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2010/09/17

パソコンの冷却、その後 (マザーボードを冷却せよ)

 前回、排熱を誘導するためのカバーをビデオカードに付けたところ、マザーボード上のチップセットの温度が上がってしまった。

 今回は、その対策をとる。

 具体的には、送風を直線的に遠くまで送ることができる SilverStone AP121 を、前面から側面へ移動させた。側面に設置していた付属のLEDファンは、元々あった前面へ戻ることになった。

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(クリックで拡大)

 前面から吸気した外気を、直接 CPU クーラーにぶつけるつもりで AP121 を前面に配置した。ところが、どうやらその効果は、ほとんどなかったようなのだ。

 というのも、前面に配置したため AP121 の出す騒音が思いのほか大きく、AP121 だけ外付けのファンコントローラーで回転数を制御したのだ。すると、AP121 の回転数をかなり落としても、CPU の温度が変わらなかったのだ。つまり、私が考えていたような効果は、得られなかったのだ。

 それならばと、温度の上がったチップセットに直接外気をぶつけて、チップセットの温度を下げた方が得策だと考えた。

 

 この配置転換は、予想以上に効果的だった。

 チップセットの温度は、私が期待した以上に下がった。さらに、ビデオカードの温度も下がったのだ。これは、うれしい誤算だった。

    CPU 温度: 45℃ ~ 46℃
    ビデオカード温度: 47℃ ~ 48℃
    マザーボード温度: 37℃ ~ 38℃
    ハードディスク: 37℃ ~ 38℃

CPU の温度は変わらずに、マザーボードの温度が、およそ-5℃となった。ビデオカードの温度も-1℃~-2℃になった。

 ふた昔以上前であれば、パソコンケース内全体の空気の流れ(エアフロー)を良くすれば、CPU もマザーボードもビデオカードも冷却できた。しかし今は、緩やかなエアフローでは冷却できないほどに、CPU もビデオカードも大量の熱を発する時代だ。冷却はエアフローではなく、『冷却したい部分に直接風を当てて冷やす』 時代なのだと実感した。

 

 ここまでで、十分に満足すべき結果になった。が、しかし、まだ続きがあった。

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