WindowFX 4
以前に、「標準で非アクティブ ウィンドウの半透明をサポートしてくれないかなー」 という記事を書いた。そして、実際にそのような効果を出してくれる “TransOther” というツールを使っていた。ただ、不都合な部分もあるので、「我慢して使っていた」 というのが本音だ。
だが世の中には、そんな私のささやかな希望を叶えてくれるツールがあった。それが、今回紹介する
だ。
無料のツールではない。私はトライアル期間の1ヶ月をまるまる試した後に、「対価を支払う価値が十分にある」 と判断をして、使用料を支払い、正規ユーザーとなった。
なにしろ TransOther に見られたような表示の不都合がない。動作も安定していて、システムが重たくなるようなこともない。
ざっくりと WindowFX 4 の機能を紹介すると、
- ウィンドウが出たり消えたりするときのアニメーションをカスタマイズできる。
- 特定のマウス操作でウィンドウをリサイズすることができる。
- 特殊な操作を右クリックメニューに追加できる。
- 非アクティブなウィンドウを暗くしたり半透明にできる。
- ウィンドウに特殊な動きをさせることができる。
となる。
この中で、私が使っているのは、4. と 5. の一部だ。すべてを使っているわけではない。具体的には、
- Inactive Windows
- Make windows under the active window darken to draw attention to the window with focus
- Automatically minimize inactive windows after a period of time to clean up the desktop (5 Minutes)
- Make inactive windows transparent
- Movement
- Fade windows to semi transparent when moving and sizing them
の4つだ。
これで日常的なファイル操作、ネットサーフィンやメールの読み書きが、非常に快適になる。最前面だが非アクティブなウィンドウに対してキーボードで操作しようとして 「あれ?」 となるミスがなくなって、とても快適だ。
とはいえ、たまにしか行わない作業も含めて私が行うすべての操作を考えると、都合の悪い場面もある。それは、
非アクティブのウィンドウを参照しながら作業をする時
だ。
私は写真の調整をするのに、古いバージョンの PaintShopPro 7.0 (PSP7) を使っている。この PSP7 は、前面に出た作業ダイアログの操作で、非アクティブになっている写真ウィンドウの表示結果がリアルタイムで変わる。WindowFX 4 を有効にしていると、非アクティブな写真ウィンドウが暗く半透明になってしまうため、本当の色味がわからなくなってしまう。
また、簡単にコピーペーストできない文字を、手作業でほかのアプリケーションに打ち込む作業をするときも、参照するアプリケーションウィンドウが非アクティブになり暗く半透明になってしまうため、文字が読みにくくなることが多い。
そういった時には、スタートメニューから WindowsFX 4 のウィンドウを呼び出して、[Disable WindowFX] ボタンをクリックする。そして、作業が終わった後に、[Enable WindowFX] ボタンをクリックする。簡単な操作だ。
WindowFX 4 の効果が都合の悪い場面も存在するものの、それは簡単な操作で解消できる。なので、日常的な快適さによるメリットを台無しにするデメリットになっていない。その結果、私は WindowsFX 4 を使い続けている。
もう一つ細かい話になるが、当初私は、[Make inactive windows transparent] を使っていなかった。しかし、デスクトップがフォーカスをもった時に、表示されているウィンドウが非アクティブなのにもかかわらず、暗くならない問題がある。タスクバーにフォーカスがあるときは、最前面のウィンドウのみが非アクティブにもかかわらず、暗くならない。
そのような場合でも、[Make inactive windows transparent] をオンにしておくと、非アクティブなウィンドウは半透明になり、フォーカスを持っていないことが一目でわかるため、このオプションをオンで使うことにした経緯がある。
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