カテゴリー「ファッション・アクセサリ」の2件の記事

2009/11/30

1000円 vs 100円

 40歳を過ぎた頃からお腹が出てくるようになり、ズボンをベルトで押さえるのがわずらわしくなってきた。

 2年前のある日、行きつけのスーパーの衣料品売り場で “サスペンダー(ズボン吊り)” が1000円で売られていた。「ま~、1000円なら高くないし、いいか」 と思い、購入。

 以来、2年以上、自宅用として愛用している。

 ところが最近、なんと100円ショップでもサスペンダーを売っているのを見つけたのだ。

 たしかに以前から子供用の小さいサスペンダーを目にすることはあったが、大人用の大きなサスペンダーはなかった。だが、今回見つけたのは 『160cm~180cm』 と書かれた、間違いなく大人用のサスペンダーだった。

 サスペンダー1本ではちょっと不便に感じていたので、さっそく100円のサスペンダーを1本購入した。

 家に戻ってさっそく100円のサスペンダーを試してみる。すると、

「な、なんだ、この今にも延びきってしまいそうなゴムは

と驚いてしまった。はき古したパンツのゴムのような引っ張り弱さを、100円サスペンダーのゴムベルトに感じてしまったのだ。

 1000円サスペンダーは、前2つ/後2つ の4つのクリップでズボンを留めるようになっている。それにたいして、100円サスペンダーは 前2つ/後1つ と計3つのクリップでズボンを留めるようになっている。

 所詮100円なので、コストを減らす上でクリップの数を減らすのは理解できる。しかし、後の1つのクリップにはけっこう力がかかるため、もともとそれほど強いグリップ力でないこともあって、工夫をしないとすぐに後のクリップが外れてしまう。

 せっかく買ってきたモノなので、100円サスペンダーのほうもだましだまし使っている。とはいえ、いつ壊れるかといつもはらはらして使っているのも事実だ。

 1000円サスペンダーが100円サスペンダーの10倍の価値があるかと聞かれれば、「せいぜい数倍」 としか答えられない。

 それでも、この品質差でかつ高いほうが1000円なのであれば、次も1000円のサスペンダーを買うと思う。

 最近はほとんどの日用品、身の回りのモノが100円ショップで買えるため、100円もので済ませてしまうことが多い。でも、悲しいかな所詮100円モノ。すぐに使えなくなってしまうことも多い。

 さらに今回のような使い心地の差を改めて体験してしまうと、「なんでもかんでも100円ショップで済ませようとするのも、考え直さないとな」 と思うのであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/09/04

これじゃー男はだまされるわけだ

お化粧ひとつで“人”が変わる。
 第34回トークショー [化粧とコミュニケーション]
  第2部 メーキャップの変遷
   [銀座の学校 2002年6月28日]

 私が驚いたのは、化粧の特長の変遷ではない。モデルの女性がすべて同じだということに驚かされたのだ。

 よく見れば、たしかに鼻の形は同じだ。目や唇は化粧によって印象を大きく変えられるが、鼻はなかなかそうは行かない。実は、耳が一番人物を特定するには有効なのだが、残念ながら、これらの写真にはほとんど耳が写っていない。

 飯島愛が、すっぴんでテレビ局に入ろうとすると、かならず身元確認を求められたという話を、テレビなどでよく聞いた。また、日の浅いカップルが、一夜を共にした翌朝に、男が隣で寝ている女の顔を見て、「あんた、誰?」 と聞いたという笑い話も、よく聞く。

 それらは面白おかしく脚色されていると、これまでずっと信じていた。

 しかし、今回この8枚の写真を見せられて、それらのエピソードが、けっして誇張などではなかったことを確信した。

 私から見れば、これらはもはや “特殊メイク” にしか見えない。しかし、その技術を世の多くの女性達は持っているのだ。これでは男は簡単にだまされるわけだと、みょーに納得してしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)