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2011/08/01

ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D を終わらせてみたものの・・・

 任天堂が、いきなり 「ニンテンドー3DS の1万円値下げ」 を発表したことは、私にとっても大きなショックだった。お詫びという形で、古いゲームを無料でプレイできるようになるとはいえ、「それよりも1万円返してくれよ」 というのが正直な気持ちだ。

 ま、それは今回の主題ではない。今回の主題は 『ゼルダの伝説』 だ。

image 私がファミコンとともに初めて買ったゲームが、ファミコンディスクシステムの 『ゼルダの伝説』 だった。同時大学生だった私は、ゼルダの伝説にはまりにはまった。1か月以上ずっとゼルダの伝説ばかり遊んでいた。もっとも、その理由が、裏面のレベル7の洞窟が見つからなかったためだったりする。その洞窟を見つけるためだけに1か月近くかかった。ちなみにこの “裏ゼルダ レベル7” は、ファミコン版ドラゴンクエストI の “太陽の石” と並んで、ゲーム史上最大クラスの謎だと今でも思っている。

image そんな思い入れのある ゼルダの伝説シリーズ だから、「あのハイラルの大地を 3D で見てみたい」 という思いから、3DS版 ゼルダの伝説 時のオカリナ を買ってプレイした。ニンテンドー64 でオリジナルの 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』 をプレイしてクリアしているにもかかわらず。

 そして、『時のオカリナ』 に約45時間、『時のオカリナ 裏』 に約25時間かけて、表裏両方をクリアした。

 一番満足だったのは、13年前に途中で挫折した 「ハイラル平原でのビッグポウ10体をすべて倒した」 ことだったりする。13年前のオリジナル版では、ビッグポウを9体しか倒せなかったことが、ずっと心残りだったのだ。

 また実は、ゲームキューブ用 『ゼルダの伝説 風のタクト』 の予約特典で、ゲームキューブ版 『時のオカリナ』 を入手しているため、『時のオカリナ 裏』 はそちらでプレイできたはずなのだが、『風のタクト』 を途中で挫折したため、結局 『時のオカリナ 裏』 もやらずじまいだった。

 そんな心残りを2つも解消したのだから、満足感が大きくてもおかしくなかったのだが、やはり一度クリアして、その記憶もずいぶんと残っているゲームだ。期待したほどの満足感は得られなかった。

 しかし、話はここで終わらない。


 私が 『時のオカリナ 3D』 を終わらせた頃、3DS 用のダウンロードゲームとして、ゲームボーイカラー用 『ゼルダの伝説 夢を見る島DX』 がプレイ可能となった。

 『風のタクト』 でゲームキューブを買ったように、『夢を見る島DX』 で私は “ゲームボーイカラー” を買った。そして、ゲームボーイカラー本体も 『夢を見る島DX』 もまだ手元に残っていたりする。

 そこでせっかくだからと、何年かぶりに ゲームボーイカラーに単3電池を入れ、『夢を見る島DX』 のカセットを入れた。

 電源を入れ、プレイし始めると、あることに気が付いて、非常に驚いた。

 それは、

    「ゲーム内容をほとんど覚えていない・・・」

ことだった。

 『夢を見る島DX』 よりずっと以前に遊んだ最初の 『ゼルダの伝説』 のゲーム内容は、今でもけっこう覚えている。そのあとにプレイした 『リンクの冒険』 も断片的に覚えている。スーパーファミコンでの 『ゼルダの伝説神々のトライフォース』 もそこそこ覚えている。

 『夢を見る島DX』 より前に遊んだゲームについてはそれなりに記憶にあるのに、それよりも新しい 『夢を見る島DX』 の内容は、まったくと言っていいくらい覚えていなかった。

 ま、そこは逆に考えれば、まったく新しいゲームが手に入ったのと同じだ。しかも新たな出費なしで。そして、期せずして、 “新しい” ゲームを結構な時間楽しむことができた。


 さらに、実はもう一つ、というか、もう一組、手元に残っているゲームがある。『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章・時空の章』 だ。

image 『大地の章』 で1カセット。『時空の章』 で1カセット、計2カセットのゲームとなっている。キーワードを使ってそれぞれのゲーム内容をリンクできる、ちょっと特殊なつくりにもなっている。

 こちらも改めて遊び始めると、ゲーム内容をまったく覚えていないことに、愕然としてしまった。このゲームの発売は 2001年 であり、21世紀になってからだ。私の感覚でいえば 「つい最近」 と思わず言ってしまいそうな時期だ。

 こちらは、『大地の章』 をクリアした後、『時空の章』 の途中で止まっている。

 止まっている理由は、「プレイする時間が思うように取れない」 ということもある。しかし、それよりも大きな理由が、

    「謎解きが 「重たい」、「きつい」、「めんどくさい」」

と感じることだ。

 『夢を見る島DX』 や 『ふしぎの木の実』 をプレイしていると、『時のオカリナ』 の謎解きが、ひどく簡単なものに思えてきたのだ。より難易度が上がっているとされる 『時のオカリナ 裏』 と比べても、『夢を見る島DX』 や 『ふしぎの木の実』 の謎解きはかなりハードに感じる。

 『時のオカリナ』 では、次に行くべき場所や謎解きのヒントがいろんなところで聞くことができる。ヒントのない謎も存在するが、それらはメインストーリーとは直接関係のない部分に配置されている。

 それに対して、『夢見る島DX』 や 『ふしぎの木の実』 では、メインストーリーに関係する謎解きに対しても、平気で放置・無ヒント状態になっている。

 子供の頃や若い頃は、そんなゲームたちを必死になって “楽しんで” いた。それに比べれば、今の自分は、ぬるいゲームに慣らされて、すっかり “ゆとり世代” になってしまったと痛感させられた。

 もっとも、“わかりやすく”、“とっつきやすく”、“遊びやすく” なったゲームが 「よかったのか/わるかったのか」 あるいは 「よいのか/わるいのか」、それは私にはわからないし、そもそも良し悪しで論じられるものではないようにも思う。

 それよりも、最近の良質だがある意味 “ぬるくなった” ゲームだけではなく、不親切で絵も貧弱だが、やりごたえのある大昔の良質なゲームが、安価にお手軽にプレイできる時代になったというのは、いい時代になったものだと素直に思える。

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