Oリングぐらい一般的なものを使って欲しいと思った
我が家では金魚を飼っている。子供が幼児の時に金魚すくいをしてもらってきたものだ。なので、もう5年以上も飼っていることになる。
飼うからにはやはりきちんと飼ってあげないと気が済まないのが、私の性格だ。300円でもらってきた金魚なので、そうそうお金をかけるつもりもなかったが、一番手ごろな金魚飼育セットでも1000円以上していた。
その飼育セットについていたのが、テトラ社のワンタッチフィルター OT-30 だった。簡易型フィルターだったが、金魚数匹(最終的には1匹)を飼育するには十分の性能を持っていた。水槽内がゴミで汚れることもなく、藻で緑色になることもなく、満足していた。
それでも、さすがに5年以上も使い続けると、モータの接続部に使われている Oリング が劣化してきた。接続部からじわじわと水が漏れるようになってしまったのだ。
水漏れするのはさすがにまずいので、Oリング を交換することにした。調べてみると、交換用Oリングは300円とあった。
だが、「ちょと待てよ」 と思った。ホームセンターで売っている汎用のOリングなら、2~3本入って200円ぐらいで売られているはずだ。
OT-30 のOリングを外してノギスで測ってみると、内径が約28mm、太さが約2.4mmであった。ググってみると、そのサイズのOリングの規格はたしかにあった。
そこで実測値のメモと実物を持ってホームセンターに行ってみた。すると、OT-30で使われているOリングと同等のものが売っていないではないか。別なホームセンターに行ってみたが、やはり品揃えは同じであった。
具体的にいうと、太さが2.5mmのものは内径が20mmまでしかなく、内径が28mmのものは太さが3.5mmなのだ。
仕方なく 「無理やり広げれば入るだろう」 と考えて、内径20mm、太さ2.5mmのOリングを買って、OT-30のモータにつけてみた。かなり無理やりという感じになってしまったが、なんとか装着することができた。
装着はできたものの、よく見るとOリングの外周がモーター取り付け部の内側に入り込んでしまい、シールの役目を果たさないのは一目瞭然だった。
○| ̄|_
そこで再度ホームセンターに行って、今度は内径26mmの太さ3.5mmのOリングを買ってきた。
とはいうものの、予想通りというか、浅はかというか、今度はOリングがモータの溝に納まりきらなかった。
○| ̄|_
そんな失敗の結果、純正の交換用Oリングをインターネットショップより取り寄せることとなってしまった。残念ながら、私の近所のホームセンターやペットショップでは交換用パーツを置いていなかったのだ。
使い道のないOリングが2袋に、送料の分だけ高くついた交換パーツ。たかだか数百円ではあるが、なんとも無駄な出費をしてしまった。
それにしても、Oリング程度はどこででも手に入るような汎用品を使って欲しかったと思う。メインの交換パーツであるフィルターならまだしも、Oリングで儲けになるとも思えない。
ならば、メーカーの負担を下げて、ユーザーにとっても利便性のある汎用的なパーツを使ったほうが、双方にとってメリットがあると思うのだが。なぜかこの手のパーツは専用もしくは特殊なパーツが使われることが多い。
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