ、パーツを買い集めるとすれば、すべてのパーツについてある程度の知識は必要になってくる。そんなときの心強い味方が、パソコン関係の情報サイトだ。

 私が一番好んで見る IT 関係のサイトは、“インプレス社” のサイトだ。特に、“PC Watch” は私がブラウザーのホームページにして常時チェックしているほどだ。インプレス社のサイトばかりを閲覧している具体的な理由は特にないのだが、自分にとってわかりやすくて読みやすい記事が多いと感じている。

 そして今回、情報のほとんどをお世話になったのが

DOS/V POWER REPORT サイト「dosv.jp」

だった。それ以外では、価格.com のランキングやクチコミにもお世話になった。

 特に今回役に立ったのは、ド本命パーツ選び徹底指南66連発!! という特集だった。

 一番売れるモノが一番いいモノという保証はないが、やはり一番売れる=買われるモノにはそれなりに理由があるはずだ。その理由が自分の条件に一致するならば、それは自分にとっても “買い” になる。

 そうやって自分なりにパーツを選んだ後は、どの店から買うかということだ。

 安さでいえばネットショップということになるが、高額なもの以外には送料がかかってしまうため、複数のネットショップで買うと送料がばかにならない。下手をすると一つのネットショップでまとめ買いするよりも高くついてしまうことになりかねない。

 即入手という点では、秋葉原に赴いて買うという手がある。これならば、1回の往復運賃で、複数の店から一番安パーツを集めて買い求めることができる。ただ、この場合は大きく重たいパソコンケースを含めて、すべて自分で家まで持って帰ってこなければならない。車を持たない私にとっては、かなりの苦行だ。

 そんなこんなで、1週間以上も 「あーでもない」「こうでもない」 と悩みながら、ブラウザーとにらめっこしていたところ、最安ショップではないものの平均的な価格で、かつすべてのパーツを細かく選択できるショップに遭遇した。

 そのショップのBTOで、自分の希望するシステムを組み上げたところ、私が価格.comから集計した最安の合計価格より+10%で収まった。ビデオカード、ケースや電源といった一部のパーツは、私が考えていたモノとは違う、ショップのお勧めを選んだのも、安く仕上がった理由ではある。さらに今なら 40GB SSD をおまけで付けてくれるという。

 もちろんBTOにすると、自作に比べて高額になる。にもかかわらず、あえてBTOを頼む理由は、“細かい部品をそろえる手間” と “作業中の事故に対する保険” だ。私は今まで1からパソコンを組んだことはないものの、ハードディスクやビデオカードは何度も交換したことがあり、CPUの換装をおこなったこともある。よって、1からパソコンを組み立てようと思えば、組み立てられる自信はある。それでも、ケーブルや追加ファンといった細かいパーツを買いそろえるのはそれなりにめんどくさい作業だ。さらに、最近の高密度化した基盤やCPUのコネクタにうっかり触って破損させる可能性もゼロとは言えない。初期不良に遭遇した時も、問題の切り分けやお店に出向いての交換など、わずらわしいくなる可能性は十分にある。

 それならば多少のお金を保険として支払ってでも、専門家の手でかつ店の責任でパソコンを組んでもらったほうがメリットが大きいと判断したのだ。そんなこと考えながら、再度BTOフォームで慎重にパーツを選び、

ストームシステムテクノロジー

に新しいパソコンを注文した。ちなみにストームを見つけたのもインプレス社 PC Watch の広告だった。

 今はもう、新しいパソコンが届くのが楽しみで仕方がない。

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2010/06/28

さらば、RDRAM

 先日、本当に久しぶりに新しいパソコンを注文した。今使っているパソコンを購入したのが、2001年11月なので実に8年半ぶりの購入だ。

 自分のパソコン履歴を振り返ってみると、非標準との戦いの連続だった。

 

98vx

 1987年に最初のパソコン 『NEC PC-9801VX2』 を買った。当時の最新のCPU 80286 8MHz を搭載したパソコンで、トータルで40万円以上した気がする。ところが、エプソンが高性能で安価な互換機を出したため、私が買ってから半年もしないうちに、マイナーチェンジした PC-9801VX21 という機種が発売された。

 現在探すことのできる資料を見ても見つけることができないくらい些細なことなのだが、実は VX2 → VX21 のときに、グラフィック周りも微妙に仕様が変更されている。VX2 までが旧世代で、VX21 はそれ以後の機種と共通になっていた。そのために、VX21以降対応というソフトウェアやゲームが後年いくつか発売されて、悔しい思いをしたことが何度かある。

 ちなみに、翌年の1988年には、バイト単価が半額になったということで 40MB (GBじゃないよ) のハードディスクを20万円で買っている。今から考えると、とんでもない値段だったが、今は亡きフロッピーディスクからの切り替えで、世界が激変したことを今でも覚えている。

 

Se30

 1990年には当時勤めていた会社で使われていたこともあり、『Macintosh SE/30』 を購入した。確か60万円ぐらい払った記憶がある。本当はカラーが使える 『CX』 が欲しかったのだが、価格が80万円を超えていたため、モニター一体型の SE/30 で我慢した。

 SE/30 は今でもたびたび紹介される名器であり、必ずしも非標準とは言えない。しかし、画面がモノクロで狭い、という点で、ずいぶんと制限された。

 我慢させられたこともあり、上記の PC-9801VX2 で使っていたモニターにカラー画面を表示できるようできるグラフィックカードが発売されると、すぐに飛びついた。そして、ずいぶん長いこと使っていた。

 

9821xa

 1995年には、『NEC PC-9821Xa』 を買った。CPUをサイリックス社 486SLC と入れ替えていたものの、さすがに PC-9801VX2 ではゲームをするのも厳しくなっていたので、当時の最新機種と買い換えたのだ。

 この時は、店員の 「しばらくはこの機種より高性能な機種は発売されません」 という言葉に騙されて30万円ぐらいで買った。そうしたら、その3か月後に後継機種が性能が上がっているのにほぼ同じ値段で発売された。

 

Dimen_4100

 1998年には、『DELL Dimension V333c』 を買った。20万円ぐらいだったと思う。インテル社が今後の主流としてた “Slot 1” を搭載したパソコンだった。

 ところが、コストの面で不利な Slot はすぐになくなり、再びソケットが主流となった。そのために、より高性能な CPU に乗せ換えるにあたり、Slot → ソケット に変換するためのいわゆる “ゲタ” を使わなければならなくなった。

 もっともゲタおかげで、CPUの動作倍率を任意に変更できるようになり、600MHz のセレロンを 900MHz 以上にオーバークロックして使っていた。

 この Dimension V333c の左右非対称な筐体のデザインが、実は私はとても気に入っていた。なので、Dimension V333c を使わなくなった後も、筐体だけは使いまわそうと思ってずいぶん長い間部屋の隅にとっておいた。しかし、最近のマザーボードの背面パネルに合いそうもなく、また最近の高発熱のCPUやビデオカードを冷却するのに十分なファンの装着ができそうもないので、新しいパソコンが到着する前に、先日とうとう廃棄してしまった。

 

Dimen_8200

 2001年に、今まで使ってきた 『DELL Dimension 8200』 を買った。標準よりメモリを増やしビデオカードを良くして10数万円だったと思う。

 2001年当時、インテルは次の主流メモリーとして RDRAM を推していたその RDRAM を採用した当時のハイエンド機だった。それまでも非主流に苦しんできた経験から選んだ結果だった。ところが、私がこのパソコンを買った2001年から、インテルは RDRAM と手を切り始めた。その結果、すぐに RDRAM は入手困難となり、今や 1GB のメモリーが2000円以下で売られている時代に、RDRAM は中古の 512MB (256MB×2) が 15000円~20000円 で売られている始末だ。当然、メモリーを増設することもままならず、8年間ずっと 512MB メモリーで使い続けた。

 私の比較的長いパソコン経験の中でも、とりわけ苦しめられてきたこの “RDRAM” ともようやくおさらばできる。新しく来るパソコンには、たっぷりと8GBのメモリーを積んだ。これだけあれば、おそらくパソコンを廃棄するまで増設は必要ないだろう。もし仮に増設が必要になったとしても、すでに主流となっている DDR3 メモリーであれば、容易にしかも安価に入手できると信じている。

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2010/06/18

スーパーマリオギャラクシー2の途中経過 と 3DS

 発売日に遊び始めた 『スーパーマリオギャラクシー2』 は、10日ほどのプレイでエンディングにたどり着いた。

 その後、スーパーマリオブラザースWii と同じように追加ステージが現れ、そこも含めてそれまでのステージのやりこみ要素(かくしスターや流星コイン)を集めれば、これで スーパーマリオギャラクシー2 をコンプリートできると思っていた。

 しかし、すべてのやりこみ要素をクリアしても、大マップに表示されないステージが一つぽつんと残った。

 「あれ?どうやったら出せるんだ?」

と思って、ヒントを頼りに再度最終ステージをクリアすると・・・。

 それまでゲットしたスターと同じ数の新たなスターがすべてのステージに出現したではないか。coldsweats02
しかも挑戦してみると、どれも一筋縄ではいかないところに追加スターが配置されている。
○| ̄|_

 現在も、最終的なコンプリートに向けて、追加スターを必死になって集めている最中だ。手がけたゲームは、最後までクリアしないと落ち着かない性格が災いしている・・・。

 

 さて、海外のショーで 『Nintendo 3DS』 が発表になった。

 私は以前より、『アバター』 のような固定視点での3D映像(立体映像)には、批判的な立場をとってきた。例えば、こっちの記事とか、こっちの記事とか。

 その一方で、見た目は2D(平面)でも、視聴者の視点によって見る位置が自由に変えることのできるこちらの技術を、私は高く評価している。

 そして、今回発表された Nintendo 3DS は、私が評価できる後者の技術を具体的に製品化したものだと感じた。

 まず、裸眼で立体視できるのがいい。普段、メガネをかけて生活している私にとって、メガネの上にメガネをかけるのは苦痛でしかない。

 そして、Wii のニンテンドーチャンネルで見た社長との対談でわかったことは、3DS がモーションセンサーとジャイロセンサーを持ち、ゲーム内の見える範囲を 3DS 本体の上下左右の移動に連動させることができるということだ。これは一昔前に大型ゲームセンサーに置かれていた、ヘッドセットモニターを使ったバーチャルリアリティ装置と同じ仕組みだ。

 しかも、上述した Wii を使った疑似立体視と違い、3DS では実際に立体視で見ることができるのだ。これはもう、私が期待していたモノといってよい。

 この Nintendo 3DS は来年3月までに発売されるらしい。

 私が発売開始と同時にゲーム機本体を買ったのは、2000年の PlayStation2 が最後だ。それ以降、ゲーム機本体を買うのは、遊びたいゲームが発売された時だった。

 そして 3DS は、PS2 以来11年ぶりに発売開始と同時に欲しいと思わせてくれたゲーム機となった。

 今後、より詳細な情報が入ってくると違った気持になるかもしれないが、今のところ Nintendo 3DS は予約してでも発売開始日に入手したいモノ、となっている。

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2010/06/14

カシューナッツ

 何がきっかけで好きになったのかは、よく覚えていない。ただ、子どもの頃から 『カシューナッツ』 が好きだった。ピーナッツでもアーモンドでもなく、カシューナッツのあの独特の甘みが好きだ。子どもの頃から、ミックスナッツの袋や缶から カシューナッツ ばかりを選んで食べていたことを覚えている。同じようにカシューナッツが好きなお袋と、よく奪いあって食べていた。catface

 最近は、行きつけのスーパーで安くカシューナッツの袋詰めが売られているので、ときどきその袋入りを買ってきては、おやつで食べたり、料理に使ったりしていた。

 ぜんぜん関係ないが、スターバックスコーヒーで私がいつも注文するのは、ヘーゼルナッツ入りのラテ だったりする。

 

 ある日、なんとなく 『カシューナッツ』 をググってみたら、ナッツ類を専門に扱っている店が引っかかった。

 そして、そこではじめて気付かされたのは、店頭で売られているカシューナッツのほとんどが 「ローストされている」 ということだ。しかもたいていは塩がふられている。

 ところが、ここで売られているカシューナッツは、『生』 と注意書きされているように、ローストされていないタイプだ。わざわざ、

カシューナッツ(生)をご注文されたお客様より「湿気ている」「古いのではないか」といったご意見を頂く場合があります。

と注意書きされているほどだ。

 だが、以前から塩分が気になっていた私にとっては、『無添加』 は願ったり叶ったりだ。さっそく、注文をして取り寄せた。

 

 初めて口にした 『生』カシューナッツ の食感は、あらかじめ言われていなければ、たしかにちょっと 「湿気ってるかな」 と思わせるモノだった。でも私は、その湿っぽさはぜんぜん気にならなかった。

 それよりも、カシューナッツ独特の甘みをより強く感じられて、大変満足している。

 1Kg を買ったのだが、テレビを見ながらつまんでいたりして、1週間程であっという間に無くなってしまった。当然のごとく、その後すぐに再注文してしまった。

 おいしいものが安く買えて、満足度は極めて高いのだが、困ったことがひとつある。調子に乗ってこの 生カシューナッツ をポリポリ食べていると、あっという間に体重が増えてしまうのだ。

 私は毎日 WiiFit で体重を記録しているので、「あっ、ちょっとカシューナッツを食べ過ぎたかな?」 と思うと、翌日の体重は確実に増えている。ナッツ類はカロリーが高いので当然なのだが。

 それでも、

コレステロールや中性脂肪を下げ心臓病を予防、ナッツの王者ピスタチオの実力 (Gigazine)

という報告もあるようなので、「私は体に良いものを食べているんだ」 と自分に言い訳をしつつ、今は体重が増えない程度に、毎日すこしずつ カシューナッツ をつまんでいる状況だ。少しずつ食べる方が、体重にも優しいし、懐にも優しい。coldsweats01

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2010/06/05

スーパーマリオギャラクシー2、ファースト・インプレッション

 スーパーマリオブラザースWii (以後、“ブラザース”) に続いて、『スーパーマリオギャラクシー2』 (以後、“ギャラクシー”) を5月27日の発売当日に入手した。これまで1週間ほど遊んで、ワールド4に入ったところまで進んだ。だいたい全体の3分の1といったところだろうか。

 ワールド3までで、ギャラクシー の主な要素のチュートリアルが終わった感じで、ワールド4からいよいよ本番開始かなと思っている。

 まだ ギャラクシー のすべてを遊んだわけではないので、今回はファースト・インプレッションという気持ちで記事にした。

 

 まず感じたのは、「3D空間になったけど、やはりこれはまちがいなく スーパーマリオ だな」 ということだった。この感覚は、はるか以前に ニンテンドー64 で初めて 3D になった 『ゼルダの伝説』 をプレイしたときにも感じたモノだ。

 1986年に初めて遊んだ ゼルダの伝説 は、同年に発売された ドラゴンクエストI と並んで、私のゲーム人生に多大な影響を与えたゲームだった。ゲームキューブ版の ゼルダの伝説 が発売されたときは、そのためだけにゲームキューブを一緒に買ったほどだ。

 その 3D版 ゼルダの伝説 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』 を初めてプレイした時、それまで2次元のドットでしか表現されていなかったモノが、質感のある立体で表現された。見た目には全く別物にしか見えないはずなのに、その動きやプレイ感覚は 「あ~、ゼルダの伝説だ。」 と感じずにいられなかった。そして、「ファミコン当時の開発者も、こんな感じで作りたかったんだろうなー』 とどうでもいいようなことを考えながらプレイしていたことを、今でも覚えている。

 

 で、かんじんのプレイした感想なのだが、基本的に私は 「おもしろい」 と感じている。

 ただし、ギャラクシー と ブラザース では、おもしろさにかなり違いがあるように思う。

 ブラザースでは常に制限時間があることでわかるように、基本的には “いかにドット単位で正確に操作をして、短時間でコースをクリアするか” に重点がおかれている。

 それに対して ギャラクシー では、一部のイベントを除いて制限時間は設けられておらず、“スーパーマリオギャラクシー世界での行動をじっくりと楽しむこと” に重点がおかれているように思う。

 だがその、ギャラクシーの 3D 空間での操作という点が、楽しめる人を限定しているようにも思う。

 ブラザースでは、重力が常に上から下に向かってかかっているため、“ジャンプは上に”、“落下は下に”、というルールは普遍だ。ところが、ギャラクシーでは重力が引っ張る方向が一定していない。画面内でマリオが逆さまになり、ジャンプするとマリオが下方向にジャンプすることが頻繁に発生する。

 プレイをしている自分に実際にかかっている重力の方向と、画面内でのマリオに掛かっている重力の方向が反対になるのだ。これはかなり気持ち悪い。人によっては、そういう場面を見続けるだけで、車によったような気持ち悪さを感じたりするのではないかと思った。

 とはいえ、その重力が掛かる方向が変化することで ギャラクシー が面白くなっているのも事実だ。大きく伸びた柱をヒップドロップで押し込んでやると、反対側に柱が伸びて、目的地に到達できるようになるとか、どこから地中に潜れば、うまく反対側の目的地に到達出来るのか、とか、ブラザースでは味わえないおもしろさを味わえる。そういった仕掛けを遊んでいると、私なんかは 『ルービックキューブ』 を思い浮かべてしまう。その意味で、物事を立体的に考える訓練として、この ギャラクシー は使えるんじゃないかと、思ったりもした。

 そういえば、「あの ?ボックス はどういうふうに浮いてるの?」 といったどうでもいいような疑問に対して、「おぉ、空間に ?ボックス が浮いてるぜcoldsweats01」 というような、変な感動を与えてくれた。

 

 プレイしていて、「遊びにくいな」 と気になった点もあった。それは、「視点を強制的に切り替えられてしまう」 ことだ。

 ギャラクシー では、場所によって、プレーヤーが自分に視点を動かせる箇所がある。正確にジャンプしたいときには、マリオの後ろからの視点よりは、マリオを横から見て、ブラザース のような形にした方が、プレイしやすくなる。

 ところが、視点を強制的に切り替わるポイントがゲーム内で決まっていて、プレーヤーによる視点の変更が、その切り替えポイントでは強制切り替えが優先されてしまう。せっかくジャンプしやすいように横から視点にしたのに、ジャンプしようと進んでいくと、強制的に後ろから視点に切り替わったりするのだ。

 これは単に見やすい・見にくいという問題だけでなく、操作のフラストレーションにつながる。横から視点でマリオを進ませるにはレバーを右に倒す。ところが、少し進むといきなり視点がマリオの後ろに切り替わる。後視点では、マリオを進ませるのにレバーを前に倒さなければいけない。レバーを右に倒したままでは、マリオは右に進んで崖から落ちてしまい、プレイにならなくなってしまう。

 もちろん、おそらくそのあたりのことは、開発者たちも十分にわかった上で今の仕様になったことは容易に想像がつく。というのも、視点の切り替わり方がうまく考えられている場合の方が圧倒的に多いからだ。例えば、木の周りの円形状ステージでは、視点が常にマリオの横になるように移動するため、プレイヤーはレバーを左右に倒すだけで、マリオをステージから落とすことなく進めることが出来る。

 このことは、3D形式のゲームが発売されるようになってずいぶん経つが、いまだに 3D 空間を “簡単に” 操作できる手法が確立されていないのだな、ということを私に教えてくれる。すべてをプレイヤーの手に委ねる方法は、自分視点のサバイバルゲーム系ゲームで使われており、実用になっている。しかし、すべてをプレーヤーに任せる操作系が、ライトプレイヤーの多いプラットフォームで通用するとは思わない。

 

 色々書いたが、とりあえず自分は最後まで遊ぶつもりだし、遊べるだけの楽しさはあると感じている。ブラザース をプレイした時と同様に、すべてのスターやコインを一つ一つ確実に集めつつ、先に進んでいる。

 いくつかのステージでは、最初にプレイしたときに 「なに?これ?無理!」 と思っても、何回か、何十回かトライしていけば、やがてクリアできるようになっている。そのへんのバランス調整は、「やはり任天堂」 と感心してしまう。やはり ギャラクシー も 『スーパーマリオ』 なだということにも。

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