カテゴリー「携帯・デジカメ」の91件の記事

2011/05/05

Nintendo 3DS の 3D カメラもやればできる子 (ただし近接限定)

 以前に、「Nintendo 3DS の 3D 液晶は、やればできる子だが、3D カメラは、残念な子」 的な記事を書いた。実際、その記事を書いたときは本当にそう思っていた。

 ところが、何気に撮影した桜の花の写真で、その考えが間違いであることに気が付いた。

 その写真が、これらだ。

Hni_0059 Hni_0060 Hni_0061

(サムネイルは、2D 写真。リンク先のファイルは、3D 画像である MPO ファイル。MPO ファイルは、『ステレオフォトメーカー』 で2枚の 2D 写真としてみることが可能。)

 通常の 2D 写真で見ると、手前の花も奥の花も同じように表示されているため、ごちゃごちゃしていてお世辞にも良い写真には見えない。これは何も 3DS に限らず、もっと高解像度なデジカメで撮影しても似たり寄ったりである。私も毎年、桜の花を撮影しているのだが、どうやったら、あの桜の満開の美しさをカメラに収められるのか、いまだにわからない。

 ところが、3DS で撮影した桜の花の写真を 3D 表示を見て驚いた。

 2D 表示では単にごちゃごちゃしているだけの写真が、3D 表示では、背景となっている多くの花々の中で、手前の花だけがきれいに分離して表示されているのが、はっきりとわかる。これは、2D 写真では決して表現できない。


 ではなぜ、以前には 「平面の重ね合わせ」 しか撮れないと思っていた 3DS の 3D カメラで、驚かされるほどの 3D 表現ができたのか。

 今更ながら、改めて 3DS の取り扱い説明書を、読み返してみた。

 すると、取扱説明書の 58ページ に 「撮影距離について」 ちゃんと書かれていた。

 取扱説明書によれば、立体感のある写真を撮影するのに最適な距離は “1m” とある。さらにそこから近づいて “30cm” までが、より立体感が強くなる距離、とある。

 それまでの自分の撮影手法を思い返してみると、一般のデジカメの撮影と同じように、人物から 1.5m~2m ぐらい離れて撮影していた。

 どうやらそれが、立体感のない 3D 写真という結果になっていたようだ。

 試しに、手近にあるモノを片っ端から 3DS で撮影してみると、確かに30cm~40cm の距離で撮影したものは、3DS の 3D 液晶から飛び出して見えるくらいに立体感のある写真となった。


 3DS の 3D カメラが、それほど残念な子ではないことがわかったのはよかった。

 しかし個人的には、もっと遠距離のモノも立体感ある写真に撮りたかったので、やはり残念な気持ちは残った。

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2010/09/06

スパムメールはやっぱりものすごく迷惑だった

 今年の春ごろまで、ケータイのメールにはスパムメールがまったくなかった。別段フィルターを適応していたわけでもなかったのだが、とにかくスパムメールは来なかった。

 それがどういうわけか、春ごろから急に大量のスパムメールが送りつけられるようになってしまった。

 

 私は、ケータイのメールをヘッダー部分しか自動受信していない。AU では、ケータイに送られたメールを、自動的に別なアドレスへ転送してくれるサービスがある。パケット料金を節約するために、本文はパソコンで読むことにしているのだ。もちろん、外出時でかつ緊急の時は、ケータイで本文を読むこともある。しかしそれは月に2~3件あるかないかだ。

 そんなわけで、毎日送り付けられるスパムメールではあったが、「ヘッダーしか受信していないから、たいして料金はかかっていないだろう」 と思いこんで、あまり気にしていなかった。

 

 ところが、スパムメールが大量に送り付けられるようになって2~3か月してから、ある異変に気が付いた。それは、

    「『繰り越し無料通話量』 がどんどん減っていく」

ことだった。

 以前に記事にしたことだが、ほとんどの月は、私は無料通話量をほとんど繰り越す。そして、繰り越し無料通話量がどんどんたまっていっていた。その増えていくはずの無料通話量の繰り越しが、どんどん減っていくのだ。

 原因は、大量に送り付けられるスパムメール以外に考えられなかった。

 

 そこで、それまですぐに捨てていたスパムメールを、パソコン上で1月分ためてみた。すると驚くべきことに、1ヶ月で

    700件

ものスパムメールを受信していたのだ。この数は私の予想をはるかに上回っていた。

 私の印象では、スパムメールは1日に数件。1ヶ月にすると多くても150件程度と考えていた。しかし、実査にはその数倍のスパムメールを受信していたのだった。

 

 そこで、改めてヘッダーのみを受信すると、いくら料金がかかるのか計算してみた。

 パソコン上に残したスパムメールを数件調べてみると、ヘッダーの文字数は、およそ

    1800 ~ 2000 文字

だった。1パケットは、“128バイト” であり、“0.21円” だ。これで計算すると、およそ

    14 ~ 16 パケット ≒ 3円

ということになる。“3円”、私が予想していたよりも大きな金額だった。

 3円で計算すると、『3円×700件=2100円』 となる。

 実際には毎月の通信料に2000円もかかっていないため、実際の受信サイズはパソコン上のヘッダより小さいのかもしれない。とはいうものの、毎月の無料通話量 1000円 を大きく超える金額であることに変わりはない。

 「たかがスパムメール」 と侮っていたが、実はとんでもない負担を強いられていたことに、改めて腹立たしく思った。

 

 これだけ具体的な数字が出てしまっては、私もパソコンからのメールをすべてフィルターで遮断せざるを得なくなった。それまでは、受け取れなくなるメールを心配して、受け取り拒否のアドレスを個別に指定していたのだ。

 8月1日に、パソコンメールからの受け取りをすべて拒否する設定にした。そして、必要だと思われるアドレスのみを、個別で受け取り指定に記述した。

 それから1か月。最初の二日間は数件のスパムメールが届いたが、三日目からは、スパムメールが一切届かなくなった。

 そして、8月分の無料通話量は、半分以上が繰り越された。

 それにしても、2~3か月分の無料通話量を無駄に使わされてしまった。私の対応が甘かったことは素直に認めるが、やはり無駄に貴重な通信料を使わされるスパムメールには、ほんとに腹が立つ。

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2010/05/10

Sony DSC-HX5V と CSCH-34REの使い方

 100円で買ったとはいえ、もともとは3000円近くで売ろうとしていたカメラケース “オリンパス CSCH-34RE”。さすがに作りは、しっかりしている。

 私はモノには執着する方ではあるものの、色やデザインに極端なこだわりはない。なので、それほどセンスがいいとはいえない CSCH-34RE でも、実用性は高いと判断して日常的に使うこととした。

 見た目のデザインにこだわりはないものの、使い勝手という点でのデザインにはこだわりがある。その点、CSCH-34RE は DSC-HX5V を入れるとぴったりと収まるため、私には極めて使い勝手が良い。

 DSC-HX5V を入れると、こんな感じになる。

    2010051001 2010051002
    (いずれもクリックで拡大)

若干カメラケースのほうが大きいように見えるが、カメラケースは2重構造になっているため、カメラケースの内側の幅は DSC-HX5V より若干小さい。それでも、厚み方向はカメラケースのほうが若干大きいため、横に広がる感じで DSC-HX5V が良い感じで収まる。ちなみに DSC-HX5V の今見えている側から入れようとすると、うまく入らない。DSC-HX5V の右手で持つ側にはダイヤルやレバーがあり、それらが引っかかるため、カメラケースにスムースに入っていかない。実際には、ストラップが右手側についているため、写真に写っている方向にしか収納しないので、ぜんぜん問題はない。

 DSC-HX5V をすべて収めて、出し入れ口のベルトをしっかりと固定すると、これまたほとんど隙間なくベルトが DSC-HX5V を抑える形になる。

    2010051003 (クリックで拡大)

 ベルトを固定するためのホックは、磁石となっているため、近づけるだけで 「パチン」 と収まるし、外すときにマジックテープのようなベリベリという音もしなくて良い。

 ただ、DSC-HX5V を出し入れする時、ベルトについている金具が DSC-HX5V によく当たる。そのため、DSC-HX5V に傷がつくんじゃないかと心配した。そこで、どこまで効果があるのか確信はないのだが、ベルトの金具にセロテープを張った。

    2010051004 (クリックで拡大)

 ここまでは全く問題はないのだが、一つ、使い勝手の悪い部分が CSCH-34RE にあった。100円ショップのカメラポーチには、カラビナのようなフックを取り付けられるようなワッカが、ベルト通しの上についていた。ところが、CSCH-34RE にはベルト通しはついているものの、ワッカがついていない。

 100円ショップのカメラポーチでは、ワッカにネックストラップと DSC-HX5V からのハンドストラプの両方をくくりつけて、“DSC-HX5V”、“ポーチ”、“ネックストラップ” が一体となっていたため、DSC-HX5V や ポーチを落としたりなくしたりする心配がなかった。

 「まあ、無いものは仕方がない」 と思い、針金でワッカを作って取り付けようと考えた。そしてガラクタ箱の中を覗いてみると、いいものがあるあることに気がついた。

 それは 『洗濯バサミのバネ』 だ。隙間の小さい C 型の硬い針金だ。

 プラスチックの洗濯バサミはけっこうもろくなりやすくて、しばらく使っていると壊れてくる。その時に壊れずに残ったバネの部分を捨てずにとっておいたのだ。この洗濯バサミのバネはけっこう硬くて弾性が強く、金属なので熱にも強い。余談になるが、以前に天井に取り付けている蛍光灯のカバーのフックが壊れたことがあった。最初、テープで張り合わせたのだが、重たいのか熱にやられたのか、すぐにカバーが落ちてきてしまった。天井に取り付けるものなので、落ちてくるとあぶない。あれこれ考えた末に、洗濯バサミのバネで引っ掛けたところ、落ちることもなく、ヒンジのようになって開け閉めも簡単にできるので、我ながら良いアイデアだったと思っている。

 話をカメラケースの方に戻そう。

 カメラケースと洗濯バサミのバネを合わせてみると、ベルト通しにもなっているカメラケースのベルトと同じぐらいの大きさだったので、ぎりぎりカメラケースの上のほうに取り付けてみた。

    2010051005 (クリックで拡大)

横から見るとこんな感じだ。

    2010051006 (クリックで拡大)

最後はこれに DSC-HX5V のハンドストラップとネックストラップを通して、完成となる。

    2010051007 (クリックで拡大)

 カメラを抑えるためのベルトがジャマになるため、首から下げたカメラケースが傾いてしまうのは、ご愛嬌だ。

 この状態で首から下げていれば、ケースから DSC-HX5V を取り出して撮影する時も、ケースはジャマにならず、かつ、ケースを握っていなくてもケースは独立しないため、ケースをなくす心配もない。

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2010/05/07

Sony DSC-HX5V と オリンパスのカメラケース

 デジカメケースについて進展があったので、再度記事にしてみる。

 以前に書いた 「100円デジカメケース」 でも、日常的な使用ではなんの不便もない。むしろ使いやすい。とはいえ、しょせんは100円で売れるように作られた商品。耐久性という点では、かなり心もとない。

 そこで予備として同じものを買いだめしようと思ったのだが、すでに時遅し。買った100円ショップはもとより、他の100円ショップも回ってみたのだが、どこにも見当たらない。

 しかたなく、安くてよさそうなデジカメケースをあらたに探すことにした。

 まずは、どんな形態のケースが良いのか考えてみた。

  • ファスナー式は、開け閉めがめんどくさそうで、ファスナーでカメラを傷つけそうなので、やめることにした。
  • マジックテープ式は、今使っているので悪くはないのだが、「ベリベリッ」 という音は意外に気になる。
  • マグネット式が今のところ一番私の好みに合いそうだった。ただし、磁石の影響が GPS や磁気カードに影響しないかは、気になるところではある。
  • 外装はできればハードなものが良いが、今使っている感じでは、ソフトなスポンジでもよさそうだ。

 などと考えながら、ヨドバシカメラに行ってみた。近くのヨドバシカメラは、けっこう品ぞろえが豊富なので、デザインや形、方式、そして価格を見比べながら選ぶことができる。

 そこでよさそうだと目についたのが、

HAKUBA SPG-IP-SBK

だった。ただ、ヨドバシカメラに置いてあったのは、一回り小さい SS サイズだった。そのため、店頭の DSC-HX5V で試させてもらったのだが入らなかったため、買うまでには至らなかった。S サイズがあるのを知ったのは、HAKUBAのホームページを見てのことだ。

 もう一つ、高いのでやはり買うまでに至らなかったが、DSC-HX5Vにぴったりでデザイン的にも気になったケースがこれだった。

RICOH CX1 用ソフトケース ブラック SC-90BK

 サンプルが店頭にぶら下がっていたので、やはり DSC-HX5V を入れてみたら、DSC-HX5V 用に作られたんじゃないかと思うくらいにぴったり収まった。シンプルなデザインで作りもしっかりしていて本革製だった。高いのは当たり前なのだが、ちょっと手が出せなかった。

 家で HAKUBA のホームページを見たついでに、いろいろデジカメケースを探していたら、こんなものも見つけた。

POCHII(POCH2)がまぐち型シリコンケース

 実物を見ていないので、DSC-HX5V が収まるかどうかは定かではない。ある意味、SC-90BK と対局にあるかのように、高級感もない。でも、開け閉めがしやすくて、使いやすそうな気がした。でも、購入までは至らなかった。

 そんなこんなで何日か過ぎたある日、いつものようにスーパーに買い物に行った。よく行くスーパーの2階にコジマ電気があるので、スーパーでの買い物前にコジマ電気で掘り出し物を探すのが、私のお決まりのコースだ。

 ちょうど今デジカメケースを探していることもあり、デジカメケース売り場を見ていると、

  「ん?」

と一瞬信じられない値札を見つけてしまった。

 陳列棚にぶら下げられた値札には間違いなく “100円” と書かれていた。しかも値段だけでなく商品の型番もしっかりと印刷されていた。ところが、そこにぶら下がっている該当の型番を持つ商品には “¥1480-” と印刷されたシールが貼られていた。となりの商品を見ると、色違いの同型商品の値札にはきちんと “1480円” と書かれている。

    「ということはやはりこれは在庫処分で100円なのか?」
    「いや、これはきっと孔明の罠に違いない」

と思い、とりあえず店員に聞いてみることにした。

 訪ねられた店員もさすがに即答出来ず、商品を持ってレジに調べに行った。そして、戻ってきた店員の答えは、「間違いなく100円です」 だった。

 その言葉に安心して、私はそのデジカメケースを持ってレジに行った。レジでその商品を精算する店員も、レジスターに表示される金額と商品に貼ってあるシールの金額があまりにも違うため、一瞬狼狽していた。そこで私が 「さっき別な店員さんに確認してもらったら、100円で間違いないと言われました」 というと、安心して精算をしてくれた。店員の慌てた様子がちょっぴりおかしかった。

 色とデザインはぜんぜん好みではなかったが、1480円のモノが100円で買えたとなれば、これは儲け物以外のなにものでもない。その時に私が買ったデジカメケースがこれだ。

2010050701オリンパス ソフトカメラケース 「CSCH-34RE」

 家に帰ってからさっそく商品の詳細を調べてみた。オリンパスのホームページによると、定価はなんと “2940円” になっていた。1480円でも半額だったのに、それが100円の在庫処分品になっていたのだ。ちなみにビックカメラでもこの商品が目玉商品として100円で売られていた

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2010/05/05

Sony DSC-HX5V と 使い古しのケータイ

 一連の DSC-HX5V の記事を書いている途中で、下のような記事を見つけた。

【Xacti】 携帯充電器の製作 (shino-blog)

 なんと、いらないケータイを使って、私も持っている動画デジカメ Xacti のバッテリーを充電してしまおう、というものだ。

 この発想には、目からウロコだった。

 たしかにケータイのバッテリーも、デジカメのバッテリーもほとんど同じようなものだ。多少容量の差はあるものの、充電では容量ではなく充電電圧で制御していると思われるので、十分に互換性があるということにも、私には納得できた。

 とはいえ、決してこの方法を推奨しているつもりはない。あくまで、私から見てうまい方法だと思っただけである。なので、同様の方法を試す人は、くれぐれも自己責任で行動していただきたい。

 さっそく私も、今使っているケータイはもとより、我が家にある使っていないケータイをも探し出して、DSC-HX5V のバッテリーとケータイのバッテリー端子を合わせてみた。

 だが残念なことに、一つも適合しそうなケータイはなかった。

 唯一、私が最初に使っていた au A5507SA のバッテリー端子がなんとか DSC-HX5V のバッテリー NP-FG1 の端子と幅が一致しそうだった。しかしながら、厚み方向の高さが一致しないため、もし使おうとすると、相当な A5507SA 本体の加工・改造が必要になりそうだったため、A5507SA を使っての NP-FG1 の充電は諦めた。

 とはいうものの、せっかくの面白いネタなので、このまま諦めるつもりはない。

 そのうち秋葉原に出かけていき、ジャンクで売られているケータイを探しまわって、NP-FG1 を充電出来そうなケータイを見つけようと思っている。

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2010/05/03

Sony DSC-HX5V と DC-01BKの性能

 前回、デジタルカメラ用充電器 DC-01BK の注意点を書いたので、いよいよ DC-01BK の性能評価について報告する。

 まずは、基準を作らなければいけない。幸い、予備のバッテリーとして買った NP-FG1互換バッテリー がインフォリチウム型だったので、蓄電量を “残り使用可能時間” として表示してくれる。そこで、満充電時の残り時間を記録した。

 面白いというか、当然というか、各モードによって表示される時間がまちまちだった。

    NP-FG1での満充電時の残り使用可能時間
    モード表示時間比率
    動画撮影 78分 1.0
    写真撮影
    (おまかせオート撮影)
    172分 2.2
    動画再生 227分 2.9
    写真再生 256分 3.3

 数値が大きい方が細かく評価できるので、今回は “写真再生” の時間を利用して蓄電量を評価した。また、その時の動画撮影可能時間は、満充電時の表示時間の比で計算をすることにした。動画撮影可能時間と写真再生可能時間を厳密に比較すれば、一定の比率にならないのかもしれないが、今回はそこまで検証することはしていない。

 使ったニッケル水素電池は、以前の電池ボックスのテストでも使用した Sony CyberEnergy (min. 1900Ah) を使った。外部バッテリーとしては、やはり以前の電池ボックスのテストで取り上げた 電池ボックス 単3×4本 USBコネクタ付 [SBH-341-3S/USB] に CyberEnergy を入れて使った。比較のために、Linkage Li-ion AC Charger ACL-03W でも充電テストを行った。

 
1.DC-01BK内部電池での充電 (ニッケル水素電池2本)

 まず基本として、DC-01BK に組み込んだニッケル水素電池2本を使っての充電実験をした。2回実験を行って両者に大きな差がなかったので、最初の結果を示す。

充電時間

表示される
残り時間

動画撮
影換算
0分 -分 -分
10分 31分 9分
20分 50分 15分
30分 80分 24分
60分 131分 39分
90分 161分 48分
120分 184分 55分
165分 216分 65分

 165分で実験を終えたのは、そこでニッケル水素電池が空になったためだ。NP-FG1 の84%を充電出来たことになる。

 ちなみに、165分で内部のニッケル水素電池を新しいものと入れ替えて、さらに30分充電を行ったところ、241分 (動画撮影換算 73分) まで充電できたことを確認した。

 AとB、2つのバッテリーがあるとして、Aのバッテリーで撮影しつつ、Bのバッテリーを DC-01BK で充電すれば、仮に60分の撮影でAのバッテリーが切れたとしても、充電中のBのバッテリーには約40分蓄電されている。バッテリーを交換して、空になったAのバッテリーの充電を行えば、次は30分でBのバッテリーが空になったとしても、Aのバッテリーには20分以上撮影できるだけの充電がされていることになる。

 こうやって2つのバッテリーをうまく使いまわせれば、バッテリー交換という手間はかかるものの、ニッケル水素電池を用意した分だけ、撮影を続けられそうである。

 

2.USB端子からの充電 (SBH改 および ACL-03W)

 次に、外部バッテリーから DC-01BK にUSB端子を使った時の充電実験の結果を示す。SBH改で2回、ACL-03Wで2回、実験を行ったところ似たような結果だったので、SBH改での実験結果の1つを示す。

充電時間表示される
残り時間
動画撮
影換算
0分 -分 -分
30分 109分 33分
90分 172分 52分
120分 210分 63分
150分 230分 69分
180分 241分 73分
210分 256分 77分

 内部のニッケル水素電池2本の時より、充電開始直後の充電がかなり速くなっている。おそらくは、電圧を上げなければならないニッケル水素電池2本では、流せる電流の上限が低く、外部のUSBバッテリーを使ったときは、かなりの電流を流せるために、このような差が出たと思われる。

 さらに外部USBバッテリーを使った場合は、容量に余裕があるため、NP-FG1 をほぼ満充電まで充電できるのも、外部USBバッテリーを使った時の大きなメリットだ。

 とはいうものの、DC-01BK にはこの場合でも中にニッケル水素電池2本を入れなければならず、そこにさらに外付けで外部USBバッテリーを取り付けるのは、いかにも使い勝手が悪いように思う。

 

 私の個人的な結論としては、

「通常は DC-01BK 単体での充電を行う。」

「どうしても急いで充電しなければならない時だけ、外部USBバッテリーをつないで充電する」

という使い方になりそうだ。

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2010/04/30

Sony DSC-HX5V と DC-01BKの注意点

 前回で、DSC-HX5V 用に予備のバッテリーは準備したものの、それだけではやはりどうしても安心できない。なんとか手持ちの単三形ニッケル水素電池を DSC-HX5V に使えないものかと、ひたすら考えた。

 考え続けていると、ふとあることに気がついた。

 ケータイも PSP (PlayStation Portable) も外部バッテリーから充電できている。そして、その外部バッテリーとして単三形ニッケル水素電池が使っているではないかと。ケータイや PSP に内蔵されているのもリチウムイオンバッテリーだ。ということは、DSC-HX5V の内蔵バッテリーを、単三形ニッケル水素電池で直接充電してしまえばよいのだ。

 さっそく、リチュウムイオンバッテリーを直接充電する機器がないかと探してみると、すぐに次の二つが見つかった。

USBなんでもチャージャー2

デジタルカメラ用充電器 DC-01BK

 構造的にも簡単な 『USBなんでもチャージャー2』 の方が安価で、さらに簡易版である 『USBなんでもチャージャーmini EX』 であればさらに安い。ただ、USBなんでもチャージャー系では、リチウムイオンバッテリーをクリップで挟む形になるため、途中で外れてしまうことが心配だった。特に私の場合、バッテリーを充電しながら移動することも想定しているので、リチウムイオンバッテリーの固定がしっかりしていそうな 『DC-01BK』 を選ぶことにした。

 もう一つ DC-01BK を選ぶことにした理由は、単三形ニッケル水素電池を DC-01BK 本体に格納できるため、トータルで見て DC-01BK の方がコンパクトにまとまると思えた点だ。

 ただ、DC-01BK のメーカーが Linkage だというのはちょっと気になった。なにしろ、以前に買った Linkage製のリチウムポリマーバッテリーが半年ちょっとで使えなくなってしまった苦い経験がある。とはいえ、この DC-01BK と同等な機器が他にない以上、選択の余地はない。

 幸いにして、近くの家電量販店に DC-01BK が置いてあったので、すぐに手にいれることができた。

 すぐに DC-01BK に関する私のテスト結果を報告したいところではあるが、どうやらこの DC-01BK には特に注意すべき点がいくつかあることがわかった。そのため、私の記事を読んで、すぐに買ってしまう人がいると、買ってから 「なに?これ?」 と思ってしまう心配をした。

 そこで、性能評価の前に、使う上で私が 「あー、ここは要注意だな」 と思う点を、先に報告しようと思った。

 

注意点 1: 本体に十分に容量のある単三電池を入れるべし

 DC-01BK 本体の動作は、すべて内蔵した単三電池によって制御されているようだ。よって、内蔵した単三電池の容量が十分にないと、DC-01BK がおかしな動作をしてしまう。

 DC-01BK は、ミニUSB端子を使って外部のバッテリーからもリチウムイオンバッテリーに充電することもできる。しかも、DC-01BK に単三電池を入れなくても、外部のバッテリーを繋ぐと、DC-01BK の充電中を示すランプがつくため、それだけを見ると単三電池を入れる必要がないようにも見える。しかし実際に充電してみると、外部バッテリーだけでは、リチウムイオンバッテリーを半分くらいしか充電できない。いくら時間をかけてもそれ以上充電することができなかった。

 DC-01BK の取扱説明書にも、「かならず単三電池を入れて使うこと」 といったようなことが書いてあるものの、小さく書かれているだけなのでうっかりすると見過ごしてしまう注意点だ。

 

注意点 2: 充電中のランプを信用しすぎない

 これまた DC-01BK の取扱説明書に書かれていることなのだが、充電中を示すランプがきちんとついていても、全く充電されていないことが何度かあった。

 再度、リチウムイオンバッテリーをセットし直して充電すると、きちんと充電されるので、おそらくは、リチウムイオンバッテリーの端子と DC-01BK の端子との接触が弱くて、接触抵抗による損失で充電できなかったものと思われる。

 こればかりは、実際にリチウムイオンバッテリーを使ってみて初めて気がつくことなのだが、充電開始前にリチウムイオンバッテリーを少し左右に動かして、端子同士の接触を確実にさせるのがよさそうだ。

 

注意点 3: 外部バッテリーから充電中も内部の単三電池を消費する

 DC-01BK の取扱説明書には、「外部バッテリーからの充電を優先する」、「外部バッテリーがなくなると自動的に内部の単三電池からの充電に切り替わる」 とある。

 しかし実際に使ってみると、外部バッテリーがまだ十分あるにも関わらず、内部に組み込んだ単三電池がスッカラカンになる。どうも設計通りに動作していないような気がしないでもない。

 当然、内部の単三電池がすっからかんになってしまえば、注意1 で指摘したように、外部バッテリーから充電できなくなるので、『かけた時間ほどには充電されていない』 と結果になってしまう。

 

注意点 4: 充電しないときは内部から単三電池を抜く

 規定通りの充電が終わって充電中を示すランプが消えても、内部の単三電池からすこしずつ電流が流れているようだ。よって、充電を行わない時や充電が終わった後は、速やかに本体の電源を OFF にすべきだ。できれば、DC-01BK から単三電池を取り出すことをお勧めしたい。

 充電テストのために、私は充電状態にしたまま一晩放置したのだ。朝 DC-01BK を見ると、充電を示すランプは消えていた。私は充電が終わった段階で電池からの電流は自動的に遮断されると思っていた。

 しかし、実際に充電テストに使ったニッケル水素電池の電圧を測ってみると、2本とも1.0Vを大きく下回っていたのだ。あわてて充電を始めた。それ1回だけとはいえ、ニッケル水素電池を痛めてしまった。DC-01BK の電源が ON になっていると、際限なく内部の単三電池から電流が流れ続ける仕様のようなので、必要なとき以外は単三電池を外しておく方がよさそうだ。

 

 なお、私は DSC-HX5V のバッテリー NP-BG1/FG1 でしか DC-01BK を使わないため、NP-BG1/FG1 に合わせて硬めのスポンジを内部に貼り付けた。
  20100430 (クリックで拡大)

 また、NP-BG1 が裏返しに取り付けられている。こうしないと、DC-01BK と NP-BG1/FG1 の端子の高さが一致しないのだ。とりあえず、この状態で安定して充電することが出来ている。

 次回はいよいよ DC-01BK での充電結果についての報告である。(つづく)

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2010/04/28

Sony DSC-HX5V と 予備のバッテリー

 デジカメでメモリーカードと並んで重要なのが 『バッテリー』 だ。メモリーカードがなければいくら撮影しても保存できないし、バッテリーがなければ、そもそも撮影ができない。

 これまでも私はさんざん デジカメ や ケータイ、PSP (PlayStation Portable) でバッテリー切れに悩まされてきた。そのために、予備の専用バッテリーを買ったり、ACアダプターにもなるリチウムイオン外部バッテリーを試したりしてきた。つい最近も、ニッケル水素電池4本をつかったUSB端子付きの電池ボックスを2種類買って、テストしたばかりだ。

 そんな流れで来ているので、できれば HX5V も外部電源ケーブルを使って、ニッケル水素電池4本を使ったUSB電源を予備バッテリーにしたかった。HX5V の専用バッテリーは 3.6V 960mAh なので、4.8V 2000mAh のニッケル水素電池であれば、専用バッテリーの2倍程度の時間を駆動させることができると予想できる。

 ところがである、HX5V用の外部電源ケーブがおかしい。「おかしい」 という表現もちょっと変なのだが、私から見るとソニーは嫌がらせをしているとしか思えないような品揃えをしているのだ。

 こちらがソニーの指定している純正のHX5V用の外部電源用ケーブルを含んだマルチ端子ケーブル VMC-MD2 だ。外部電源ケーブルの他に USB と AV用ケーブルもついている。しかしながら、USB と AV用ケーブルがセットになったマルチ端子ケーブルは HX5V に最初から付属している。つまり、VMC-MD2 には重複していらないものがくっつけられて、使いにくくされているのだ。さらに価格も 4200円 と微妙に高い。もし外部電源ケーブルだけであれば、2000円前後できるのではないだろうか。

 もし店頭で HX5V にマルチ端子ケーブルがつながれていたら、よくよく見て欲しい。店頭用に実は HDMI 端子と外部電源ケーブルを組み合わせた “シンプルな” マルチ端子ケーブルが使われているのだ。もちろん、ソニーのホームページのどこを探してもそんなケーブルはない。あくまで店頭用の非売品だからだ。

 そこで、ソニーのサポートに 「補修部品として入手できないか?もしくは、発売を検討してくれないか?」 と質問をしたのだが、「一般には提供していない。発売の予定もない。」 とけんもほろろに対応されてしまった。まあ、外部電源を使うユーザーは極少数だし、VMC-MD2 は他の機種用としても提供されているものだから、むやみにオプションを増やしたくないのだろう。

 あとは、USB端子から HX5V に電力を供給できるようなケーブルが、サードパーティから発売されることを祈るばかりである。もっとも、マルチ端子が特殊なので、ソニーのライセンスが絡んで発売できない可能性も高いのだが。

 そうはいっても、やはりバッテリー切れの心配は現実にあるわけで、仕方なく予備の専用バッテリーを買うことにした。ソニー純正は目が飛び出るくらいに高いので、買ったのはサードパーティの互換バッテリーだ。

 以前より何度か使っている ロア・ジャパン から購入した。

NP-FG1対応バッテリー

 ロア・ジャパンは送料がかからないオプションを選べるのが気に入っている。もちろんその分途中で事故になるリスクもあるのだが。

 互換バッテリーとしては、これよりも安いモノもあるのだが、今回買った高い方はバッテリーの残り使用時間を表示できる(インフォリチウム)機能がついているということで選択をした。HX5V に付属していたバッテリーでは、バッテリーの残り使用時間を表示できないのだ。

 実際使ってみると、この残り使用時間表示は極めて便利だ。時間の数値そのものは必ずしも正確ではないが、残り「○○分」と出ていれば、「あっ、あと××分は使えるな」 という目安としては常に正しい割合で表示してくれるので、単に3段階や4段階のバッテリー表示より電池交換のタイミングをはかりやすい。

 肝心の容量については、付属していた純正のバッテリーと同じ時間の連続動画撮影が出来ている。具体的には、

    『フルハイビジョン動画の30分毎の連続撮影で、満充電からバッテリー切れまで、およそ75分~85分』

だった。互換品としては、表に書いてある 960mAh どおりの性能が出ていて、いい意味で驚かされた。もっとも、その性能がどのくらいつづくかは、今後使い込んでみないとわからないところではある。

 なので、互換バッテリーを買う時の私のおすすめは、NP-BG1互換ではなく、『NP-FG1互換のインフォリチウム機能もしくはバッテリー残量表示機能付き』 だ。とはいえ、インフォリチウム機能あるなしで価格差が数百円あるので、あえて機能なしの安いバッテリーを買うという選択肢もありだ。

 HX5V は意外とバッテリーの持ちがよく、今のところ1日でバッテリーを2つとも使いきってしまう状況には遭遇していない。しかし今後、運動会やら発表会やらで撮影時間が長時間に及ぶ状況が予定されている。その時に果たしてバッテリー2つで間に合うのか、という心配が出てくる。

 その解決策の一つを、とりあえず見つけた。それについては次回に。(つづく)

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2010/04/26

Sony DSC-HX5V と 100円のデジカメケース

 過去に買ったデジカメには、専用のケースがついてることが多かった。Olympus C-900Z にも、Sanyo Xacti C4 にも、貧弱なものではあったが、実用的に十分なケースが付属していた。もっとも、今の一眼デジカメ並みに大きい Olympus E-100RS にはケースが付属していなかった。専用の本革製のケースを5000円ぐらい出して買った記憶がある。

 本題の Sony DSC-HX5V である。コストダウンの影響だろうか、HX5V にも専用ケースは付属していなかった。ストラップはそれなりにオシャレなモノがくっついていたが。

 まさか HX5V を裸のまま持ち歩くわけにも行かないので、持ち運び用のケースを準備しなくてはいけなくなった。

 保護ということで余談になるが、背面の液晶画面には100円ショップで買った3インチ画面用の液晶保護フィルムを張った。ただ、3インチ用だと液晶部分はカバーされるが、液晶を覆っているプラスチック部分は3インチサイズよりずいぶんと大きいため、3インチ用の保護フィルムではカバーしきれない。なので、PlayStation Portable 用の保護フィルムを買って、切って使う方がいいかもしれない。いずれにしろ、視認性は100円の保護フィルムでぜんぜん問題ない。

 話をデジカメケースに戻す。

 これまでデジカメケースとして使ってきたケースと HX5V を合わせてみたのだが、いずれも大きすぎて HX5V に合わないことがわかった。その中の一つは、ずいぶん昔に衝動買いで買ってしまった TUMI のウェストポーチなのだが、HX5V を2つ入れてもまだ余裕があるほどの大きさで、とても使えそうにない。

 一応、ソニーからは純正品とももいえるケースが発売されているようなのだが、いかんせん高い。まあ、安くはないデジカメを不意の衝撃から守るための保険と考えれば、多少はコストを支払うべきなのだろうが、それにしても高すぎる。たしかに、HX5V にジャストフィットするだろうし、デザイン的にも優れているのだろうけれど。

 また、ヨドバシカメラで大量に陳列されているデジカメケースを眺めていても、今ひとつぴったりくるものがない。よさそうだなと思うと純正品並みに高かったり、小さくて HX5V が入らなかったり。

 そんな感じで悩んでいる時に100円ショップに行ったら、なんとなく HX5V にぴったりハマリそうなケータイケースを見つけた。残念なことに HX5V を持っていかなかったので、本当に収まるサイズなのか確認することができない。それでも、「たかだか100円じゃん」 と思い、買って帰った。

 なんとこれが大正解だった。

 伸縮性のある素材というのもあるが、そもそものサイズが HX5V 用に作ったのではないかと思えるぐらいにぴったりだったのだ。
  2010042601 (クリックで拡大)

 ケース左右のモジャモジャには、実は買った時にはゴムひもが靴ひものようにクロスして通されていたのだ。中に入れるものがケースより小さいときに、きゅっと締めて大きさを合わせるためのものとしてつけられていたのだろう。しかし、HX5V には必要ないのでゴムひもはとってしまった。

 このケースにはフックは付いていないものの、フックを付けるためのプラスチックの輪っかはついていた。私はそこにネットストラップを取り付けて、ケースごと首からぶら下げられるようにした。そして同時に、HX5Vに取り付けてあるストラップもケースの輪っかにくくりつけて、ケースを通じて HX5V が首から落ちないようにした。
  2010042602 (クリックで拡大)

 ちなみにケースに縦に取り付けられている帯は、ベルトなどを通せるようになっている。

 そして、われながらうまい使い方を思いついたと思っているのが、入れた物が飛び出さないようにするためのベルトの使い方だ。

 しばらく使わないときは、不用意に HX5V が飛び出さないように、所定の位置でマジックテープで張り合わせる。
  2010042603 (クリックで拡大)
そして、観光地などで頻繁に HX5V を出し入れするところでは、押さえのベルトを二つに折りたたむ。
  2010042604 (クリックで拡大)

 押さえベルトを二つに折りたたむと、押さえベルトについているマジックテープの片割れがベルトの内側にくっつき、押さえベルトが閉じたままになり HX5V の出し入れの邪魔にならないのだ。押さえベルトをブラブラの状態にしておくと、HX5V を取り出すのになんとなく邪魔に感じるのだ。

 このまま2泊3日の旅行に持っていったのだが、極めて快適だった。

 もっともしょせん100円の品なので、すぐに壊れてきそうだし、耐衝撃性は無いようなものだ。

 それでも手に入れられるのであれば、私はこの100円デジカメケースを HX5V ユーザーにお勧めしたい。

 ちなみにこのケースに付いては商品札はこれだ。
(表)2010042605 (裏)2010042606
(いずれもクリックで拡大)

(つづく)

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2010/04/23

Sony DSC-HX5V と SDHCのメモリーカード

 Sony の DSC-HX5V にはメモリーカードが付属していないため、別途購入する必要がある。HX5V はソニー独自のメモリースティックだけでなく、SD/SDHCカードにも対応している。私は当然、汎用性の高いSDHCカードを選ぶことにした。

 今使っている Sanyo Xacti C4 は 2GB のSDカードしか使えないため、クラス6相当の2GBのSDカードを使っている。もちろんそのSDカードも HX5V で使えるの。しかし、静止画だけを撮影するならいざ知らず、動画も撮影するとなると2GBではぜんぜん足らない。ちなみに2GBだと、静止画なら400枚以上と十分だが、フルハイビジョンで撮影すると14分しか録画できない。

 Xacti C4 で2GBのSDカードを使えば、80分撮影できる。これまでの経験から、複数泊の旅行に行っても1時間分の動画を撮影するかどうかなので、とりあえず1時間程度の録画ができるメモリーカードが欲しい。すると、最低でも8GBのSDHCカードとなる。仕様書によれば、8GBのメモリーカードに録画すると、約58分10秒となっている。

 8GB以上のSDHCカードを買うとして、8GBでいいのか、16GBにするのか、いっそのこと32GBにすべきか、考えた。もちろん大きい方が使い勝手良いのは明らかだ。

 そこで、1GB当りの価格を比較してみた。あちこちのオンラインショップで価格比較をしてみると、現状では、“8GBの単価 ≒ 16GBの単価 << 32GBの単価” となっており、まだ登場して間もない32GBのSDHCカードを選択肢から外した。

 8GBか16GBのSDHCカードに絞られたところで、SDHCカードのメーカーを考えた。

 あちこちの掲示板やクチコミサイトを読んでみると、やはりというべきか、安さが売り物のメーカーのSDHCカードには、トラブルの報告も多い。もっとも、Xacti C4 で使っていたSDカードもいわゆる安売りメーカーのSDカードで、それでもこれまでトラブルが無かったことから、絶対にトラブルに遭遇するわけではないことは理解している。それでも、容量が一段と大きくなるため、撮影したデータが失われる危険は極力避けたかった。

 そこで今回は、多少高い買い物をしても、ある程度安心感のある “東芝製” のSDHCカードを買うことにした。

 あらためてオンラインショップの価格表を見て回ると、東芝製のSDHCカードはやはり高い。そこで今回は “8GB” のSDHCカードを買うことにした。そして、いずれ値段が下がったのを見計らって16GB以上のSDHCカードを買うことにした。

 いずれ買い換えることを前提にすると、使わなくなった時のことも考えなくてはいけない。そこで今回買う8GBのSDHCは、後でケータイやPlayStation Portableに使い回しがきくように、“microSDHC” にすることにした。

 そして最終的に、ここのショップからこの商品を買った。

東芝 microSDHCカード 8GB Class4

 HX5V の仕様として、AVCHDで撮影する場合は Class4以上が推奨されているので、このmicroSDHCカードであれば、その点も問題ない。

 実際にこのmicroSDHCカードを使って、仕様上の制限である29分の連続録画を10回以上行ったが、すべて問題なく記録された。ちなみに、仕様書に 「連続撮影できるのは1回の撮影あたり(AVCHDモード)で約29分」 と書かれているが、実際には、29分50秒で強制的に録画が終了する。ほぼ30分の撮影ができると考えてよさそうだ。

(つづく)

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