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2011/09/19

冷蔵庫を新しくしたら、電気代が月1000円下がった

 7月上旬に冷蔵庫を買い替えた。

 それまで使っていた冷蔵庫は、結婚した時に買い、もう15年使ってきた。東芝の “GR-H31M” という 300ℓ クラスの冷蔵庫だ。15年使い続けてもまったく壊れる様子もない。つまり、壊れたから買い替えたというわけではない。

 買い替えの理由は、「モノが冷蔵庫に入りきらなくなった」 ためだ。私が家庭菜園を始めたことが大きく影響している。

 7月になり暑くなると、キュウリとトマトが大量に採れた。多い時は、1日でキュウリが2kgも採れた。とても家族3人では食べきれない。トマトはミニトマトであったが、やはり1日で30個も40個も採れた。ので、キュウリは塩漬けにして、トマトはそのまま冷凍にして保存することにした。

 そうなると、ただでさえいっぱいいっぱいの冷蔵庫には、もはやヤクルトを入れる隙間もないくらいにキュウリやトマトが詰め込まれていく。

 そんな状況でまず考えたのは、「冷凍庫を買い増す」 ことだった。というのも、カミさんが一番困っていたのが “冷凍室がいっぱい” になってしまうことだった。

 子供が毎日お弁当を持っていくため、カミさんはお弁当用のおかずを小分けして冷凍している。もちろん1種類だけでなく、何種類ものおかずを冷凍にしているため、それだけでかなりのスペースを冷凍庫内で占有してしまう。それに加えて、大量のミニトマトを冷凍保存しようとするのだから、収まりきらなくなったのだ。

 調べてみると、単体の冷凍庫はそれほど高いわけではない。問題になったのは、価格ではなく置き場所だった。

 さほど広くない我が家では、キッチンに何かを置くスペースはすでにない。かといって、キッチン以外の場所、たとえばリビングに冷凍庫を置くのもちょっとためらってしまう。

 結局、冷凍庫単体を買い増すのはやめて、冷蔵庫を一回り大きいものに買い替えることにした。


 それまで使っていた冷蔵庫が 300ℓ クラスだったので、新しい冷蔵庫は 400ℓ クラスにすることにした。400ℓであれば、冷蔵庫の幅がほとんど変わらないため、古い冷蔵庫を置いている場所に、そのまま新しい冷蔵庫を置けると考えた。これが 500ℓ クラスの冷蔵庫になると、冷蔵庫の横幅が大きく広がってしまう。冷蔵庫をキッチンの入り口にはみ出して置いてある我が家では、冷蔵庫の幅が広がればキッチンに出入りしにくくなってしまうのは目に見えていた。

 そして、新しい冷蔵庫を選択するための重要なポイントを 『冷凍庫の大きさ』 に置いた。というのも、価格コムなどで各社の 400ℓ クラスの冷蔵庫を比較すると、意外なほど冷凍庫の容量が違っているのだ。各社のコンセプトの違いが判ると思った。

 結局、『冷凍庫の大きさ』、『価格』、『クチコミでの評判』 を参考にして、

を買うことに決めた。

 クチコミサイトでの評判は良かったものの、やはり最終的には自分の目と手で確認しなければと思い、近所で一番安いと思われる家電量販店に行った。GR-D43N は人気機種だけあって、ちゃんと実機が置いてあった。冷蔵室の扉を開けて内部のレイアウトを観察して、実際に今使っている冷蔵庫に入っているモノを置いていくシミュレーションを頭の中でしていく。冷凍庫や野菜室の引き出し開けると、明らかに今使っている冷蔵庫よりも大きい。これならば今までの倍のモノは入れられそうだった。

 そして何より販売価格が気に入った。事前に調べておいた価格コムでの最低価格とほぼ同じ価格だった。さらにその日は、その店の会員であれば5%引きになるという。これはもう買うしかないと思った。冷蔵庫の購入と同時にその店の会員登録を済ませ、無事に5%引きで購入することができた。古い冷蔵庫の引取りの運送料も安く済ませることができたため、トータルで見ると確実に価格コムの最安店で通販購入をするよりも安く上がった。


 購入から3日で GR-D43N は届いた。 

 事前にそれまでの冷蔵庫の中を少なくしておき、冷凍食品用に発泡スチロールボックスや大量に保冷バックを用意しておいたおかげで、搬入も搬出もスムースに行えた。古い冷蔵庫は廃棄するためなのか、引っ越しの時のように前日に運転を停止して、内部の冷媒を落ち着かせる必要もなかった。


 そして、新しい冷蔵庫を使い始めて2か月が過ぎた。

 まず、8月に届いた7月分の電気料金を見て驚いた。明らかに電気料金が安くなっている。前月に比べても安いし、昨年の同じ月に比べてもはっきりと安くなっていた。

 それでも、7月は家族旅行に出かけたこともあり、「もしかしたらそのせいかも?」 という疑いが多少あった。なにより、最初の1か月だけで判断するのは早計だという気持ちもあった。

 しかし、9月に届いた8月分の電気料金を見て確信した。

    「新しい冷蔵庫にしたことで、確実に月の電気料金が1000円以上安くなっている」

と。

 ここで改めて、以前使っていた GR-H31M と新しく買った GR-D43N の仕様を簡単に比較してみた。それが下の表だ。

 GR-H31MGR-D43N
年間消費電力量 588kWh 300 kWh
年間電気代 12,936円 6900 円
ドア数 3 5
発売年 1996年 2011年
定格内容積 310 ℓ 427 ℓ
冷蔵室 165 ℓ 217 ℓ
冷凍室 75 ℓ 110 ℓ
野菜室 70 ℓ 100 ℓ
独立製氷室   7 ℓ
590 mm 600 mm
奥行き 620 mm 682 mm
高さ 1650 mm 1801 mm
 

メーカーの出している仕様だけからも、はっきりと電気代が安くなることがわかる。ただ、この仕様から計算すると、ひと月あたりの電気料金差は、

    (588kWh - 300kWh) / 12ヶ月 = 24kWh/月

    24kWh × 24.13円/kWh = 579.12円

となり、1000円にぜんぜん足りない。

 ところが、GR-H31M の年間消費電力量は2006年以前の古いルールに従って算出しているため、実はそのままでは GR-D43N と単純比較ができないのだ。

 東芝のサイトにいくつか冷蔵庫で古いルールと新しいルールでの年間消費電力量の両方が掲載されている。すると、古いルールと新しいルールでは、その値が2倍~3倍以上新しいルールのほうが大きく算定されるのだ。ということは、上の 588kWh という GR-H31M の年間消費電力量が 1000kWh 以上であってもぜんぜんおかしくないということになる。ちなみに8月の去年と今年の使用電力量差は 77kWh だった。この数値を当てはめて計算すると、

    77kWh × 12ヶ月 = 924kWh

    924kWh + 300kWh = 1224kWh

となり、古いルールでの 588kWh と比較をしてありえない数値ではないことがわかる。もし、1224kWh が GR-H31M の年間消費電力量だとすると、年間電気代は

    1224kWh × 22円/kWh = 26928円

となる。GR-D43N と比較して、年に2万円も多く電気代を払う計算になる。

 GR-D43N を約9万円で買ったことを考えると、4年半で元が取れてしまう。まぁ、実際には冬場の消費電力差も見てみないと何とも言えないが。


 それにしても、わずか15年でここまで冷蔵庫が進化しているとは、正直驚いた。半導体やコンピューターを異なり、家電はずっと以前に開発しつくされて、今後はそれほど大きな変化は起こらないだろうと思っていた。

 調べてみると、これだけ冷蔵庫の効率が上がったのはここ数年のようだ。つまり、10年前の冷蔵庫と比較しても、格段に電気代が安くなるようだ。その意味で、いいタイミングで冷蔵庫を買い替えたと思っている。

 以前であれば、「うわぁ、これどこにしまおうか」 と悩む量の買い物をしても、ぜんぜん余裕で冷蔵室と冷凍室に収まる。そして、使っていけばいくほど以前の冷蔵庫を使い続けていたよりもお金がかからなくなる。いいことづくめだ。

 本当に冷蔵庫を買い替えてよかった。


東芝 GR-D43N(NS)
(楽天市場)

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コメント

冷蔵庫の電気代の件、大変興味深く読みました。
私の使用している冷蔵庫(日立製 1997年~)
もちょうど15年なので、そろそろかなと思って
いました。日立のHPなどで、最近のと比較してみようと思います。まだ、十分使えているのですが、
1000円/月は、大きいなと思います。
電気代の算出、古いルール、新しいルールなど
具体的、科学的な計算例で、大変説得力があります。

投稿: nakamura | 2012/11/05 17:19

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