Windows Live Writer も残念
MSN Messenger を Windows Live Messenger をアップデートしたら、Windows Live Writer がついてきた。ブログ用のワープロだ。ココログにも対応していたので、数本 Live Writer で記事を書いていた。
以前試した xfy Blog Editor が残念だっただけに、今回もそれほど期待していたわけではない。
結論から言えば、やはり常用するには、私が欲しい機能とパフォーマンスが足りなかった。無料のソフトウェアなので、文句ばかり言ってもしょうがないのだが、使っていてストレスを感じるようでは、やはり使う気にはなれない。
使いやすいところも、もちろん多い。
- Live Writer も xfy Blog Editor も編集画面で最終的な体裁を表示することができる。(ココログ標準の Web 上のエディターは、公開しないと最終的な体裁を確認できない。)
- 表や区切り線を簡単に挿入できる。
- カテゴリの指定の仕方も、チェックボックスを使う使いやすい形になっている。
- 記事の保存は、ローカルとサーバーを自由に選べる。
- これまで数回しかやったことがない記事の分割だが、コマンドひとつで可能。
- サーバー上の既存の記事を指定して読み込み可能。(xfy Blog Editor ではできない)
しかし、以下の問題点が、私にとっては致命的だった。
- 文字入力時のパフォーマンスが低い。パソコンの能力にも依存するのだが、私のパソコンとの組み合わせでは、文字入力中に頻繁に息継ぎをするため、どうしてもストレスがたまる。
- 再変換ができない。私は入力文字の確定を優先する。すると、誤変換が多くなるため、確定後に再変換をかける。そのほうが入力効率が良いからだ。入力文字を未確定状態で残しておくと、操作体系が違ったり、未確定文字内で移動に制限が掛かるため、とにかく入力文字を確定させる。
ココログ標準の Web 上のエディターでも、再変換は文字選択を必要するため、再変換は実用的ではない。それでも Web 上のエディターはパフォーマンスが良い。動作が軽いのだ。
パフォーマンスと再変換。どちらかが Live Writer で実現していれば、使い続けていけるのだが、両方無いのでは継続して使用できないと判断した。記事を編集する部分以外のキーワードや引用などの標準的な部分では再変換が使えるだけになおさら残念だ。
また、それ以外にも表示系に若干の不具合が見られる。
- メニューの再描画が不完全のため、表示されている文字と実際のメニューの位置が異なる。マウスポインタを持っていくと正しく表示されるため、実用上は問題ないが、やはり気持ち悪い。
- Web レイアウト画面では、問題なく描画されるのに、Web プレビュー画面で一部の描画がずれてしまうのも残念だ。これも、あれば便利程度の機能なので、ただ残念なだけだ。
「タダで使っておいて文句を言うな」 といわれそうだが、開発者や開発関係者がこの記事を見て、多少なりとも次のバージョンで考慮してくれればいいな、と思い、あえて記事にした。
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