« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月の13件の記事

2010/08/30

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第8段階)

 今回購入したファンやその他について、騒音の観点を中心に個別に感想を書いてみる。

 

AINEX CFZ-120PM

 CFZ-120PM の仕様によれば、「最大回転数 1600rpm」 の時 「最大風量 69.53CFM」、「騒音 26.8dB(A)」 となっている。

 では、実際に最大回転で回した時の体感の騒音はどうか。実は、私の使い方では、CFZ-120PM の騒音があまり気にならない。

 今の私の使い方では、CFZ-120PM と CPU クーラー付属のファンが連動している。そのため、CFZ-120PM が最もうるさいときは、CPU クーラー ファンも最もうるさくなる。つまり、パソコンを操作している私に、より近い位置に、より大きな音を立てる CPU クーラー ファンがあるため、CFZ-120PM の騒音は私の場合は、ほとんど問題にならない。。

 では、より問題となる CPU クーラー ファンの騒音はどうか。CPU クーラー ファンの仕様は、「最大回転数 2500rpm」 の時 「最大風量 55.55CFM」、「騒音 31.07dB(A)」 となっている。

 この CPU クーラー ファンが長時間我慢できる騒音を出す最大回転数は、私のケースではおよそ “1800rpm” だった。出力割合で行くとおよそ 70% となる。この70%を CFZ-120PM の回転数で計算するとおよそ “1100rpm” となる。同じメーカーの同形状のファンの仕様が 「1000rpm/14.2dB(A)」 および 「1300rpm/20.8dB(A)」 となっている。すると、“1100rpm” であれば “20dB(A)” 以下となると予測される。20dB(A) 以下であれば、十分に静かだといえる。

 

SilverStone SST-AP121

 SST-AP121 はフロントの上部に設置されている。位置的に言えば、私に一番近いところで使われているわけだ。それだけに音も気になりやすい。

 SST-AP121 は、CPU クーラー ファンとは別方式で制御されているため、CPU クーラー ファンの騒音に SST-AP121 の音が隠れないケースがでてくる。また、パソコン ケースに付属していたファンが最大回転数 1200rpm に対して、SST-AP121 は最大回転数が 1500rpm のため、同じ出力割合ならば SST-AP121 のほうが回転数が高くなり、騒音も大きくなる。

 ただ、仕様上では、SST-AP121 の騒音値が “22.4dB(A)/1500rpm” なのに対して、付属ファンは “25.2dB(A)/1200rpm” だ。ということは、回転数が高くても SST-AP121 のほうが静かなはずなのだが、現実には同じ出力割合であれば、SST-AP121 のほうがうるさく感じる。

 その SST-AP121 の騒音が気にならなくなる回転数は、私のケースではおよそ “900rpm” だった。1000rpm でも耳を澄ませると 「ブーン」 という小さな風切り音が聞こえてくる。1200rpm になると、風切り音ははっきりとわかる。1500rpm では、常用したくない程度の大きな音となる。

 私のケースでは、出力60%で約 1000rpm、出力50%で約 900rpm となるので、日中の周囲の雑音が大きいときは、出力60%で使い、夜に周囲が静かになり気温も下がってくると出力50%で使うことが多い。

 売りとなっている 『送風の直進性』 については、残念ながらはっきりと感じることはできなかった。

 パソコンに取り付けた後、側面カバーを開いた状態でパソコンを起動させて、SST-AP121 が風を送っているはずの位置に手を当ててみたのだが、今一つはっきりと感じることはできなかった。

 もしかしたら、フロントパネルを外して、吸気側のフィルターも外して、吸気抵抗を減らせばあるいはもっと直接的な送風を感じられるのかもしれない。しかし、吸気フィルターまで外したのでは、内部に埃がたまりまくるので、さすがにそこまでやるつもりはない。

 

ハードディスク冷却ファン+ファン コントローラー

 2台のハードディスクを1基のファンで冷却する形にしたわけだが、結果は全く問題がなかった。ハードディスクの温度は、気温が高いときで 37℃ 程度で、40℃を超えるようなことはない。

 一晩、ファイルの並べ替えを含めて長時間のデフラグを行った場合でも、残されたグラフを見る限り、ハードディスクの温度が 37℃ を超えることはなかった。

 ちなみに、安物のファン コントローラーのため、出力を最大にしても損失があり、ファンの最大回転数は出ない。現在使っているファンの場合、「最大: 1170rpm、最小: 690rpm」 となっている。

 仕様上の最大回転数が出てないせいか、ファン コントローラーのつまみを最大にしても、ファンから耳障りになる音がしない。とはいえ、つまみを最小にすれば対象のファンは実質的に無音になるため、ハードディスクを十分に冷やすことができる限りは、ファン コントローラーを最小出力で使っている。

 

 今回のファンの増設で、とりあえず 「より高い冷却能力」 と 「多少の静音性」 が得られた。よって、今の状態で使い続けることに何の問題もない。何の問題もないが、しかし、面白味もなくなってしまった。

 ファンをいろいろ調べていて、興味をそそられるファンはまだまだある。今後チャンスがあれば、いずれも高価だが評価も高いこれらのファンを使ってみたいと思っている。

SANYO DENKI 12cm FAN SF12-S4

Noctua NF-P14 FLX 14cm 1200rpmファン

Coolink SWiF2-1201

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/27

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第7段階)

 今回は、ファンの騒音の話を中心に書きたいと思う。

 ファンの数が増えれば、それだけ騒音の元を増やすことになる。一般論で言えば、冷却性能を高めるためにファンを増やせば、「静音」的には不利になる。

 しかし音の場合、例えば 20dB(A) のファンが2基あったからといって、騒音の合計が 40dB(A) になるわけではない。この場合は、約 “23dB(A)” となる。計算式はこちらに記載されているので、必要があれば自分で確認していただきたい。音の場合、3dB(A) 増減が大きさの倍半分に対応するので、20dB(A) × 2 が 23dB(A) というの知っている人ならすぐに出てくるものらしい。

 それでは、30dB(A) のファン1基と、25dB(A) のファン2基を比べるとどうだろう。25dB(A) のファン2基のほうが騒音は小さくなるのだ。経験的にもなんとなく理解できるのではなかろうか。ちなみに 25dB(A) が2基だと計算上は約 28dB(A) となる。

 同じ大きさのファンの風量と騒音の値を仕様書から拾っていくと、風量を多くしようと回転数を上げると、急速に騒音が大きくなる。1dB(A) 当たりの風量は、騒音が低いほど多くなる。

 何が言いたいかと言えば、数少ないファンを高速で回して一つ一つの騒音を大きくするよりも、低速で回る数多くのファンを使う方が、トータルとして静かなパソコンになる可能性が高いということだ。

 今回私は、パソコンの吸排気ファンの数を3基から、5基に増やした。そのおかげで CPU、マザーボード および ビデオカードの温度を下げることができた。もっとも、厳密に言うと、CPU クーラー ファン、ビデオカード上のファン、電源内ファン もあるため、元々6基あったファンを8基にしたことになる。3→5 に比べれば増加の割合は少ないようにも見えてしまう。

 吸排気ファンが3基の時は、出力80%から全開に近い回転数で各ファンを回さなければ CPU やマザーボードの温度をなかなか下げられなかった。それに対して、ファンを5基に増設した後は、日常的な使用であれば、出力60%以下の回転数で十分に CPU やマザーボードの温度を下げることができている。その差は大きい。

 この 【60%】 という値だが、この値になったのにも理由がある。

 私のパソコンの場合、

PWM 制御 CPU クーラー ファン
リア排気ファン
電圧制御 フロント上吸気ファン
側面吸気ファン
上部排気ファン
ファン コントロール フロント下吸気ファン

と、ほとんどのファンの回転数が制御できる。しかし、制御できないファンが一つある。それは、

    電源内蔵ファン

である。電源に内蔵されているファンは、電源が電源内部の温度で独自に制御しているため、外部からは制御できない。結果として、電源内臓ファンの出す騒音以下にはパソコンを静かにすることはできない。

 (ビデオカードのファンも通常はビデオカード任せになっているのだが、ビデオカードを高負荷で使わない限りほとんど無音のため、今回はあえて外している。)

 そこでなにをやったかというと、手動で制御できるすべてのファンの回転数を落としていき、電源内臓ファンの音だけが聞こえる状態を作った。そこから、それぞれの制御について順番に回転数を上げていき、電源内臓ファンとは異なる音が聞こえ始める出力割合を記録していった。

 そして、電源内臓ファンの騒音に隠れて聞こえない範囲の最大回転数が、いずれもおよそ 60% だったということだ。

 次回は最終回として、個別のファンについての感想を書くつもりだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/25

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第6段階)

 ファンの大規模な配置転換を終え、また新たに追加した SilverStone SST-AP121 も当初の計画通りに設置した。

 その SST-AP121 の効果であるが、いちおう、あった。CPU の温度がアイドル時、高負荷時、共に2℃程度下がった。SST-AP121 の効果であることを確認するために、SST-AP121 を停止した状態で CPU の温度を確認した後、SST-AP121 を全開にして CPU 温度の低下を確認した。もっとも、SST-AP121 以外では試していないので、SST-AP121 だったからこそ CPU の温度が下がったとまでは言えない。

 

 ここであらためて今回行った変更と結果を、簡単にまとめてみた。

  1. 付属のファンのみ (フロント2基+リア1基)
  2. 付属ファン+AINEX CFZ-120PM (フロント2基+リア1基+サイド1基)
  3. 付属ファン+CFZ-120PM (フロント2基+リア1基+サイド1基)+厚紙カバー
  4. 付属ファン+CFZ-120PM+SST-AP121 (フロント2基+リア1基+サイド1基+トップ1基)+厚紙カバー

というそれぞれの条件での結果を、大まかにまとめると下の表のようになる。ただし、精密に測定したものではなく、おおよその傾向を示すものである。

CPU
条件 アイドル時 高負荷時 マザーボード ビデオボード
1. 50℃ 70℃ 42℃ 50℃
2. 50℃ 70℃ 38℃ 47℃
3. 48℃ 68℃ 38℃ 47℃
4. 46℃ 66℃ 38℃ 47℃

 (室温は正確には記録していない。いずれも最高気温が35℃を超えた日の日中に測定。室内はおそらく30℃前後だったと思われる。
 高負荷は、Windows Live ムービー メーカーを使ってかけた。DSC-HX5V で撮影した約3分間の動画を、ムービー メーカーを使って 1080p の WMV に変換する作業を行った。変換時間はおよそ3分。変換中に一番高い温度を示した。)

 今回、2基のファンを追加することで、CPU、マザーボード(チップセット) そして ビデオカードの温度を、3℃~4℃ 下げることができた。これだけだと、かけた費用に対して十分な効果がなかったようにも見える。

 だが、もう一つ重要な要素が残っている。『騒音』 問題だ。

 次回は、騒音問題を中心に話をしたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/23

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第5段階)

 新しく買った 12cm ファン SilverStone SST-AP121 を取り付けるにあたって、これまでついているファンの配置も、大幅に配置転換することにした。

 

 まず、買ってから吸気向けでないと思った AINEX CFZ-120PM を 【リア排気ファン】 にまわす。CFZ-120PM は、CPU クーラー ファンと同じく PWM 対応で、CPU クーラー ファン用端子を分岐させてつないでいる。なので、CPU の温度上昇で CPU クーラー ファンが送る風量が増えた分だけ、リアからの排気量も増える。つまりは排熱量が増やせると考えた。さらに、パソコン ケース付属のファンが最大 1200rpm に対して、CFZ-120PM は最大 1600rpm という点でも、排気量≒排熱量を増やせると考えた。

 リアについていた付属ファンは、【上部排気ファン】 とした。上部からの排気はそれほど必要だと思っていないのだが、吸気ファンが3基に対して、いくら排気量が上がっているとはいえ排気ファンが1基では、吸気と排気のバランスが取れないと考えた。そこで、増えた分のファンを上部に排気ファンとして取り付けた。

 新たに購入した SST-AP121 は、【フロント上部吸気ファン】 として取り付けた。以前のフロントファン2基は、下と真ん中に取り付けてあった。そのうち真ん中に取り付けてあった付属ファンと SST-AP121 を入れ替えた。取り付け場所も DVD ドライブの真下まで上げた。すると、SST-AP121 が送風する先にちょうど CPU クーラーが位置することになる。

 現在使っている SSD と ハードディスクは、SSD 1台 と ハードディスク 2台 だ。SSD の発熱はほとんどないため、2台のハードディスクを以前は2基のフロント ファンで冷却していた。フロント ファンのうち1基はすでに述べたように、CPU の冷却用にハードディスクから離した。よって、付属していたフロント ファン1基で2台のハードディスクを冷却することになる。そこで、2台のハードディスクを近づけて、下のフロント ファンは、2台のハードディスクに均等に風があたる位置に 【フロント下部吸気ファン】 として設置した。

 なお、ケース ファン の新設と配置転換をするにあたって、実は事前に ファンコントローラー を準備していた。CPU の温度とハードディスクの温度は必ずしも連動しないため、ハードディスクの冷却用ファンを独立してコントロールするためだ。

 フロントについていた付属のファンのうちの1基は、以前 CFZ-120PM が設置してあった 【側面下吸気ファン】 として設置した。

 

Rebel903_2

 以上の配置転換をして変わった吸排気を模式的に示すと、左の写真のようになる。(クリックで拡大)

 フロント下部からの吸気は、主にハードディスクを冷却。側面下部からの吸気は、主にマザーボードのチップセットとビデオカードを冷却。そして、フロント上部の吸気が、CPU クーラーへの外気の供給。という形が出来上がった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/20

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第4段階)

 前回は、リア排気ファン から CPU クーラーにかけて、カバーをかけることで CPU クーラーから出た熱を優先的に排気して、CPU の温度を下げることに成功した。

 また、自然排気すると思われていた側面上吸気口の一部から、実は CPU クーラーのファンにより自然吸気が起っているのを確認した。つまり、前面や側面からの3基のファンによる吸気も、CPU クーラーのファンによる局所的な吸気に対応できていないことがわかった。

 

 もっと効率的に CPU クーラーに外気を供給するにはどうしたらよいか。それだけを考えながらパソコン ケースを眺めていたら、あることに気が付いた。

R9proejp07ll

 左の写真は、やはり日本の代理店にあったケースの写真を拝借したものだ。前面のパネルを取り外して、正面から見た写真だ。(クリックで拡大)

 手前がフロントで、奥がリアになる。フロント ファンが2基ついており、奥にリア ファンが見える。実際にマザーボードと CPU を組み込むと、フロントの空いた小窓から、リア ファンの手前に CPU クーラーが見える。

 この状態を見て、はっと思いついた。フロント上部に吸気ファンを設置して、CPU クーラーのファンまで直接外気を送り込んでやれば、CPU 温度をさらに下げられるのではないかと。

 そのアイデアを思い付いたのは、以前に 12cm ファンを追加するために、いろんな 12cm ファンを調べている時に、このファン

SilverStone Air Penetrator SST-AP121 SilverStone Air Penetrator SST-AP121

を目にしていたからだ。

 前に AINEX 12cm ファン CFZ-120PM を買った時は、PWM 対応のファンを探していたため、SST-AP121 は選択肢に入っていなかった。それでも、メーカーが YouTube まで使って積極的にその特徴をアピールしていたので、強く記憶に残っていた。もちろん、あちこちの情報サイトやブログ、掲示板からも情報を拾っている。それらの情報を総合すると SST-AP121 は、

  • 宣伝文句通りに風は遠くまで届く
  • 回転数の割には風量は少ない
  • 最大回転数だと騒音は大きめ
  • 吸い込み口にフィルターがあると風量が落ちやすい

ということのようである。

 今回私がやろうとしているのは、“前面パネルのフィルター付きの場所に吸気ファンとして設置する” という内容なので、客観的に見れば、この SST-AP121 は適さないということになる。しかし、サーキュレーターのように遠くまで空気を運ぶ特徴を持つこのファンが、どこまで本当なのか自分の目で確かめたい欲求のほうが、客観的な判断より勝ってしまった。

 好奇心に従って、SST-AP121 を1基買ってしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/18

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第3段階)

 前回、12cm ファン 1基を側面下吸気口に取り付け、そこから吸気することで、マザーボード (上のチップセット) と ビデオカード の冷却に成功した。しかし、肝心の CPU の冷却には成功しなかった。

 

 ここでいったん考えを切り替えることにした。

 たしかに発熱している対象を冷やすのに、外気を当てることは重要である。と同時に、温まった空気を外に放出することもまた重要だ。温まった空気がパソコン内部に停滞していれば、効率よく外気がパソコン内部に入っていかない。内部にとどまった暖かい空気を再度冷却フィンを通すだけでは、発熱対象は冷えない。

 そこで、CPU クーラーを通過して温まった空気を優先的に排気することを考えた。

Dimen_8200_fan

 その元となったアイデアは、以前に使っていた DELL のパソコンだ。以前使っていたパソコンは古い設計のため、吸気ファンも CPU ファンも付いていない。リアの排気ファンのみが付いている。CPU にはファンのついていないヒートシンクのみがつけられている。上の写真のようなリアファンから内部に伸びるカバーが CPU のヒートシンクを覆い、内部の空気がヒートシンクを通って排熱されるような仕組みだった。

Rebel902

 そこで、リアの排気用ファンから CPU クーラーに向かってカバーに相当するものを厚紙で設置してみた。左の写真の灰色の四角い部分がそれにあたる。側面吸気口のある手前側と上面排気口のある上側に設置した。

 マザーボードのある奥側とビデオカードのある下側は解放しているもの、外気を吸気しやすい側面上吸気口と上面排気口から、リア排気口を分断する役割は十分に果たしていると思われる。

 実際にパソコンを起動させて、各部の温度をみた。はたして、CPU の温度が2℃ほど下がった。カバーを付ける前は 50℃~51℃ ぐらいだった CPU 温度が、カバーを付けることで 48℃~49℃ になった。

 前面と側面下の吸気は、カバーをつける前と同様に行っているため、ハードディスク、マザーボード と ビデオカード の温度が上がることはなかった。

 面白いのは、側面上の吸気口の挙動だ。

 側面下から大量に吸気しているため、側面上の吸気口からは自然排気すると思っていた。ティッシュの切れ端を側面上吸気口に近づけると、確かに向かって左 (リアファン近く) の部分は排気していた。ところが、同じ側面上吸気口の右側 (フロント側) では自然吸気しているのだ。

 どうやら、側面上吸気口の右側は、CPU クーラーのファンに近いため、CPU クーラー ファンの影響で吸気口として働いているようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/16

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第2段階)

 前回の記事で、CPU や マザーボード の温度を下げるために、12cm ファンを追加することにしたところまで書いた。

 最近のパソコン ケースの多くは 12cm ファンを使うため、12cm ファンにはバリエーションが多く、一つ選ぶのに結構苦労した。

 今回は、CPU の温度を下げることを主目的としたので、CPU ファンと連動して回転数が変わるように、PWM (パルス制御) 対応のファンを買うことにした。

 PWM 対応の 12cm ファンに絞っても、すぐ手に入る種類は10種類近くに上る。その中から今回私が選んだのが、

AINEX 12cm ファン CFZ-120PM AINEX 12cm ファン CFZ-120PM

 だ。強い理由があってこのファンを選んだわけではない。CPU クーラーに SCYTHE 鎌風の風PWM 9cm が付いていたので、他のメーカーのファンを試してみようという理由が一つ。あとは、カタログスペックと値段の兼ね合いで決めた。

 ただ、CFZ-120PM を買い使い始めた後に知ったことなのだが、CFZ-120PM の羽の形状が静音性に優れているものの、空気を押し出す力 (静圧) が弱い形状であることに気がついた。そのため CFZ-120PM を、後々に吸気ではなく排気に使うことになる。しかし、今回、この時点ではまだ側面からの吸気に使っている。

 

Rebel901

 再度、前回と同じパソコンケース内部の写真を表示する。繰り返しになるが、この写真は日本の代理店のサンプルを拝借したものに、私が手を加えたものだ。

 最初、CFZ-120PM を予定通り、側面 吸気口に吸気方向で取り付けた。すると、サイドフロータイプの CPU クーラーの真上から、CFZ-120PM が風を吹き付ける形となる。しかも、CPU クーラーと CFZ-120PM の間にほとんど隙間がないため、CPU クーラーにはかなり強い風が吹き付けられる。

 CPU クーラーに直接外気を当てているのだから、CPU の温度が一気に下がってもよさそうなのだが、残念ながら、CPU の温度は下がらなかった。

 思うに、CPU クーラーのフィンは、マザーボードと平行に積層されている。そのため、CFZ-120PM からの風は、CPU クーラーの最上位のフィンにしか当たらない。しかも、12cm ファンは CPU クーラーのフィンのサイズより大きいため、CPU ファンの前後左右すべての方向に風を吹き付ける形となっている。ここからはあくまで私の推測なのだが、強い風が CPU クーラーの前後左右に吹き降ろされるため、CPU クーラーのファンからフィンに送られる風の流れを乱しただけで、CPU の冷却効率を上げなかったのではないか。

 

 効果がないものを付けていてもしょうがないので、CFZ-120PM を今度は、側面 吸気口に吸気方向に取り付けた。パソコン ケースの真ん中を仕切っているような形になっているビデオカードの下に風を送る感じだ。ビデオカードにも、専用のファンが付いている。ビデオカードのファンは、下方向から吸気して前後に排気する形になっている。その、ビデオカードの吸気側に外気を送り込むので、ビデオチップの冷却に期待した。

 実際、ビデオチップの温度が数℃下がった。そして、それよりも驚いたのは、マザーボードの温度も数℃下がったのだ。

 それまで、マザーボードの温度は、CPU 周辺にあるチップの温度を示しているとばかり思っていた。しかし、改めてマザーボードの説明書をよく見ると、マザーボードの説明図で右下のあたり、上の写真で言えば、ビデオカードの右下のあたりに 『Intel P55』 と書かれていた。マザーボードの温度は、この Intel P55 と書かれたチップの温度を示していると、その時初めて理解した。○| ̄|_

 となれば、CFZ-120PM の取り付け位置は、側面下の吸気口に決まった。

 側面下の吸気口から吸気を増やした時に、気になったのは前面からの吸気とそれにより冷却されているハードディスクの温度だ。

 しかし、それも杞憂に終わった。CFZ-120PM を側面下に取り付けた後も、ハードディスクの温度は変わらなかった。前面のファンがハードディスクに近接して風を送っている効果が大きいようだ。

 

 今回の CFZ-120PM の増設は、マザーボード と ビデオカード の冷却には効果があった。しかし、当初の目的である CPU の冷却には効果がなかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/13

パソコン内の冷却をいろいろ試した (第1段階)

 7月になって連日の最高気温が35℃を超える猛暑日が続くようになった。エアコンのない我が家では室内も猛暑日だ。幸い、室内を風が抜ければ、体感温度はぐっと下がる。自然の風がなくとも、扇風機を回せば、まぁ、なんとかなる。それでもだめならば、水風呂に入って火照った体を冷やす。

 しかし、パソコンはそうはいかない。いくら外気を当てたところで、空気の温度が変わるわけではない。ましてや水風呂につけるわけにもいかない。

 

 私のパソコンのケースは、“Sharkoon ミドルPCケース SHA-R9PROE-JP ブラック” だ。このケース、本来はケースファンがオプションなのだが、なぜか日本向けの製品には、

  • フロントファン: 2基
  • リアファン: 1基

が付属している。ただし、ファンの性能は高くなく、

  • 回転数: 1200rpm
  • 騒音値: 25.2dB(A)
  • 最大風量: 34.8CMF

という、12cm ファンとしてはむしろ風量が少ない割には騒音が大きいファンとなっている。

 それでも、マザーボードに付属の “PC Probe II” を使って監視している限りでは、CPU や マザーボード の温度は40℃前後で推移していた。そのため、特にファンの性能不足は感じていなかった。また、ファンの出す騒音についても、やはり ASUS の “Fan Xpert” を使い、アイドル状態ではファンの回転数を落としている。ファンの騒音が気になるのは、なんらかの重たい作業を行っている時だけだ。

 ところが連日の猛暑で、CPU や マザーボード のアイドル時の温度もどんどん上がるようになってしまった。特に、マザーボードの温度が常時40℃を超えるようになってしまったため、「これはまずい」 と思い、何らかの対策を施すことにした。

 

 いきなり追加のファンを買って増設しても、万が一効果がないと悲しい思いをするため、まずは手持ちの余っている 9cm のファンでいろいろ試すことにした。大昔に古い PC 用に買ったものだが、回転数が高すぎて騒音もひどかったため、買ったままお蔵入りしていたファンだ。なので、9cm と付属のファンよりも小型だが、風量は付属の 12cm ファン以上ある。

 パソコンケースでファンのついていない吸気口は、

  • 側面 x 2 (上、下)
  • 上面 x 1

と3か所ある。

Rebel901

 左の写真 (クリックで拡大) は、代理店の実装例写真だ。私のパソコンと装着されているパーツは異なるものの、配置はかなり近いので拝借した。

 2つの赤い四角が、側面に設置された吸気口の位置だ。2つの青い矢印は、前面に設置されている2つのファンからの吸気を示す。私のパソコンの CPU クーラーはサイドフロー式のモノを使っているため、CPU クーラーの空気の流れを緑の矢印で示した。

 上記の 9cm ファンを側面や上面に押し当て、吸気させたり排気させたりして、CPU と マザーボード の温度変化を見た。

 すると、側面・上 から吸気してやると、わずかに CPU の温度が下がる様子を見せた。どうやら、側面にファンを追加してやることで、CPU の温度を下げられそうだ。

 さっそく新しく 12cm のファンを買うことにした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/11

タワーファン (縦型送風機) は思いのほか良かった

 10年ぐらい使ってきた扇風機もいよいよがたついてきたので、今年は新しい扇風機を買うことにした。個人的なこだわりでエアコンは買うつもりがないため、あくまでターゲットは扇風機あるいは送風機の類だ。

 冷風機やコンビニエアコン、スポットクーラー などと呼ばれている、コンプレッサーと排熱装置が一体となった冷房装置も選択肢としてはあったのだが、どうも評判がよくない。冷却と排熱を同じところで行っているため、機器を作動させている分、トータルでは室温が上昇する。小型の筐体のため、冷房能力が弱く、思ったよりも涼しくない。弱い冷房能力の割には、安いエアコンが買えるくらい高価。などなど。

 乾燥機としてはそれなりに優秀らしいが、我が家では乾燥機を必要としていないため、結局、冷風機は選択肢から外した。

 一時期話題となった ダイソン社製の羽のない扇風機 『AM01 エアマルチプライアー』 や バルミューダデザイン社製の 『GreenFan』 も考えた。しかし、扇風機としてみるとずば抜けて高価である。そして、あちこちのクチコミやレビューを読むと、必ずしも評価は高くない。特に気になったのは、エアマルチプライアー も GreenFan も “騒音” が大きいという意見が多いことだ。我が家では、昼間と同じぐらいに夜寝る時も扇風機を使用するため、“静かなこと” はとても重要な要素になる。その点で、エアマルチプライアー も GreenFan も価格以前に “騒音” という点で、今回の選択肢から外した。

 

 そうやって “静か” というキーワードで、あちこちのクチコミや評価を見まわしていくと、意外な製品がひっかかってきた。

Aft820r

 アピックス社の 『AFT-820R-BK』(注意:リンク先はPDF) という製品だ。複数のレビューにおいて、「静か」、「十分な風量」 という評価がされていた。縦型の扇風機、いわゆるタワーファンは、「風量がそれほど多くない割には音がうるさい」 というイメージを私は持っていた。意外だった。

 しかし、静かで十分な風量が得られるのであれば、タワーファンは設置や収納の点で、一般的な扇風機に比べて有利な点が多い。実際、今ある我が家の扇風機はプラスチック製の安物のため、2~3年目でカミさんが横倒しで収納したため、次のシーズンの時に押入れから引っ張り出したら、扇風機の首の部分がぽっきりと折れてしまっていた。以後、その扇風機は羽の部分と台座の部分がテープで固定されて、首ふりはできるものの、上下方向が固定されたまま使われてきた。

 ということで、冷風機 や エアマルチプライアー、GreenFan に比べればぜんぜん安い、AFT-820R-BK を1台購入した。ちなみに、我が家で AFT-820R-BK を購入したのは6月下旬だった。価格.com を見るとその頃が最安値だったようだ。しかも、8月現在、ほとんどの店で在庫切れとなっている。いいタイミングで買ったと、一人でニヤニヤしている。smile

 

 実際に使ってみての感想は、「本当に静かだな」 というものだった。

 もちろんすべてが 「静か」 ということはありえないわけで、「静か」 だと評価できるのは、夜寝るときに使われるであろう、風量を一番弱くしたときの動作音についてだ。外の遠くを走る車の音は気になっても、足元に置いてある AFT-820R-BK の音は全く気にならない静かさだ。

 ただし、残念なことに、首ふりをさせると 「カツカツ・・・」 と比較的大きな音を出してしまう。我が家の個体の問題なのか、この製品の仕様なのかわからないが、夜寝静まった時にはかなり気になる大きさの音が、首ふりをさせると聞こえてしまう。首ふりさえさせなければほとんど無音なだけに、それだけが残念で仕方がない。我が家で夜寝るときには、首ふりをさせず、風が直接体に当たらないようにして使っている。

 あと気になる点は、操作音が消せないことだ。夜寝ているときなどには、寝ている人を起こすほど大きな操作音が鳴る。どうしても我慢できなくなったら、中を開いてスピーカーを取り外してしまおうと思っている。

 表示パネルは液晶で見やすいのはよい。しかし、夜にすべての電灯が消えた状態だと、本が読めそうなくらいにバックライトが明るい。表示パネル液晶のバックライトを消すには、タイマーを働かせればよいのだが、これも任意に消せるようにしてあれば便利だと思う。

 これは気になるというよりは、やめたほうがよかったんじゃないかという意見なのだが、『AI モード』 と称する機能についてだ。どんな機能かと言えば、内蔵されている温度計の温度に連動して、風量が自動的に変わるというものだ。30℃なら風量4、31℃以上なら風量5 といった具合だ。しかし、温度と湿度から体感温度を考慮した風量にするとかでもなければ、『AI』 と称するのはかなり恥ずかしい気がするのだが・・・。

 

 細かい問題点はあるものの、AFT-820R-BK にはおおむね “満足” している。夜、扇風機の音に煩わされなくなっただけでも、十分に評価に値する。

 そのうえで、台座の分の床面積があれば設置も収納も簡単に行える。特に収納については、一見大きく見えるものの、スリムなため、家具の隙間にも収納できる利点は大きい。

Aft820r
タワーファン
(楽天市場)

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/09

あれ? これって結局 Windows 3.x と同じ?

 Windows7 を使い始めてひと月あまり。基本的な使い方にも慣れ、自分が使いやすくなるためのカスタマイズも落ち着いた。

 

 以前の記事ですでに書いたように、よく使うプログラムやドキュメント、Web サイトのショートカットを一つのフォルダーに集めている。そのショートカット集フォルダーは [ナビゲーション ウィンドウ] の [お気に入り] へ登録しておき、1クリックでアクセスできるようにしている。

 そうやって日常的に Windows7 を使っていて、ある日ふと気が付いた。

    「あれ? これって結局 Windows 3.x のプログラムマネージャーと同じ使い方じゃね?」

 

 いまとなっては Windows 3.x を使ったことのない人も多いのではなかろうか。Windows 3.x の 「プログラム マネージャー」 を一言でいえば、システムのデスクトップで、ショートカットのみを扱うプログラムだ。ドキュメントを含めたファイルの実体を操作する時は、別途 「ファイルマネージャー」 というプログラムを起動させる必要があった。

 このプログラムマネージャーは、「使いにくい」 とさんざん言われた。その理由は、プログラム マネージャー外のシステムのデスクトップにはショートカットが置けず、プログラムマネージャー内でも、最上位には、ショートカットを配置できなかったことだ。ショートカットを配置するには、必ずプログラムマネージャー内にグループ(フォルダーのようなもの)を作って、その中にショートカットを配置しなければならなかった。

 そのほかにも、プログラムマネージャーでは、ファイルの実体を操作できなかったため、「Macintosh と異なり、プログラムマネージャーとファイルマネージャーにわかれているのが使いづらい。」 というようなことも言われたものだった。

 そして Windows 95 になって、プログラムマネージャーがなくなり、デスクトップを含めた全体で、ファイルもショートカットも同等に扱えるようになり、「使いやすくなった」 と好意的に受け入れられた。

 

 Windows 3.x でのプログラムマネージャーの役割は、Windows 95 以降、スタートメニューが担うことになった。

 スタートメニューは登録されたプログラムだけを表示する。ただ、よく使うプログラムがスタートメニューに表示されるようになったのは Windows Xp 以降である。Windows 95 以降、Windows Xp より前の Windows では、よく使うプログラムのショートカットをデスクトップ上に並べて使うケースが多かったのではなかろうか。

 私の場合は Windows Xp でも、位置がころころ変わるスタートメニューのよく使うプログラムの一覧になじめず、デスクトップ上にショートカットを配置して使っていた。

 

 それが Windows7 においては、デスクトップではなく、特定のフォルダーにショートカットを置くようになった。そして、いずれかのエクスプローラー上でナビゲーション ウィンドウ内のショートカット集フォルダーをクリックすることで、自分にとっては使いやすく並べられたショートカットの一覧が表示されるのだ。

 Windows システムのデスクトップではなく、デスクトップ上に開いた一つのウインドウ内からショートカットを使ってプログラムを実行する。これはなんのことはない、Windows 3.x と同じ使い方ではないか。

 世間的にさんざん酷評された Windows 3.x のプログラムマネージャーとファイルマネージャーというシステムは、実は私はそれほど嫌いではなかった。私自身は、使いにくいとも、わかりにくいとも思ったことはなかった。

 もちろん Windows 3.x と Windows 7 では、見た目のカッコよさが全然違うし、細かい使い勝手は Windows7 が圧倒的に勝っている。

 それでも、システムを起動して、プログラムを実行する、という一番の基本的な部分は、Windows 3.x の頃から何も変わっていない。

 別な見方をすれば、私自身が 『ドキュメント指向』 や 『ソリューション指向』 になじめなかったためともいえる。私の使い方は、相変わらず 『プログラム指向』、つまり、自分のやりたいことをやってくれるプログラムを自分で指定して、プログラムを直接指定、実行するやり方だ。だから、既存のドキュメントを開くときも、ドキュメントを探してドキュメント ファイルを開くのではなく、私の場合は、プログラムを起動してから、プログラムから既存のファイルを読み込む。

 結局、最初に体に染みついたモノは、道具や環境が変わったとしても、なかなか変えられるものじゃない、というだけの話なのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2010/08/06

標準で非アクティブ ウィンドウの半透明をサポートしてくれないかなー

 Windows7 を使っていて何気に気に入っているのは、ウィンドウ タイトル や タスクバー、スタートメニュー が半透明で表示されるところだ。

 実用性が高いとは思っていない。ただ、高性能 CPU と 高性能ビデオカード のおかげで、Windows Aero が全然負担になっていないので、Windows Xp よりも目新しさを感じさせてくれる 『半透明』 効果が、今は心地よい。

 

 そんなことを思っていたある日、ふと思いついた。

    「半透明機能を使って、非アクティブ ウィンドウを表示させたら、操作ミスを減らせるんじゃないのか」

と。

 というのも、一番手前にあるのに、ウィンドウが非アクティブになっている状況に、私はよく遭遇するのだ。

 私は “reSizer” というツールを利用しており、キーボードでウィンドウを移動させたり、ウィンドウ サイズを微調整したりしている。その reSizer は 「Ctrl + Numpad .」 でウィンドウを最小化できる機能も持っている。ただし、これで最小化すると、アクティブなままウインドウが最小化するため、目の前に見えるウィンドウは実は非アクティブのまま、という状況が発生する。

 非アクティブなウィンドウなのだが、最前面に見えるため、ついそのウィンドウに対して操作しようとしてしまう。だがもちろん非アクティブなので、いくらキーボードをたたいても、文字が入ることはない。

 何度同じ間違いを繰り返しても、また次に同じ間違いをしてしまう。それはひとえに、アクティブなウィンドウと非アクティブなウィンドウにほとんど差がないからだ。一番大きく違うのは、タイトルバーの色なのだが、Windows7 になってから、アクティブと非アクティブのタイトルバーの差がわかりにくくなった。

 そこで、非アクティブなウィンドウを半透明にすれば、一目でアクティブなウィンドウとの違いが分かり、非アクティブなウィンドウに対して一生懸命操作しようとする間違いが減らせるんじゃないかと思ったのだ。

 

 そこで探してみると、目的のツールは簡単に見つかった。

 それは “TransOther” というツールだ。この TransOther というツールは、単体で起動して、常駐させておくだけの小さなプログラムだ。しかも、オプションは透過率のみで、その透過率も INI ファイルで設定するという割り切り方をしている。私はこういう割り切り方が好きだ。

 ただ、割り切って作ってあるため、不都合な部分も結構ある。

  • タスクバー左のウィンドウボタン上の透明なウィンドウが表示されてしまい、「スタート」 という文字が見えてしまう。
  • デスクトップガジェットに濃い黒枠が付くことがある。
  • 見やすくするため不透明にしているタスクバーまで半透明にされてしまう。

などなど、使用するうえでは大きな問題にならないものの、見た目が美しくなくなってしまう。

 美しくはないものの、非アクティブ ウィンドウを半透明にする効果は絶大だ。このツールを使うようになってから、非アクティブ ウィンドウに対してキーボード操作をすることが全くなくなった。いちいちタイトルバーやタスクバーで確認しなくても、操作しようとするところ見るだけで、アクティブになっているかいないかが一目瞭然なので、当たり前なのだが。当たり前なのだが、心地よい。

 

 この程度の機能であれば、システムの基本設定として簡単に組み込めそうなのだから、純粋に非アクティブ ウィンドウだけを半透明にするカスタマイズ オプションがあってもよかったのに、と思っている。

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

2010/08/04

ファイルが削除できない

 有用なツール類をダウンロードしていたら、何か変なことをしたらしく、全く削除できないファイルができてしまった。削除しようとすると、

    「ファイルが見つからない」

という旨のダイアログボックスが表示されて、「再試行」か「キャンセル」しか行えない。

 最初は、何かのプロセス、おそらくはエクスプローラー、が使用中のままになってしまったため、削除されたのだが、表示上は残ったままになったのだろと思った。

 その後、再起動したので、その削除できなかったファイルを確認すると、・・・。なぜかそのまま残っている。そして、削除しようとすると、やはり 「ファイルが見つからない」 と言われてしまう。

 そこで改めてファイル名を確認してみると、ファイル名の末尾に半角空白 “ ” が存在する。通常ではファイル名の先頭や末尾に半角空白は自動的に削除されるはずなのに。その末尾の半角空白を削除しようとするも、そのようなものはないという反応をエクスプローラーにされてしまう。そのため、半角空白を削除できない。全く別な名前に変えようとしても、「ファイルが見つからない」 と言われてできない。

 こういう時はあわてずに、まずは情報収集。

 「ファイル削除 末尾 空白」 でググってみると、先頭にマイクロソフトのサポート情報が表示された

 そのサポート情報を上から順番に読んでいくと、・・・。あった、

    原因 6 : ファイル名に Win32 名前空間では無効な名前が含まれている

というのが、どうやら私のケースのようだ。

 解決策は思いのほか簡単だった。

  1. Winキー + R で [ファイル名を指定して実行] を呼び出す。
  2. 「cmd」 と入力後、Enter キーを押して、管理者権限でコマンドプロンプトを呼び出す。
  3. 「del 」 と入力する。(4文字目は半角空白)
  4. エクスプローラーから削除できないファイルを、コマンドプロンプトにドラッグアンドドロップする。
  5. 入力されたファイル名の先頭に 「\\?\」 を挿入する。
  6. Enter キーを押して実行する。

 私のケースでは、エクスプローラーで削除できなかったファイルが、これできれいになくなった。

 NTFS ファイルシステムを使い始めてもう15年以上になる。しかしながら、今回の原因でファイルが削除できないケースに遭遇したのは初めてだった。何かのプロセスに使われていたために削除できないケースはよく遭遇する。フォルダー名+ファイル名が長すぎて削除できないケースにも何度か遭遇している。

 たまたま私はこれまで遭遇してこなかったものの、このようにマイクロソフトが公式にFAQとして情報を開示しているということは、比較的頻繁に発生するものなのだろう。また一つ勉強になった。

| | コメント (3) | トラックバック (0)
|

2010/08/02

8GBメモリーはやりすぎだったかも

 以前に書いたのだが、8年以上使った古いパソコンにはメモリーを 512MB しか載せていなかった。

 そのパソコンを買った時は 256MB が積まれており、パソコンを買った1年後ぐらいに、メモリーの価格が下がった(とはいえ、今と比べれば桁違いに高かったのだが)時に、256MB を追加しての 512MB だった。

 たしかに8年前の 512MB は十分に大容量だった。当時の標準的なメモリー搭載量は 128MB だったと記憶している。なので、512MB というサイズは十分に大きかったのだ。

 それが8年の間に、順当にメモリーの価格が下がり、大量にメモリーを消費する Windows Vista が発売された頃から、標準で 1GB ものメモリーが搭載されるようになってきた。

 もちろん私もその間にメモリーの増設を考えた。しかしこれまた以前に書いたように、RDRAM という超マイナーな規格のおかげで、メモリーの低価格化の恩恵にあずかれず、ずっと 512MB で我慢させられてきたのだった。

 そんなわけで、新しいパソコンを買うときは、メモリーだけは多少無理してでも最初から多めに積もうと決めていた。幸いメモリーの価格が比較的安定していて、急激に価格が下がる様子もなかったため、あとから安いメモリーを追加すべきか、迷うこともなかった。

 そのようにして最初から搭載した 8GB ものメインメモリー。はたして実際の使用ではどのくらいのメモリー量が使われるのか。メモリー使用量を表示するデスクトップガジェットをずっと表示させて、常にメモリー使用量を監視してきた。

 新しいパソコンを使い始めてひと月足らず、ずっとメモリーの使用量を監視してきてわかったのは、

    『メモリーの使用量がほとんど 2GB 超えない』

ということだった。○| ̄|_

 大きなサイズのファイルをコピーするときに、時折、2GB をわずかに超えることはあるものの、それ以外で 2GB を超えるメモリー使用量を、私はまだ見てない。これまでのところ、写真の修整を大量にまとめて行ったり、長い動画の編集を行ったりしていないのも、2GB を超えない理由の一つだろう。

 前のパソコンの時は、あれだけ悩まされた Firefox の大量のメモリー食いも、新しいパソコンになってから全く気にならなくなった。前のパソコンであれば、Process Explorer とにらめっこしながら、頻繁に Firefox を再起動していたものだった。それに対して新しいパソコンではメモリーに十二分な余裕があるため、多少 Firefox が無駄にメモリーを食おうが、メモリー+高速CPU+SSD のコンボで全くストレスなくパソコンを使うことができてしまう。

 では、6GB ものメモリーがまったくの無駄になっているかと言えば、そんなことはないと思う。

 タスクマネージャーで確認すると、使用済み以外のメモリーはキャッシュとして使われており、狭い意味の 空きメモリー はほぼ0になっている。

 今の私のパソコン環境は、システムディスクが SSD のため、システムに関してはメモリーキャッシュは効果は薄いと思われる。

 しかしながら、システムに使っている SSD のサイズが 40GB とやや小さめのため、プログラム と テンポラリーファイル の置き場所を、別ディスクとなるハードディスクに設定している。そのため、プログラムの再呼び出しや作業ファイルの読み書きには、大きなキャッシュメモリーが十分効果的に働いているように思われる。

 

 ただ、仮にメモリーを半分の 4GB にしたとしても、メモリーキャッシュに 2GB 以上割り当てられることになる。もともとシステムはなるべくメモリーに常駐するように設定してあるし、プログラムのサイズが 1GB を超えるようなこともまずない。

 今のような使い方であれば、メモリーを半分の 4GB にしても、体感的な速度はほとんど変わらないような気がしている。もちろん、実際にメモリーを 4GB に制限して試したわけではないのだが。

 メモリーが安くなったとはいえ、4GB のメモリーを普通に買えば1万円前後する。数万円で快適に使えるパソコンが買える現在、1万円の差は大きい。

 さすがに 2GB メモリーだと、仮想ディスクへのアクセスが多くなり、体感速度が大きく損なわれるような気がしている。

 なので、メモリーを 4GB にしようか、8GB にしようか迷うようならば、とりあえず 4GB に抑えておいてよいのではないか、というのが実際に使ってみての私の感想だ。

 メモリーの価格はこれからも下がっていくだろうし、パソコンの使い方がヘビーになって、メモリーが足らないなと感じるようになってからメモリーを増設したほうが、懐にやさしいように思う。

 もちろん、メモリーの増設を前提にするなら、あらかじめメモリー増設のためのソケットの空きがあるのかとか、メモリーの組み合わせによってはうまくメモリーを認識しない、いわゆる 相性問題 などというリスクを覚悟しなければならない。どうしてもそういうリスクを取りたくない、というのであれば、その時は保険料だと思って、初めから 8GB メモリーを搭載したパソコンやモデルを選択したほうが無難だろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »