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2010/07/28

Windows 7 で使い方が変わった (その2)

 Windows XP から Windows 7 になってから使い方を大きく変えたもう一つは、「デスクトップ」 だ。これには、Windows XP での 「タスクパネル」 と Windows 7 の 「ナビゲーション ウィンドウ」 が大きくかかわっている。

 

 Windows XP でフォルダーの左端に 「タスクパネル」 と呼ばれる、「選択したフォルダやファイルの種類に応じて、実行する可能性のあるタスクを表示してくれる」 ペインが表示される。

 Windows XP の開発者は、ユーザーがやりたい操作がよりわかりやすく、より簡単に行えるように作ったものなのだろうが、いかんせん私にとってはごくわずかに使えそうな項目もあるものの、大部分は常時表示される必要のない項目ばかりだった。必要のないものばかりならば、広い面積を使って表示するのは表示の邪魔であり、また表示するための処理も余計にかかるため CPU の邪魔にもなる。

 ということで、Windows XP のタスクパネルを私は使うことはなかった。そしてタスクパネルには、真っ先に消し去る機能という印象しか持っていない。

 

 タスクパネルと話は変わり、Windows 95 から採用されている 「デスクトップ」 についてだ。デスクトップ は極めて使い勝手の良い機能だ。

 デスクトップは常に表示されている。最前面ではないものの、クイック起動バー や Windows キー+D で簡単に全画面表示ができる。そのため、多くの人がそうやっていたように、私もよく使うプログラムのショートカットやよく使うサイトのショートカット、今編集中のドキュメントなどを置いていた。

 ただ、デスクトップに多数のアイコンを配置すると、再描画で多くの処理を必要とするため、処理速度の快適さでいうと、デスクトップには何も置かないのがよい。

 そうはいっても、やはりデスクトップに配置する利便性のほうが勝り、私も数十個のアイコンを常にデスクトップに配置していた。

 

 またまた話は変わり、Windows 7 は新しく買ったパソコンで使っており、新しく買ったパソコンのシステムディスクは SSD にした。SSD は書き換え可能回数がハードディスクほど多くなく、書き換えを行うと読み書きの性能が低下するケースもあるので、できるだけ書き込みを行わないほうが、本来の性能を長く使えると言われている。

 それなのに、SSD 内に実体があるデスクトップ上で、頻繁にショートカットを作ったり消したり、デスクトップ上のドキュメントを変更したのでは、SSD を頻繁に書き換えることになる。

 そこで、Windows 7 ではデスクトップにショートカットやドキュメントを置かないことにした。デスクトップには置かず、ハードディスク内に専用フォルダーを作って、そこにショートカットや作成中のドキュメントを置くことにした。これなら、デスクトップはすっきりするし、SSD に頻繁な書き換えもなくなる。

 プログラムやサイトのショートカットがなくなると、残された マイコンピュータ や ドキュメント、ごみ箱 ばかりがぽつんと残ってしまう。それならばいっそのことデスクトップのアイコンは全部消してしまえと、ごみ箱に至るまですべてのアイコンを非表示にした。

 

 デスクトップがすっきりしたのはよいが、問題となるのが頻繁に使うプログラムやフォルダーのショートカットへのアクセスだ。いちいち、スタートメニューからマイコンピュータを呼び出して、ハードディスクから階層を一つずつ降りて行ったのではめんどくさくて仕方がない。

 実は、デスクトップからショートカットを一掃する気になったのは、Windows 7 の 「ナビゲーション ウィンドウ」 の有用性に気が付いたからだ。

 ナビゲーションウィンドウは Windows XP におけるフォルダー構造がツリー構造で表示される 「フォルダビュー」 の発展形といえる。しかし、その使い勝手は、発展形の枠を超えて、もはや別物と言ってよいよほどの進化を遂げたように、私には思えた。

 まず、お気に入りのショートカットがトップに表示される。お気に入り=使用頻度が高いフォルダーなのだから、トップに配置されていて正解である。このお気に入りにフォルダーのショートカットを配置することで、デスクトップにフォルダーのショートカットを配置する必要が全くなくなった。フォルダーはたいてい一つは開かれているし、仮に開かれていなかったとしても、タスクバーのエクスプローラーアイコンや Windows キー+E を使ってすぐに呼び出すことができる。

 ライブラリーも使い方を覚えるとなかなかに味がある。昔からのしがらみというか、パソコンを入れ替える度に、古いパソコンで使っていたドキュメントやツール類を別にまとめて、新しく作ったドキュメントや新しくダウンロードしたツールは新規のフォルダーにまとめてきた。すると、同じような内容のフォルダーが複数できてしまう。もちろん、同じような性質のフォルダーはひとつにまとめればよいのであるが、場所をなんとなく体が覚えてしまっているため、今一つ一つにまとめる気が起らないのだ。

 そんな私のような使い方でも、ライブラリーを使えば、似たような性質のフォルダーをひとまとめに扱えて、かつ実態は別々のままにしておける。なんとも素晴らしい。

 ナビゲーション ウィンドウの一番下には、従来型のフォルダーの構造をツリーで表示するパートもある。それすらも、従来のように強制的にフォルダーの表示が同期されるのではなく、中身が表示されているフォルダーとは無関係にツリー構造は折りたたまれたままになっている。ツリー構造が中身の表示と同期するのは、便利なように見えて、階層が深くなるとやたらと長いツリー構造となってしまうため、かえって役に立たないことのほうが多い。

 

 いずれにしろ、ナビゲーション ウィンドウ があるおかげで、デスクトップに配置していたショートカットたちは、デスクトップ以外に格納された。

 今や私のデスクトップに表示されているのは、デスクトップ ガジェットだけとなった。

 ちなみに、Windows XP で私はこれっぽっちも使わなかったタスクパネルは 「ツールバー」 となり、邪魔者の汚名を返上して、邪魔にならずに 「新しいフォルダーの作成」 といった有用な機能を提供してくれるようになった。同様にタスクパネルにあったものの、下のほうに隠されて気づかれることの少なかった詳細表示も、フォルダーウィンドウ下部の 「詳細ウィンドウ」 としてちゃんと見てもらいえる位置に居場所を確保していた。

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