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2010年9月の8件の記事

2010/09/29

パソコンの冷却、その後 (まとめ)

 数日間、猛暑日が続く中、パソコンケースのサイドパネルを開けたり閉じたり、ファンを取り付けたり外したり、空ティッシュ箱を加工したり、ホームセンターにネジを買出しに行ったりして、ようやくパソコンを納得できる状態にできた。

 調整後のパソコンの現状は、以下の通りだ。

    制御方法対象ファン設定値
    PWM 制御 CPU クーラー ファン
    後部排気ファン
    Fan Xpert
    標準
    電圧制御 前面吸気ファン×2
    側面吸気ファン
    上面吸気ファン
    100%
    CPU 温度: 45℃ ~ 46℃
    ビデオカード温度: 46℃ ~ 47℃
    マザーボード温度: 37℃ ~ 38℃
    ハードディスク: 37℃ ~ 38℃

    (温度はいずれも、外気温が35℃を超えている時間でのおおよその値。また、CPU 、ビデオカード、およびハードディスクが、ほぼアイドル状態での値。)

 CPU 温度を基準とすると、ビデオカードの温度は、+1℃。マザーボードの温度は、-9℃~-10℃ となった。

 また、今回の一連の作業で真っ先に行った 『ビデオカードの温排気をコントロールする』 ためのカバーは、最終的に取り外した。せっかく一生懸命に作ったモノではあったが、パソコン内部の空気の流れを考えれば、できるだけ余計なモノがない方がよいだろうと判断をして、ビデオカードカバーを撤去した。パソコンケース上面より吸気しているので、CPU の下に配置してあるビデオカードから排出される温排気は、それほど CPU まで上がってこないだろう、という判断もあった。

 実際にビデオカードカバーを取り外して、CPU の温度変化を観察したところ、CPU の温度変化は確認できなかった。なので、ビデオカードカバーはそのままお蔵入りとした。

 

 今回は、なるべくお金をかけずに工夫とアイデアで、かなり自分自身で納得いく結果が出せたと思っている。特に、PWM 制御以外のケースファンを、常に100%で稼働させることができるようになった満足感は大きい。PWM 制御ファンに比べて、汎用ファンはユーティリティーによる細かい回転数の制御ができない。どうせ細かい制御ができないのであれば、『制御なし』 で使いたいと前々からずっと思っていたのだ。

 CPU の温度については、もう少し温度を下げたいと思っているものの、おそらくは今使っている 92mm ファンクラスの CPU クーラーの能力としては目いっぱいのところで使っていると感じられるので、現状で良しとすることとした。

 

 この状態にしてからは、「もっといじりたい」、「もう少し何とかできるんじゃないか」 という気持ちがなくなってしまった。ファンが劣化して異音を発するようになるまでは、この状態で使っていくことになりそうだ。

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余談:

 実作業中は、ケース上面のファンを吸気口から離した状態で安定して取り付けられなかった。しかし皮肉なことに、フィルターで風切り音を消す解決策を見つけた後に、安定して設置する方法を思いついてしまった。

 ファンを止めるためのネジを、ホームセンターに買いに行った時だった。ネジが取り付けられる磁石が置いてあったのを、なんとなく覚えていたのだ。ちょうどこんな感じの奴だ。
  

 ケース上面ファンの問題を解決した後に、そのことを思い出して、「あ、あれを使えばファンを好きな位置に確実に固定できたんじゃん」 ということに気が付いた。

 絵として書き加えたものであるが、こんな感じだ。
  R9proemagnet (クリックで拡大)

 このアイデアは、次に何か似たような問題が発生した時に生かそうと思う。

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2010/09/27

パソコンの冷却、その後 (最後の戦い)

 ビデオカードからの温排熱の処理から始まった今回のドタバタも、いよいよ最終局面になった。

 パソコンケース前方へのビデオカードの排熱をコントロールするために、ビデオカードにカバーをかけた。そして、ビデオカードの排熱が CPU に影響を与えないようにした。
 手持ちのケースファンで最も特徴的な SilverStone AP121 を側面に配置することで、マザーボード(チップセット)の温度を下げた。同時に、ビデオカードの温度も下げた。
 パソコンケース上面から吸気することで、ケース内の温度を上げずに、ケース内を正圧にした。これでパソコンケースや DVD ドライブの隙間にホコリがたまることがなくなる。
 打ち抜きで作られた吸い込み口からケースファンを離して、100%でファンを回転させても風切り音が発生しないようにした。

 そして、最後に残ったのが、パソコンケース上面のケースファン取り付けだ。

 

 ケース上面にも、前面や側面と同じく 4M×50mm ネジと 10mm スペーサーを使って、吸い込み口から離してファンを取り付ければ、問題は解決できるように思われるかもしれない。ところが、ケース上面のファン取付部には、前面や側面にはない問題があった。

 ケース上面のファン取付部分のすぐ近くに、マザーボードへ給電するための大きなコネクターがあるのだ。ケース上面とコネクターの間は 25mm ほどしかなく、25mm 厚のファンをケース上面にぴったりとくっつければ、正規の位置に 120mm ファンをなんとか取り付けられる。そのため、ファンを下げようにも、マザーボードのコネクターやさらにはメモリーが干渉して、ファンを下げて取り付けられないのだ。

 

 そこで、次の2つの方法を試してみた。

  1. 120mm ファンをマザーボードのコネクターと干渉しない位置まで正規の位置よりずらして、適当な吸い込み口にネジ止めする。
  2. 120mm ファンよりも小さい 92mm ファンを、吸い込み口の片側に寄せて、マザーボードのコネクターと干渉しない位置にネジ止めする。

1.の場合、吸い込み口とは完全にずれてしまうため、ファンを片側2本のネジだけで止めるしかなくなる。ファンが片持ちになるため、どうしてもファンの振動が抑えられない。100%で回転させると、ファンの騒音が大きくなってしまうため、断念した。

2.の場合は、私の貧乏性のせいで、解決策となりえなかった。手持ちの余っている 92mm ファンは、もともと前のパソコン用に買ったのだが、回転数が高過ぎて、騒音が耐えられずにお蔵入りしたものだった。今回、5V で動作させて回転数を落としたものの、やはりファン自身のの風切り音と軸音が大きく、実用に耐えないと感じて、使用を断念した。

 

 これはもう、新しく静かな 80mm ファンを買ってくるしかないのかとあきらめかけていた時に、ふとあるアイデアが浮かんだ。

 下の写真にあるように、パソコンケース上面の吸気口には、もともとフィルターが付いていた。
  R9proejp14m
風切り音がする吸い込み口に、このフィルターをかぶせてやると、吸気口の風切り音が意外なほど小さくなることは、実際にやっていてわかっていた。おそらく、打ち抜き穴に発生した空気の流れを、より細かいフィルターの穴が乱すため、風切り音が小さくなるのだと思われる。これが使えないかと考えたのだ。

 パソコンケース上面にケースファンを付けるようにしてからは、実はフィルターを外して使っていた。上で説明したように、ケース上面とコネクタの間が、ケースファンの厚さに対してギリギリだったので、少しでも隙間を稼ぐために、フィルターを抜いて使っていたのだ。また、ケースの内側にフィルターを取り付けると、フィルターが目詰まりした際に掃除しにくいと考えたからでもある。結局、取り外したフィルターは、パソコンケースの外から吸い込み口に当てていた。こんな感じだ。

    ファン]||[ケース]||[フィルター

それに対して、今回はフィルターを、ファンとケースの間に配置した。

    ファン]||[フィルター]||[ケース

 

 すると、(ビフォーアフター風に)「なんということでしょう」。あれだけうるさかった風切り音が、全く聞こえなくなった。もちろん、回転数を100%にしてもだ。

 こうやって、意外な方法で、ケース上面の風切り音も解決した。

 次回は、今回の作業のまとめを書く予定だ。

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2010/09/24

パソコンの冷却、その後 (風切り音との決別)

 ケースファンの配置をあちこち変えている間に、ふと気になって、ファンを手に持って回してみた。

 すると、SilverStone AP121 も 付属のファン も、耳障りな音を全く出していないことに気が付いた。もちろん、全くの無音ではないものの、「ブ~ン」 という少し低めの小さい音がするだけで、ずっと聞いていても全然苦にならない音だった。

 以前に AP121 について

    「900rpm までは音がほとんど聞こえない。1000rpm あたりから音が聞こえ始めて、最大の 1500rpm では常用するのは厳しい大きな音がする」

と評価した。しかし、それは私の認識不足だった。

 AP121 単体としてみた場合、1500rpm でも 900rpm と同じくらいに静かな回転音だった。1500rpm で大きな音を出していたのは AP121 ではなく、AP121 の前面にある吸気口だったのだ。

 私の使っているパソコンケースの場合、前面のファンは独立したファンフォルダーに取り付ける。上面と側面は、パソコンケースに直接取り付ける。いずれの箇所も、打ち抜いた穴から空気を吸い込む形になっている。(いずれもクリックで拡大)

    Front_fan_braket R9proejp14m R9proejpside
    前面 上面 側面

 実際に、ファンを回しながらこれらの吸い込み口に近づけたり遠ざけたりすると、音が大きくなったり小さくなったりするのがよくわかる。つまり、AP121 が出していると思っていた大きな音は、吸気口の打ち抜き穴が出していた 「風切り音」 だったのだ。

 ファンの前面に吸気を妨げるものがあると、大きな風切り音を発生するという情報は知っているつもりだった。しかし、ここまで大きく顕著に聞こえるものだという認識はなかった。甘かった。

 ちなみに、前面と上面は四角い穴で打ち抜かれていて、側面は六角形の穴で打ち抜かれている。六角形のほうが風切り音を小さく抑えるらしい。しかし、私が聞き比べた範囲では、六角形のほうがわずかに風切り音が小さく感じられたが、大きな差は感じられなかった。

 

 原因が分かったのならば、問題を解決するために、その問題を除去すればよい。多くの静音パソコン関係のサイトでは、「打ち抜きの吸い込み口は切り取ってしまえ」 と書かれている。そして実践した写真も多く掲載されている。

 だが、私の貧乏性が、打ち抜き部分の切り取りを許さなかった。coldsweats01
厚紙を切り抜くように簡単できれいに切り取れるのならば、切り取っていたかもしれない。だが、薄いとはいえ鉄板である。切り抜くにはそれなりの工具も労力も必要だ。そんな理由で、私は打ち抜き部分の切り取りを断念した。

 余談になるが、私が使っているパソコンケースのメーカーの他のパソコンケースでは、下のような前面用ファンフォルダーを使っているものがある。
  Rebel9_fan_frame (クリックで拡大)
私が使っているパソコンケースでもこのファンフォルダーを使って欲しかった。また、細かく打ち抜くよりは、大きくまるく打ち抜いた方が簡単なようにも思えた。しかし、ファンがむき出しになるくらいに大きな穴をあければ、パソコンケースの強度が低下するのかもしれない。ファンがむき出しになれば、別途ファンガードを付ける必要も出てくるので、余計なコストもかかりそうだ。そんな理由で、吸い込み口は細かい打ち抜きにされているのだろう。

 

 打ち抜きをそのまま残すとすれば、音を消すためには吸い込み口とファンを離すしかない。

 私が試したところ、吸い込み口とファンの間を 10mm~15mm とれば、ファンを100%で回転させても風切り音がほとんどしなくなることが分かった。

 そこで、ファンの取り付け方法を工夫した。

 M4×50mm のネジを利用した。M4ネジに 10mm のスペーサーをはさんで、ファンフォルダーやパソコンケースに取り付けた。

  R9proefan (クリックで拡大)
上の写真は、図解するために組んだサンプルだ。あまっていた 92mm ファンを使っている。

 この形の取り付けを、前面ファン2基と側面ファンに対して行った。

 その結果、前面と側面の3基のファンを100%で回しても、耳障りになる音は聞こえなくなった。聞こえるのは、以前の取り付け方法で常用していた60%で回していた時と同じ騒音レベルだと感じた。この騒音レベルであれば、夜に周囲が静かになった時も、全然問題ないと思われた。実際、何の問題もなかった。

 ちなみに、吸い込み口とケースファンの隙間の周囲には、細く切った厚紙をまいている。それにより、極力外気を吸い込み、パソコンケース内の空気を循環させないようにしている。

 

 普通に読んでくれた人は、「あれ? 上部は?」 と思われたであろう。そう、上部はまだ問題が残っている。

 上部にはスペーサーでは簡単に解決できない問題と、そして、意外な結末が待っていた。それについては次回に。

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2010/09/22

パソコンの冷却、その後 (正圧への挑戦)

  SilverStone AP121 を買うきっかけになったのは、SilverStone 社が YouTube に投稿したプロモーションビデオだった。そして、再度そのビデオを見ていた時に、ふと脇で紹介されている同社の別のビデオが気になった。それが、下のビデオだ。

 このビデオで、私が最も驚いたのは “上面のファンを吸気にしている” ことだった。

 以前から、パソコンケースを 『正圧 (Positive Air Pressure)』 にするとよい、という話はなんとなく聞いていた。実際、私が前に使っていた8年前に買ったパソコンでは、ケースファンは後部に1基だけだった。あとは、電源のファンがパソコンケース内から吸気する形になっていた。パソコンケース内に吸気するファンはなかった。当時はこの形は珍しいものではなく、むしろ一般的だった。パソコンケース内の空気を強制排気することで、パソコンケース内を負圧にする。パソコンケース内が負圧になることで、ケース前面のハードディスク前面に設けられた吸気口から自然吸気する。そういう設計だ。

 しかしながら現実には、吸気口として設けられた開口部だけではなく、DVD ドライブの隙間やフロッピードライブのディスク差込口、パソコンケースの合わせ目といったあらゆる隙間にホコリがたまっていった。8年間に、3台の DVD ドライブで DVD-R に書き込みができなくなったことは、負圧でホコリが DVD ドライブに集まりやすくなっていたことと、無関係ではなかったと思っている。

 話を今のパソコンのことに戻そう。

 上面ファンからの吸気が “アリ” だとわかったので、私も早速試してみた。しかも、せっかく CPU に近い部分での吸気ということで、SilverStone AP121 を上面に取り付けてみた。こんな感じだ。

R9proe05
(クリックで拡大)

 そして結果はというと・・・、残念ながら CPU の温度は下がらなかった。逆に、側面から AP121 を外したため、マザーボード(チップセット)とビデオカードの温度が上がってしまった。

 それでも、上面からの吸気で CPU の温度が上がらないことが確認できたことは、有益だった。さらにもう一つ、上面からの吸気が有益だと思えた点があった。

 私が使っているケースには、後部に多くの穴が開いている。
   R9proejp17m (クリックで拡大)
上面から排気していた時は、どうやら、ここから吸気していたようなのだ。ティッシュの切れ端をかざして確認した程度なのだが。ここから吸気されては、ホコリを吸い込むことになるし、なにより後部に排出された温排気を再度パソコン内に取り込むことになる心配がある。そのため、この小さな開口部をセロハンテープでふさいでいた。

 それが、上面から吸気したところ、この後部の穴から排気していることがはっきりとわかった。やはりティッシュの切れ端で確認したわけだが。coldsweats01

 

 上面から吸気しても、排熱に問題はなく、CPU の温度が上がらないことを確認できたので、恒常的に上面から吸気することにした。ただし、AP121 は側面に戻して、上面ファンには付属のファンを配置した。
R9proe06
(クリックで拡大)

 

 この時点で、各ファンの定位置はほぼ決まった。

 しかし、ここまでの作業をしている間に、「あること」 に気が付いてしまったのだ。そのために、またしばらく試行錯誤を繰り返すことになってしまった。(次回に続く)

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2010/09/17

パソコンの冷却、その後 (マザーボードを冷却せよ)

 前回、排熱を誘導するためのカバーをビデオカードに付けたところ、マザーボード上のチップセットの温度が上がってしまった。

 今回は、その対策をとる。

 具体的には、送風を直線的に遠くまで送ることができる SilverStone AP121 を、前面から側面へ移動させた。側面に設置していた付属のLEDファンは、元々あった前面へ戻ることになった。

R9proe04
(クリックで拡大)

 前面から吸気した外気を、直接 CPU クーラーにぶつけるつもりで AP121 を前面に配置した。ところが、どうやらその効果は、ほとんどなかったようなのだ。

 というのも、前面に配置したため AP121 の出す騒音が思いのほか大きく、AP121 だけ外付けのファンコントローラーで回転数を制御したのだ。すると、AP121 の回転数をかなり落としても、CPU の温度が変わらなかったのだ。つまり、私が考えていたような効果は、得られなかったのだ。

 それならばと、温度の上がったチップセットに直接外気をぶつけて、チップセットの温度を下げた方が得策だと考えた。

 

 この配置転換は、予想以上に効果的だった。

 チップセットの温度は、私が期待した以上に下がった。さらに、ビデオカードの温度も下がったのだ。これは、うれしい誤算だった。

    CPU 温度: 45℃ ~ 46℃
    ビデオカード温度: 47℃ ~ 48℃
    マザーボード温度: 37℃ ~ 38℃
    ハードディスク: 37℃ ~ 38℃

CPU の温度は変わらずに、マザーボードの温度が、およそ-5℃となった。ビデオカードの温度も-1℃~-2℃になった。

 ふた昔以上前であれば、パソコンケース内全体の空気の流れ(エアフロー)を良くすれば、CPU もマザーボードもビデオカードも冷却できた。しかし今は、緩やかなエアフローでは冷却できないほどに、CPU もビデオカードも大量の熱を発する時代だ。冷却はエアフローではなく、『冷却したい部分に直接風を当てて冷やす』 時代なのだと実感した。

 

 ここまでで、十分に満足すべき結果になった。が、しかし、まだ続きがあった。

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2010/09/15

パソコンの冷却、その後 (ビデオカードの排熱処理)

 前回ある程度まとまったと思われたケースファンの構成だったが、意外なところで覆されることになった。

 それは、『 ビデオカードからの排熱 』 だった。

 

 内部の空気の流れを確認するために、パソコンケースのサイドパネルを外して手をかざしたところ、予想していなかった方向から暖かい風が手に当たるのを感じた。

 調べるとすぐに温風の出所がわかった。ビデオカードだ。

 下の写真は、私の使っているビデオカードのモノだ。ヒートシンクに送風するためのファンが、中央に付いている。

R9proevideo
(クリックで拡大)

ファンから送られた空気は四方八方に流され、かなりの量の温風が、パソコンの排気方向とは反対の、パソコン前方へと送られる。

R9proe02
(クリックで拡大)

ここから先は、あくまで推測なのだが、パソコンケース内の空気の流れに乗って、ビデオカードから出た温風が、上の図のオレンジの矢印のように CPU ファンのほうに回る。その結果、CPU の温度が期待したほどは下がらないのではないか。

 そこで、手作りでビデオカードから排出される温風を、CPU に当たらないように後部排気ファンまで誘導するためのカバーを作った。下の写真がそれだ。

R9proevideo_cover01 (クリックで拡大)
R9proevideo_cover02 (クリックで拡大)

ティッシュの空き箱で作ったのは、大きさ的にちょうどよかったのと、加工がしやすかったこと、通電性がないこと、などが理由だ。

 この 『ビデオカード カバー』 をかぶせてやると、ケース前方へ排出されていた温風が、手をかざしても感じられなくなった。私の予想では、ビデオカードから排出される温風の流れは、下の図のようになっているはずだった。

R9proe03
(クリックで拡大)

 実際にこの状態でパソコンを稼働させていると、確かに CPU の温度が下がった。

    CPU 温度: 45℃ ~ 46℃
    ビデオカード温度: 48℃ ~ 50℃
    マザーボード温度: 42℃ ~ 43℃
    ハードディスク: 37℃ ~ 38℃

前回のデータと比べると、CPU の温度が -2℃ 程度下がった。

 ただ、マザーボードの温度、具体的にはマザーボード上のチップセットの温度が1~2℃上がってしまった。

 どうやら、ビデオカードにカバーをかぶせてしまったため、ビデオカードのすぐ近くに配置しているチップセットに、それまで以上にビデオカードの温排気が当たるようになってしまったようだ。

 次は、マザーボードの冷却強化を行う必要になった。(次回に続く)

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2010/09/13

パソコンの冷却、その後 (おさらい)

 前回の 「パソコン冷却」 シリーズを公開した後も、しつこく、より効率的なケースファンの組み合わせや、内部の仕切り板をあれこれ試していた。

 というのも、今年はここ100年で一番暑い夏だという。私のパソコンの CPU の温度もビデオカードの温度もうなぎ上りに上がっていった。これを1℃でも下げようと努力していたのだ。

 もちろん、より強力な CPU クーラーに載せ替えたり、より大風量のケースファンに付け替えれば、ぐっとパソコン内部の温度を下げられるのはわかっている。もっと言えば、部屋にエアコンを導入してガンガン部屋の温度を下げれば、何の苦労もなく CPU もビデオカードも温度を下げられる。

 だがそれでは面白くない。(というよりは、やはりこれ以上お金をかけたくないというのが本音。coldsweats01

 

 まずは前シリーズでの最終的な構成についておさらいしてみる。

R9proe01_2
(クリックで拡大)

配置されているファンと、吸排気の流れはこんな感じだ。前面と側面に取り付けてある付属のLEDファンは、実際のモノの違う写真を使っているが、それはご愛嬌ということで。

 図には描き入れてないが、CPU クーラーから後部ファンにかけて、厚紙を渡して CPU ファンからの排熱を優先的に排気するようにしている。

 また、ファンの回転数を100%にすると、夜間ではファンから出る騒音が気になるようになる。そのため、

    昼間: 80% ~ 100%

    夜間: 60% ~ 100%

というように、最低回転数を変えている。夜間のほうが気温が低いため、ファンの回転数を下げても、CPU やビデオカードの温度が下がりやすい。

 こんな感じで使っていると、外気温が35℃を超えるような日中は、

    CPU 温度: 47℃ ~ 48℃

    ビデオカード温度: 48℃ ~ 50℃

    マザーボード温度: 40℃ ~ 42℃

    ハードディスク: 37℃ ~ 38℃

となる。

 今回は、この状態からのスタートとなる。(次回に続く)

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2010/09/06

スパムメールはやっぱりものすごく迷惑だった

 今年の春ごろまで、ケータイのメールにはスパムメールがまったくなかった。別段フィルターを適応していたわけでもなかったのだが、とにかくスパムメールは来なかった。

 それがどういうわけか、春ごろから急に大量のスパムメールが送りつけられるようになってしまった。

 

 私は、ケータイのメールをヘッダー部分しか自動受信していない。AU では、ケータイに送られたメールを、自動的に別なアドレスへ転送してくれるサービスがある。パケット料金を節約するために、本文はパソコンで読むことにしているのだ。もちろん、外出時でかつ緊急の時は、ケータイで本文を読むこともある。しかしそれは月に2~3件あるかないかだ。

 そんなわけで、毎日送り付けられるスパムメールではあったが、「ヘッダーしか受信していないから、たいして料金はかかっていないだろう」 と思いこんで、あまり気にしていなかった。

 

 ところが、スパムメールが大量に送り付けられるようになって2~3か月してから、ある異変に気が付いた。それは、

    「『繰り越し無料通話量』 がどんどん減っていく」

ことだった。

 以前に記事にしたことだが、ほとんどの月は、私は無料通話量をほとんど繰り越す。そして、繰り越し無料通話量がどんどんたまっていっていた。その増えていくはずの無料通話量の繰り越しが、どんどん減っていくのだ。

 原因は、大量に送り付けられるスパムメール以外に考えられなかった。

 

 そこで、それまですぐに捨てていたスパムメールを、パソコン上で1月分ためてみた。すると驚くべきことに、1ヶ月で

    700件

ものスパムメールを受信していたのだ。この数は私の予想をはるかに上回っていた。

 私の印象では、スパムメールは1日に数件。1ヶ月にすると多くても150件程度と考えていた。しかし、実査にはその数倍のスパムメールを受信していたのだった。

 

 そこで、改めてヘッダーのみを受信すると、いくら料金がかかるのか計算してみた。

 パソコン上に残したスパムメールを数件調べてみると、ヘッダーの文字数は、およそ

    1800 ~ 2000 文字

だった。1パケットは、“128バイト” であり、“0.21円” だ。これで計算すると、およそ

    14 ~ 16 パケット ≒ 3円

ということになる。“3円”、私が予想していたよりも大きな金額だった。

 3円で計算すると、『3円×700件=2100円』 となる。

 実際には毎月の通信料に2000円もかかっていないため、実際の受信サイズはパソコン上のヘッダより小さいのかもしれない。とはいうものの、毎月の無料通話量 1000円 を大きく超える金額であることに変わりはない。

 「たかがスパムメール」 と侮っていたが、実はとんでもない負担を強いられていたことに、改めて腹立たしく思った。

 

 これだけ具体的な数字が出てしまっては、私もパソコンからのメールをすべてフィルターで遮断せざるを得なくなった。それまでは、受け取れなくなるメールを心配して、受け取り拒否のアドレスを個別に指定していたのだ。

 8月1日に、パソコンメールからの受け取りをすべて拒否する設定にした。そして、必要だと思われるアドレスのみを、個別で受け取り指定に記述した。

 それから1か月。最初の二日間は数件のスパムメールが届いたが、三日目からは、スパムメールが一切届かなくなった。

 そして、8月分の無料通話量は、半分以上が繰り越された。

 それにしても、2~3か月分の無料通話量を無駄に使わされてしまった。私の対応が甘かったことは素直に認めるが、やはり無駄に貴重な通信料を使わされるスパムメールには、ほんとに腹が立つ。annoy

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