知らぬが仏、知ってガクブル (後編)
前回、今使っている外付けハードディスクケース CENTURY 裸族の一戸建て(CRIS35EU2) が、遅い転送速度でしかパソコンに接続できないことに気が付いたことを話した。今回はその続きだ。
裸族の一戸建て 内部の回路やコネクタにもしかしたら何か問題があるのかもしれないと思い、壊すのを覚悟で 裸族の一戸建て を分解することにした。
ファンが付いている部分のパーツを外してから、外枠を無理やり外していくと、側板を外すことができた。
側板を外した状態で、ハードディスクを入れて、出し入れ口を閉めると、なんと・・・・・・。
信号端子と電源端子が、かろうじて先っぽ同士でギリギリつながっている状態になるではないか。
(((( ;゚Д゚)))ザクグフゲルググ
(なお、上の写真は、後述するバネを取り外した後に、バネが付いてた時の状況を再現させて撮影したものだ。)
これで、認識されないハードディスクが起こる理由がわかった。ハードディスク側の接続端子の位置が微妙に前後すると、端子同士が指先同士でさえつながらなくなるためだ。
こうなる原因は、はっきりしていた。
出し入れ口のふたを開けた時に、ハードディスクを押し出すバネがケースの奥に設置されていて、そのバネがかなり強力なのだ。出し入れ口側にも押し込むバネが付いているのだが、押し出す側のバネのほうが圧倒的に強いため、接続端子部分がほとんど外れた状態になってしまうのだ。
ぼやいていても仕方がないので、押し出す側の強力なバネを2つとも取り外した。
そしてこれが、取り外したバネだ。
いかにも、強力に見える。実際に強力だ。そして私にはこの強力すぎるばねが、どう見ても設計ミスにしか見えなかった。
SATA の接続端子はもともと簡単に外れるタイプの端子なので、押し出すバネがなくとも、ハードディスクケースを傾ければ、ハードディスクは簡単に出てくる。バネを取り除いても何の問題もない。
バネを外した状態で、ハードディスクを入れてみる。接続端子は完全に収まっている。この状態で軽くハードディスクケースを振ってみても、接続端子がずれる様子もない。
ただ、ハードディスクをがっちり押さえられていた前後の強力なバネのうち、後ろからの押さえがなくなったため、ハードディスクが 「カタカタ」 と、ハードディスクケースの中で動いてしまうようになってしまった。ハードディスクが稼働中に振動して、ハードディスクケースとぶつかり合うのは、明らかによくない。
そこで、ハードディスクケース内の隙間に薄いスポンジをはさむことにした。そのため、ハードディスクの出し入れが若干めんどくさくなるのだが、ハードディスクや中のデータが破損するよりはずっと良い。
いまだ現役製品として売られている CENTURY 裸族の一戸建て(CRIS35EU2) であるが、私は絶対に お勧めしない。
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