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2010/12/30

ミカンの薄皮取りはクエン酸がお勧め

 冬の定番の果物と言えば、やはりミカンであろう。食後やおやつ代わりについつい皮をむいて食べてしまう。

 ただ、薄皮をそのまま食べるか、薄皮を食べずに実だけを食べるかは、悩ましい問題だ。そんな悩ましいミカンの薄皮について、少し前に興味深い内容のテレビ番組を見た。それは、

「ミカンの薄皮は、重曹で煮るときれいに溶ける」

というものだ。

 我が家にも、焦げ付き落とし用に重曹がストックされている。そこでさっそく、ミカンの房をばらして重曹で煮てみた。すると、確かに簡単に薄皮を溶かしさることができた。予想していたよりずっと早くて簡単だった。

 ただ、重曹で処理した後のミカンは、食べやすいのだが、処理していないミカンに比べて味が劣るように感じられた。そのため、2~3回実験的に処理した後は、重曹で薄皮を溶かすことはやらなくなってしまった。


 その後2週間ほどして、大量に買い置きしていたミカンが乾燥してパサついてきた、と家族に不満が出てきた。まぁ、買ってからだいぶ経つので、ミカンが痛んでくるのは致し方がない。

 そこで、煮て薄皮を処理すれば、多少のパサつきは食べられるようになるかもしれないし、痛み始めて柔らかくなったミカンも火を通すことで、もう少し日持ちするようになるだろうと考えた。

 で、作業を始めた時、何をどう勘違いしたのか、重曹ではなく 『クエン酸』 を鍋の中の水に投入していたのだ。

 我が家では、重曹と同じ場所にクエン酸も保管している。ただ、重曹と間違ってクエン酸を取り出したのではなく、なぜかその時はクエン酸を使うものだと思い込んでいた。

 しかも、ばらばらにしたミカンの房を処理していくと、重曹と同様に薄皮が徐々に溶けてなくなっていくのだ。ただし、重曹よりも薄皮がなくなる速度が遅いため、「あれ? 前はもっと早く薄皮が取れたよな?」 と疑問に思ったところで、ようやく使うべき粉末がクエン酸ではなく、重曹だったことに気が付いた。

 とはいえ、クエン酸でもミカンの薄皮をなくすことができた。そして、クエン酸で処理したミカンの実を食べて驚いた。

 「重曹で処理したミカンよりもおいしい。もしかしたら、処理する前のミカンよりもおいしいかもしれない」

と感じたからだ。


 もともとクエン酸はかんきつ類に含まれる酸性なので、アルカリ性の重曹よりも相性がいいのかもしれない。また、今回処理したミカンは、特価品の水っぽいミカンだったことも影響したのかもしれない。

 いずれにしても、以後、我が家では、ミカンの薄皮を処理するのにクエン酸を使うようになった。

 もし、同じようにクエン酸でミカンの薄皮を処理しようと思った人のために、いくつかのコツや注意点といったものを残しておきたいと思う。


1. 量

 クエン酸の量は特に決めてはいない。私は、水 500cc に対して、クエン酸を 小さじ山盛り 1杯 ぐらいで溶液を作っている。ただし、この量が最適なのかどうかはわからない。

2. 手順

 クエン酸液を先に沸騰させてから、ばらばらにしたミカンの房をクエン酸液に投入している。ミカンを投入する際には、沸騰したクエン酸液が飛び跳ねるので、オタマなどを使って投入するのがよいだろう。

 ミカンの房の背についているフサフサした筋は、なるべくとっておいた方が、仕上がりが一定してきれいになる。

 クエン酸液から引き揚げた後は、流水で軽く流した後に、ためた水で2回ぐらいクエン酸液を洗い流すとよいだろう。クエン酸自体は食用なので食べても問題ないが、クエン酸が残っているとミカンが酸っぱくなってしまう。

3. タイミング

 クエン酸液の濃度や投入したミカンの量によって、引き上げるタイミングが変わってくるため、“何分で取り出す” というのは言いにくい。

 投入したミカンを箸やオタマなどでやさしくかき混ぜながら、ミカンの様子を観察する。

 ミカンの房の背の部分がきれいになり、両面の薄皮がほとんど透明になった頃が、ミカン引き上げのちょうど良いタイミングだ。

 その時点では、おそらくミカンの中心に位置していた房のエッジ部分は残った状態だと思う。だが、その部分も溶かし切ろうとさらに処理を続けると、おそらく実の分解のほうが先に進み、クエン酸液が 「ツブ入りジュース」 なってしまうだろう。そうなったらそうなったで、分解したツブをザルですくい取って食べることもできる。が、やはりそうなる前に、房の形を残したまま食べた方が、ミカンらしくてお勧めだ。

 多少薄皮が残っていたとしても、十分に薄くなっているため、そのまま食べることも苦にならない。エッジの部分が多少食べにくいかもしれないが、エッジ部分だけを食べ残すのも容易だ。


 あとになって調べて分かったことなのだが、みかんの缶詰工場では、塩酸を使って薄皮を溶かしているらしい。つまり、ミカンの薄皮は酸にも全然溶けるということで、クエン酸で薄皮の処理をするというのは、あながち間違いではなかったということだ。

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