カテゴリー「住まい・インテリア」の19件の記事

2011/09/19

冷蔵庫を新しくしたら、電気代が月1000円下がった

 7月上旬に冷蔵庫を買い替えた。

 それまで使っていた冷蔵庫は、結婚した時に買い、もう15年使ってきた。東芝の “GR-H31M” という 300ℓ クラスの冷蔵庫だ。15年使い続けてもまったく壊れる様子もない。つまり、壊れたから買い替えたというわけではない。

 買い替えの理由は、「モノが冷蔵庫に入りきらなくなった」 ためだ。私が家庭菜園を始めたことが大きく影響している。

 7月になり暑くなると、キュウリとトマトが大量に採れた。多い時は、1日でキュウリが2kgも採れた。とても家族3人では食べきれない。トマトはミニトマトであったが、やはり1日で30個も40個も採れた。ので、キュウリは塩漬けにして、トマトはそのまま冷凍にして保存することにした。

 そうなると、ただでさえいっぱいいっぱいの冷蔵庫には、もはやヤクルトを入れる隙間もないくらいにキュウリやトマトが詰め込まれていく。

 そんな状況でまず考えたのは、「冷凍庫を買い増す」 ことだった。というのも、カミさんが一番困っていたのが “冷凍室がいっぱい” になってしまうことだった。

 子供が毎日お弁当を持っていくため、カミさんはお弁当用のおかずを小分けして冷凍している。もちろん1種類だけでなく、何種類ものおかずを冷凍にしているため、それだけでかなりのスペースを冷凍庫内で占有してしまう。それに加えて、大量のミニトマトを冷凍保存しようとするのだから、収まりきらなくなったのだ。

 調べてみると、単体の冷凍庫はそれほど高いわけではない。問題になったのは、価格ではなく置き場所だった。

 さほど広くない我が家では、キッチンに何かを置くスペースはすでにない。かといって、キッチン以外の場所、たとえばリビングに冷凍庫を置くのもちょっとためらってしまう。

 結局、冷凍庫単体を買い増すのはやめて、冷蔵庫を一回り大きいものに買い替えることにした。


 それまで使っていた冷蔵庫が 300ℓ クラスだったので、新しい冷蔵庫は 400ℓ クラスにすることにした。400ℓであれば、冷蔵庫の幅がほとんど変わらないため、古い冷蔵庫を置いている場所に、そのまま新しい冷蔵庫を置けると考えた。これが 500ℓ クラスの冷蔵庫になると、冷蔵庫の横幅が大きく広がってしまう。冷蔵庫をキッチンの入り口にはみ出して置いてある我が家では、冷蔵庫の幅が広がればキッチンに出入りしにくくなってしまうのは目に見えていた。

 そして、新しい冷蔵庫を選択するための重要なポイントを 『冷凍庫の大きさ』 に置いた。というのも、価格コムなどで各社の 400ℓ クラスの冷蔵庫を比較すると、意外なほど冷凍庫の容量が違っているのだ。各社のコンセプトの違いが判ると思った。

 結局、『冷凍庫の大きさ』、『価格』、『クチコミでの評判』 を参考にして、

を買うことに決めた。

 クチコミサイトでの評判は良かったものの、やはり最終的には自分の目と手で確認しなければと思い、近所で一番安いと思われる家電量販店に行った。GR-D43N は人気機種だけあって、ちゃんと実機が置いてあった。冷蔵室の扉を開けて内部のレイアウトを観察して、実際に今使っている冷蔵庫に入っているモノを置いていくシミュレーションを頭の中でしていく。冷凍庫や野菜室の引き出し開けると、明らかに今使っている冷蔵庫よりも大きい。これならば今までの倍のモノは入れられそうだった。

 そして何より販売価格が気に入った。事前に調べておいた価格コムでの最低価格とほぼ同じ価格だった。さらにその日は、その店の会員であれば5%引きになるという。これはもう買うしかないと思った。冷蔵庫の購入と同時にその店の会員登録を済ませ、無事に5%引きで購入することができた。古い冷蔵庫の引取りの運送料も安く済ませることができたため、トータルで見ると確実に価格コムの最安店で通販購入をするよりも安く上がった。


 購入から3日で GR-D43N は届いた。 

 事前にそれまでの冷蔵庫の中を少なくしておき、冷凍食品用に発泡スチロールボックスや大量に保冷バックを用意しておいたおかげで、搬入も搬出もスムースに行えた。古い冷蔵庫は廃棄するためなのか、引っ越しの時のように前日に運転を停止して、内部の冷媒を落ち着かせる必要もなかった。


 そして、新しい冷蔵庫を使い始めて2か月が過ぎた。

 まず、8月に届いた7月分の電気料金を見て驚いた。明らかに電気料金が安くなっている。前月に比べても安いし、昨年の同じ月に比べてもはっきりと安くなっていた。

 それでも、7月は家族旅行に出かけたこともあり、「もしかしたらそのせいかも?」 という疑いが多少あった。なにより、最初の1か月だけで判断するのは早計だという気持ちもあった。

 しかし、9月に届いた8月分の電気料金を見て確信した。

    「新しい冷蔵庫にしたことで、確実に月の電気料金が1000円以上安くなっている」

と。

 ここで改めて、以前使っていた GR-H31M と新しく買った GR-D43N の仕様を簡単に比較してみた。それが下の表だ。

 GR-H31MGR-D43N
年間消費電力量 588kWh 300 kWh
年間電気代 12,936円 6900 円
ドア数 3 5
発売年 1996年 2011年
定格内容積 310 ℓ 427 ℓ
冷蔵室 165 ℓ 217 ℓ
冷凍室 75 ℓ 110 ℓ
野菜室 70 ℓ 100 ℓ
独立製氷室   7 ℓ
590 mm 600 mm
奥行き 620 mm 682 mm
高さ 1650 mm 1801 mm
 

メーカーの出している仕様だけからも、はっきりと電気代が安くなることがわかる。ただ、この仕様から計算すると、ひと月あたりの電気料金差は、

    (588kWh - 300kWh) / 12ヶ月 = 24kWh/月

    24kWh × 24.13円/kWh = 579.12円

となり、1000円にぜんぜん足りない。

 ところが、GR-H31M の年間消費電力量は2006年以前の古いルールに従って算出しているため、実はそのままでは GR-D43N と単純比較ができないのだ。

 東芝のサイトにいくつか冷蔵庫で古いルールと新しいルールでの年間消費電力量の両方が掲載されている。すると、古いルールと新しいルールでは、その値が2倍~3倍以上新しいルールのほうが大きく算定されるのだ。ということは、上の 588kWh という GR-H31M の年間消費電力量が 1000kWh 以上であってもぜんぜんおかしくないということになる。ちなみに8月の去年と今年の使用電力量差は 77kWh だった。この数値を当てはめて計算すると、

    77kWh × 12ヶ月 = 924kWh

    924kWh + 300kWh = 1224kWh

となり、古いルールでの 588kWh と比較をしてありえない数値ではないことがわかる。もし、1224kWh が GR-H31M の年間消費電力量だとすると、年間電気代は

    1224kWh × 22円/kWh = 26928円

となる。GR-D43N と比較して、年に2万円も多く電気代を払う計算になる。

 GR-D43N を約9万円で買ったことを考えると、4年半で元が取れてしまう。まぁ、実際には冬場の消費電力差も見てみないと何とも言えないが。


 それにしても、わずか15年でここまで冷蔵庫が進化しているとは、正直驚いた。半導体やコンピューターを異なり、家電はずっと以前に開発しつくされて、今後はそれほど大きな変化は起こらないだろうと思っていた。

 調べてみると、これだけ冷蔵庫の効率が上がったのはここ数年のようだ。つまり、10年前の冷蔵庫と比較しても、格段に電気代が安くなるようだ。その意味で、いいタイミングで冷蔵庫を買い替えたと思っている。

 以前であれば、「うわぁ、これどこにしまおうか」 と悩む量の買い物をしても、ぜんぜん余裕で冷蔵室と冷凍室に収まる。そして、使っていけばいくほど以前の冷蔵庫を使い続けていたよりもお金がかからなくなる。いいことづくめだ。

 本当に冷蔵庫を買い替えてよかった。


東芝 GR-D43N(NS)
(楽天市場)

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2011/04/06

空気清浄機が我が家でも役に立った・・・、と思う

 去年の猛暑の時から、今年の春の花粉飛散量は、平年の数倍になるだろうと言われていた。

 私もカミさんも、重症ではないものの、花粉症を患っている。そのため、春先から初夏にかけて、鼻水がだらだら出たり、目が異様にかゆかったりする。


 そこで我が家でも、遅ればせながら “空気清浄機” を導入することにした。

 巨大掲示板、クチコミサイトや個人ブログ等の意見を参考にしながら、最終的に私が選んだのは、

だ。

 最近は、加湿機能も併せ持った空気清浄機が人気のようで、空気清浄機のメーカー各社も加湿機能付きのラインナップを充実させているように見受けられる。

 しかし、我が家にはすでに HD-9008 という大型加湿器を導入している。そのため、初めから加湿機能付きの空気清浄機は選択肢になかった。

 それでも、花粉が飛散する時期だけではもったいないので、1年365日空気清浄機を使うつもりでいたので、ウィルス対策機能は欲しかった。

 そういう条件の中で、評判がよかったのが 『ダイキン 光クリエール』 だった。そしてその中で一番能力が高い機種を選択した。というのも、これ1台で、リビングダイニングからそれにつながるキッチン、そして6畳の和室まで、空気清浄機の守備範囲にしようと考えたからだ。


 空気清浄機 ACM75L-W が家に到着したのは、2月下旬だった。その頃はまだ、私は花粉の影響を受けることなく、ごく普通の生活をしていた。

 ところが、3月中旬から状況が一変した。朝起きると、目がかゆくて、鼻水がだらだらと出てくるようになったのだ。

 特に、北側にあるパソコン部屋にいると、鼻水が止まらに程であった。おかげで、部屋の中にいるのにマスクを常に着用しなければならなかった。

 ところが、空気清浄機を24時間稼働させているリビングにいると、目もかゆくないし、鼻水も出てこない。

 空気清浄機の効果は確かにある、と思った。

 パソコン部屋でパソコンを使っているだけならば、ずっとマスクをすることもできる。しかし、リビングダイニングでは食事をとる。さすがに食事中にマスクをするわけにはいかない。なので、マスクをしなくても花粉症の症状が出ないというは、私にとって非常に助かる。


 この空気清浄機で、特筆すべき点を一つだけ挙げるとするならば、それは、アイドル運転がきわめて静かなことだ。寝静まってからの寝室に置いてあっても、動いているのかいないのかわからないぐらいに静かなのだ。

 寝ている間は、大きな音で動作しないように 『eco モード』 にしている。eco モードでは、部屋を出入りしたり、布団に入ったり、寝返りを打ったりすると、舞い上がったほこりで、空気清浄機の回転数が1段高くなる。起きていると回転数が上がるのがちゃんと聞こえるのだが、その音で決して眠りから目を覚ますことはない。

 花粉症の症状が出るようになってから、朝起きた時になんとなく疲れが取れていないような気がした。むしろ、寝ている間に肩がこるような感じさえした。

 そこで、空気清浄機を寝室に持ち込んで、睡眠中もずっと稼働させるようにしたところ、朝すっきりと目を覚ますことができるようになった。疲れが取れないという感じもない。

 おそらくは、夜寝ている間に花粉症の症状が出て、鼻呼吸ができなくなり、結果として寝ている間もずっと肩に力が入っていたのではないかと思われる。


 寝ていても気が付かないほどに静かなわけだから、日中にずっと空気清浄機を稼働させていても、動作音は全く気にならない。なので、今後も、1日24時間、1年365日、稼働させっぱなしにする予定だ。

 そして、秋口に毎年発症する子供のアレルギー症状にも効果があるのか。効果が見られたら、またここで紹介するつもりだ。

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2011/01/06

バランスチェアの使い心地

 以前使っていたハイバックのリクライニングチェアが壊れてから、2年ほどダイニングチェアを使っていた。

 しかし、どうもダイニングチェアでは長時間座ってパソコンを操作していると腰に負担がかかってしまう。浅く座ってみたり、クッションを引いてみたり、多少の工夫はしてみたのだが、どうもしっくりこない。

 最近、さすがにそろそろ腰がやばそうだなと思うようになり、改めてパソコンチェアを探すことにした。

 その時にふと 『バランスチェア』 のことを思い出した。

 バランスチェアとは、座面が前傾していて、お尻と膝で体を支えるタイプのイスのことだ。通常のイスと異なり、背骨が垂直に立ち上がるため、姿勢がよくなり腰への負担が少ない、という話を何度か読んだ記憶があった。

 これまでは、リラックスするときのことばかり考えて、頭を支えてくれる高い背もたれや、心地よいリクライニングのことばかりを考えていた。しかし、考えてみれば、リラックスする時間よりもパソコンで作業している時間のほうが圧倒的に長い。さらに、リラックスするのは場所を変えて行えばよい。ならばパソコンチェアには、作業するときのことだけを考えて選べばいいのではないか、ということのようやく行き着いた。


 さっそくバランスチェアをググってみると・・・、高い・・・。本場モノは、北欧からの輸入品ということもあり、一桁高い。(4000円の安いバランスチェアを見つけた!と思ったら、実は専用カバーだったというのはナイショである。orz)

 それでも、なにかないのかと一生懸命探して、これを見つけた。

 これならば、「買ってはみたもののイマイチ」、となってもそれほど痛くはないかな、と思い、買うことにした。逆に、このイスが効果的だと確認できたら、次により本格的なものを買えばよい。


 モノはすぐに届いた。組み立ては、30分もかからずに終わった。

 座ってみる。なかなかよさそうだ。とはいえ、この手のモノは、短時間では良し悪しが判断できない。ある程度の期間使い続けてみて、だんだんと良し悪しを判断できるようになる。


 買ってから1ヶ月以上経過した。そしてこの 『セーフティチェア』 を、私は使い続けている。

 セーフティーチェアを使い続けて感じているのは、

    「確かに腰への負担は、ダイニングチェアよりも、少ない」

ということだ。

 ただし、廉価な製品ということで、使い続けるうえで不満な点も多い。具体的にあげると、

  • 座面が固い。長時間座っているとお尻が痛くなる。
  • 膝面が固い。長時間座っていると、膝がしらが痛くなる。
  • 座面から膝面が遠い。膝面に膝をつくと、お尻が座面の前のほうにひっかかる感じになる。
  • キャスターによって簡単に動きすぎる。

といった点だ。

 そこで、私は簡単な手を加えることで、上記の不満点を解消して、このセーフティーチェアを使い続けている。

1. キャスターの取り外し

 ふらふらと落ち着きがなくなるため、キャスターを取り外した。

 そのままだとフローリングに傷をつけそうだったので、フェルトのクッションシールを100円ショップで買ってきて、セーフティチェアの床に接する部分に張り付けた。これでセーフティチェアを移動させても、床を傷つけず、大きな音も立てない。

2. 座面にクッション

 座面にくたびれてせんべい布団状態になったクッションを乗せた。

 座面にはもともとスポンジが組み込まれているので、それほど厚いクッションは必要なかった。ぺちゃんこになったクッションでも十分に効果がある。ただ乗せただけだとすぐにずり落ちてしまうので、荷造り用のひもで座面に縛り付けてある。

 キャスターを取り外して座面の高さが下がったので、クッションを座面に乗せても、座面が高くなりすぎることもない。

3. 膝面に低反発枕

 膝面には、ヘタレて使わなくなった低反発枕を乗せた。

 低反発枕の横幅が、膝面のサイズとほぼ同じだったため思いついた使い方だ。

 低反発枕を置くことで、膝がしらが痛くなることもなくなった。さらに、座面と膝面の距離が縮まるため、座面にもどっしりと座ることができるようになった。


 使っていて気が付いたのは、

    「セーフティチェアに座っている感覚が、正座しているときの感覚に近い」

ということだ。しかも正座と違い、足を圧迫して血の巡りを悪くすることもないため、楽に座っていられて、立つときに足がしびれて立てないということもない。

 多少工夫して使う必要があるものの、このセーフティーチェアはなかなか良い買い物だったと思っている。

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2010/12/27

今年の結露対策

 今年も窓ガラスが結露する季節となった。毎年、何かしら窓の結露対策をするのだが、いかんせん思ったような成果が得られずに終わっている。という報告を、2年前にもしている

まずは、これまでの歴史から振り返ってみる。


2010122002

 最初は、二重構造のビニールシートを、窓ガラスの内側に張った。買ったビニールシートの包み紙には、「これで結露がばっちり防げる」 ようなことが書かれてあったが、はっきり言って効果は全くなかった。

 ビニールシートなしの状態でうっすらと結露する程度の窓であれば、多少有効なのかもしれない。しかし、朝カーテンをあけれると、水滴が窓ガラスを滝のように流れ落ちるような結露に対しては、まったく効果がない。

 プチプチのようなシートも含めて、その手のビニールシートを使ってみようと考えている人は、小さいものでかまわないので、手持ちのプチプチシートで試してみてからにすることをお勧めする。


 窓ガラスに液体洗剤を現役のまま塗っておくのは、それなりに効果があった。

 ただ、結露そのものをなくすわけではないし、頻繁に液体洗剤を塗りなおさないけないのが、ひどく煩わしい。

よって、これもあまりお勧めしない。


2010122003

 次に、部屋の内側にビニールシートを張って、疑似的に2重窓にした。

 これは、ガラスに張り付けるビニールシートと違い、間に断熱層となる空気の層をはさむため、それなりに効果がある。

 ただし、この方法の一番の問題は、水滴が室内に直接落ちてきてしまうことだ。

 いくら2重窓っぽくしたといっても、完全に結露を防げるわけではない。そしてこの場合、主に結露が起こるのは、室内に張ったビニールシートの室内側だ。

 窓ガラスを垂れ落ちる水滴ならば、サッシの下部には排水のための隙間が設けられているため、結露した水が室内に入り込み事はない。

 ところが、ビニールシートを室内に張ってしまうと、ビニールシートの室内側に発生した結露は室内にたれてしまい、室外に排出されない。そのために室内の床が腐食したりカビたりしてしまった。


 夜寝ている間に、窓を少し開けておけば、確かに結露は発生しない。

 しかし、まさか寝ている部屋の窓を開けっぱなしにするわけにもいかないので、これは、夜に人がいない部屋に限られる。誰でもどこでも使える方法とは言えない。


 実は、窓ガラスの屋外側に何らかのモノがあると、結露がしにくくなることはずいぶん前からわかっていた。というのも、網戸がある側とない側では、結露の仕方がはっきりと違うのだ。なので、ずっと以前から、屋外に雨戸のようなものを設置したいと考えていた。

2010122004

 実際、窓の外に段ボールを立てかけると、その部分は明らかに結露の付き方が少なくなるのが確認できた。ただ、段ボールの大きさには限界があるため、段ボールに覆われていない上の部分にはいつも通りに大量の結露が発生してしまう。

 賃貸住宅なので、大掛かりな改修工事などしたくはない。なにかいいモノはないかと、何度かホームセンターをうろついていて、ある日、とてもいいものを見つけたのだ。

 最初は、大きなベニヤ板でも立てかけようかと思ったのだが、いかんせん重すぎる。夏場の使わない時の置き場所にも困りそうだった。次に目についたのは、発泡スチロールの板だった。これならば軽いし、持ち運びにも苦労しなさそうだった。ただ、強度の点は心配だった。簡単に折れてしまいそうだった。

 そして、その発泡スチロール板の隣で売られていたのが、私が今回採用した 『プラダン』 こと 「プラスチックダンボール」 だった。軽くて、それなりに強度もありすぐには折れなさそうだった。透過性もあるので、窓にかぶせても室内が暗くならないのも、ベニヤ板や発泡スチロール板にない利点だ。なによりも、安価なのが一番の決め手だった。1枚200~300円というのは畳1枚分の大きさとしては、破格の値段だ。

 とはいえ、全く問題がなかったわけではない。最大の問題は、どうやって家まで運ぶかということだった。自家用車を持っていない私が、畳の大きさのものを数枚、まさか自転車に乗せて運ぶわけにもいかない。

 結局通販で買うことにした。幸い、多少値段が高くなるものの、それほど違わない価格で売っているところを見つけた。

養生プラダン PD-1892Y ナチュラル

 通販で買えば、自分で運ぶことを心配することもなくなる。

 数日で家にプラダンが届いた。


2010122005

 プラダンによる雨戸もどきは、予想通りの効果を発揮してくれた。プラダンを梱包してきた巨大な段ボールを併用することで、より一層結露対策が効果的になった。

 例年であれば、朝起きると大量の結露が、最悪の場合、フローリングの濡らしていることがあった。

 それが、プラダンを屋外に設置したことで、結露はしているものの、ベランダを見ても、結露した水滴が流れ落ちてサッシのから外に排出された様子がない。つまり、水滴が窓ガラスに付着した程度で済んでいるということだ。さすがに窓に全く結露しないということは、残念ながらない。

 とはいうものの、結露した水滴を拭く作業は、大幅に軽減した。例年であれば何枚もの雑巾を用意して、結露した窓を拭いていたのだが、プラダンを設置してからは、1~2枚の雑巾で十分に結露した水滴を拭きとることができる。


 そして、プラダンを設置して気が付いたことがある。

 プラダンでいくら外気を窓ガラスに当てないようにしても、窓ガラス以上に “サッシ” が結露するのだ。

 たしかに、ガラスよりもアルミのほうが熱伝導率が桁違いに良いため、窓ガラスよりもアルミサッシのほうが、断熱の効果が出にくいということはあるだろう。

 しかし、同じアルミサッシであっても、結露しやすい部分、しにくい部分がある。結露しやすい部分は、壁や床に接している部分だ。つまり、どうやら、壁の冷気が伝わってアルミサッシが強く結露しているようなのだ。

 ここまで来ると、壁が外に露出している部分を断熱するか、さもなければ、アルミサッシを熱が伝わりにくいプラスチックサッシにする必要がある。さすがにそこまでは無理だ。

 今回プラダンによって、例年なされ続けた窓ガラスの結露を大幅に軽減できたことは、十分な成果だ。この冬は幾分快適にやり過ごすことができそうだ。

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2010/08/11

タワーファン (縦型送風機) は思いのほか良かった

 10年ぐらい使ってきた扇風機もいよいよがたついてきたので、今年は新しい扇風機を買うことにした。個人的なこだわりでエアコンは買うつもりがないため、あくまでターゲットは扇風機あるいは送風機の類だ。

 冷風機やコンビニエアコン、スポットクーラー などと呼ばれている、コンプレッサーと排熱装置が一体となった冷房装置も選択肢としてはあったのだが、どうも評判がよくない。冷却と排熱を同じところで行っているため、機器を作動させている分、トータルでは室温が上昇する。小型の筐体のため、冷房能力が弱く、思ったよりも涼しくない。弱い冷房能力の割には、安いエアコンが買えるくらい高価。などなど。

 乾燥機としてはそれなりに優秀らしいが、我が家では乾燥機を必要としていないため、結局、冷風機は選択肢から外した。

 一時期話題となった ダイソン社製の羽のない扇風機 『AM01 エアマルチプライアー』 や バルミューダデザイン社製の 『GreenFan』 も考えた。しかし、扇風機としてみるとずば抜けて高価である。そして、あちこちのクチコミやレビューを読むと、必ずしも評価は高くない。特に気になったのは、エアマルチプライアー も GreenFan も “騒音” が大きいという意見が多いことだ。我が家では、昼間と同じぐらいに夜寝る時も扇風機を使用するため、“静かなこと” はとても重要な要素になる。その点で、エアマルチプライアー も GreenFan も価格以前に “騒音” という点で、今回の選択肢から外した。

 

 そうやって “静か” というキーワードで、あちこちのクチコミや評価を見まわしていくと、意外な製品がひっかかってきた。

Aft820r

 アピックス社の 『AFT-820R-BK』(注意:リンク先はPDF) という製品だ。複数のレビューにおいて、「静か」、「十分な風量」 という評価がされていた。縦型の扇風機、いわゆるタワーファンは、「風量がそれほど多くない割には音がうるさい」 というイメージを私は持っていた。意外だった。

 しかし、静かで十分な風量が得られるのであれば、タワーファンは設置や収納の点で、一般的な扇風機に比べて有利な点が多い。実際、今ある我が家の扇風機はプラスチック製の安物のため、2~3年目でカミさんが横倒しで収納したため、次のシーズンの時に押入れから引っ張り出したら、扇風機の首の部分がぽっきりと折れてしまっていた。以後、その扇風機は羽の部分と台座の部分がテープで固定されて、首ふりはできるものの、上下方向が固定されたまま使われてきた。

 ということで、冷風機 や エアマルチプライアー、GreenFan に比べればぜんぜん安い、AFT-820R-BK を1台購入した。ちなみに、我が家で AFT-820R-BK を購入したのは6月下旬だった。価格.com を見るとその頃が最安値だったようだ。しかも、8月現在、ほとんどの店で在庫切れとなっている。いいタイミングで買ったと、一人でニヤニヤしている。

 

 実際に使ってみての感想は、「本当に静かだな」 というものだった。

 もちろんすべてが 「静か」 ということはありえないわけで、「静か」 だと評価できるのは、夜寝るときに使われるであろう、風量を一番弱くしたときの動作音についてだ。外の遠くを走る車の音は気になっても、足元に置いてある AFT-820R-BK の音は全く気にならない静かさだ。

 ただし、残念なことに、首ふりをさせると 「カツカツ・・・」 と比較的大きな音を出してしまう。我が家の個体の問題なのか、この製品の仕様なのかわからないが、夜寝静まった時にはかなり気になる大きさの音が、首ふりをさせると聞こえてしまう。首ふりさえさせなければほとんど無音なだけに、それだけが残念で仕方がない。我が家で夜寝るときには、首ふりをさせず、風が直接体に当たらないようにして使っている。

 あと気になる点は、操作音が消せないことだ。夜寝ているときなどには、寝ている人を起こすほど大きな操作音が鳴る。どうしても我慢できなくなったら、中を開いてスピーカーを取り外してしまおうと思っている。

 表示パネルは液晶で見やすいのはよい。しかし、夜にすべての電灯が消えた状態だと、本が読めそうなくらいにバックライトが明るい。表示パネル液晶のバックライトを消すには、タイマーを働かせればよいのだが、これも任意に消せるようにしてあれば便利だと思う。

 これは気になるというよりは、やめたほうがよかったんじゃないかという意見なのだが、『AI モード』 と称する機能についてだ。どんな機能かと言えば、内蔵されている温度計の温度に連動して、風量が自動的に変わるというものだ。30℃なら風量4、31℃以上なら風量5 といった具合だ。しかし、温度と湿度から体感温度を考慮した風量にするとかでもなければ、『AI』 と称するのはかなり恥ずかしい気がするのだが・・・。

 

 細かい問題点はあるものの、AFT-820R-BK にはおおむね “満足” している。夜、扇風機の音に煩わされなくなっただけでも、十分に評価に値する。

 そのうえで、台座の分の床面積があれば設置も収納も簡単に行える。特に収納については、一見大きく見えるものの、スリムなため、家具の隙間にも収納できる利点は大きい。

Aft820r
タワーファン
(楽天市場)

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2009/01/07

クエン酸 vs スルファミン酸

 今回はきれいな話ではないので、まずお断りしておく。

 我が家のトイレもご他聞に洩れず、底の部分が黄色い沈殿物で汚れていた。カミさんは、その汚れを見るのが大嫌いなので、トイレのタンクのほうに青い洗浄剤を入れている。洗浄剤を入れたところで、沈殿物が消える気配はなく、むしろ広がっていく一方なのだが、濃い青色でとりあえず底の汚れが見えにくくなる効果はある。

 ある日、ふとトイレの黄ばみについて検索してみたところ、それが 尿石 であることを知った。便器にがっちりとこびりついているため、普通にブラシで磨いても落ちないらしい。現に、これまで何度も、いろんなトイレ洗剤を試してみたが、落とせなかった。

 そして、尿石を効率よく除去する方法として “サンポール” がよいことが、あちこちのサイトで紹介されていることを見つけた。

 サンポールには、9.5%の塩酸が含まれており、その強力な酸性により尿石を化学反応で溶かして、除去するようだ。

 私もサンポールを使えば、苦労せずに尿石を除去できるのだが、それでは面白くない。私の好奇心を満たさない。

 そこで、自分の回りにある洗剤や洗浄剤を片っ端から調べていった。

 すると、今まで気がつかなかったのだが、すべての洗剤・洗浄剤が、中性もしくはアルカリ性であった。なるほど、これでは尿石が落とせないはずである。

 家の中で酸性のものを考えると、いくつか思いついた。

 まずは、お酢 だ。便器の底の水をくみ出し、お酢を1カップほど便器の中に流し込んで、しばらく放置してみたが、尿石が溶ける様子は見られなかった。以前に、お酢で卵の殻を溶かす実験を子供とやったことがあるので期待したのだが、お酢では酸性が弱いようだ。

 次に、料理に使うレモン果汁を思いついたが、これは単価が高すぎるので、使わないことにした。

 そして、クエン酸 を思い出した。お風呂場などを掃除するために、クエン酸は常備している。ただし、クエン酸は顆粒状で、そのままトイレに投入しても溶けそうになかったので、一度手鍋で温めた水に完全に溶かした後に、トイレに流し込んだ。

 クエン酸を投入して30分ほどしてから、ブラシでこすってみると……。「パリッ」 っと、何かがはがれるような小さな音がした。もう少しこすってから、きれいな水で洗い流してみると……。明らかに、尿石の面積が少なくなっていた。

 ただし、すべてが除去できたわけではなく、尿石の周囲の部分が5分の1ほど除去できた程度だった。

 それから数日後に100円ショップに行った際、何かもっと強力な酸性のものはないかと探していたら、『ポット洗浄剤』 なるものが目に付いた。成分を見ると 『スルファミン酸(酸性)』 とあった。

 ポットには、水道水が蒸発した際にミネラル分が残る。析出したミネラル分、主に炭酸カルシウムを除去するためにクエン酸がよく使われるが、この洗浄剤はスルファミン酸を使っていた。

 4回分100円と安いものだったので、さっそく買ってきて、まずはスルファミン酸について、簡単に調べてみた。すると、酸性の強度を示す “酸解離定数” から、スルファミン酸がクエン酸より強い酸であることがわかった。

 さっそくスルファミン酸をお湯で溶かして、トイレに流し込んでみた。

 30分放置後、ブラシでこすってみると、やはりクエン酸のときと同様に 『パリッ、パリッ』 と小気味よい音がする。

 一通りこすり終えて、水で流してみると……。クエン酸のときよりも効果が大きく、半分ぐらいの尿石が消えていた。

 この調子で、何度か繰り返せば完全に除去できると思われるが、とりあえず上から見える部分の尿石を除去できたので、これ以上は行わないことにした。

 何しろ、酸を加えて30分~1時間放置する必要があるため、タイミングが重要になる。できれば、私以外の家族が外出しているときにやりたい。夜寝ている間に放置することも考えたのだが、何しろカミさんも子供もよく夜におしっこに起きるので、夜中の放置は危険すぎるのだ。

 正直に言えば、サンポールを使ったほうが、おそらくもっと楽に尿石を除去できたように思う。ただ、もし家にクエン酸やポット洗浄剤が余っているようであれば、それらもトイレ掃除に充分使えることが確認できたことには、意味があると思っている。

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2008/11/24

結露対策

 今年も窓や壁が結露する季節になった。この季節になると、毎年、結露対策で頭が痛い。

 三年前は、結露防止シートを窓ガラスの室内側に張った。結露防止シートは、2枚のビニールシートの間に空気の層が作られている。細いビニールの管を横につなげていったような感じだ。残念ながらほとんど効果はなかった。朝になると、結露防止シートの上に結露している。

 一昨年は、南側のベランダの窓には、食器洗い用の中性洗剤を原液のまま乾燥したガラスに塗った。結露した水滴は玉にならず、サッシの下まですぐに流れ落ちる。結露は起こっても、窓ガラスに結露した水を溜めないようにしたのだ。朝方にベランダを見ると、サッシの下から大量の水が流れた後が残っている。ただ、中性洗剤は結露した水と共に流れ落ちるため、頻繁に塗りなおさなければいけない。これが意外と面倒だった。

 北側の窓には、大き目のビニール袋を開いて張って、窓をふさいでみた。ついでに、窓とビニールの間にはたたんだ段ボール箱を置いて、断熱材代わりにした。窓ガラスには結露しなくなったが、ビニール袋の表面に結露して、結露した水が床にたれるため、かえってたいへんといえば、たいへんだった。

 昨年の場合、南側の窓は掃除用ワイパーで掻き落とすことにした。窓ガラスの下にタオルをひいて床をぬらさないようにして、結露した水滴をワイパーで落とす。残った水滴は雑巾でふき取った。

 北側については、ビニール袋の代わりに、厚めのビニールシートを買ってきてサッシの内側に貼り付けた。ビニールシートは、結露対策の他に、隙間風対策も兼ねている。これを入力しているパソコンは、北側の部屋にあり、冬場はどこから入ってくるのか、隙間風に震えながらブログを書いているのだ。ただ、結露対策については、一昨年同様、思ったような効果は得られなかった。

 そして今年だ。

 南側の窓については、昨年に引き続き、掻き落とすことにした。ただし、ワイパーで掻き落とすのではなく、チリトリで、水滴をすくうことにした。これならば、床に水滴が落ちることがほとんどない。かき集めた水滴をたらいに集めると、二部屋分の結露水がコップ一杯分以上になることがわかった。

 そして今回の本題。今年の北側の窓についてだ。

 北側の窓を封鎖することを、今年は止めた。隙間風については、電気毛布を準備したことで、問題ではなくなった。そして、今年の北側の結露対策は、

寝ている間、窓を少しだけ開けっ放しにする

ことだ。

 結露とは、窓や壁の内外で温度差が出来ることで発生する。ならば、内外の温度差をなくしてやれば、結露は絶対に起こらない。これは、パソコン部屋は夜の間、誰もいなくなるからこそ、使える手である。寝室ではさすがに使えない方法だ。

 結露の季節が始まる前は、「発泡スチロールのような強力な断熱材を、窓の外に貼り付けようか」 などと考えていたのだが、いまいち大掛かりになりすぎて、踏み切れずにいた。

 ある日、「そうか、窓を開けて、窓の内外を同じ温度にすれば、結露しないジャン」 ということに気がついた。そこでその日、さっそく夜寝る前に北側のパソコン部屋の窓をほんのわずか開けっぱなしにして寝た。はたして、翌朝調べてみたら、たしかに結露してなかった。

 もっと寒くなればどうなるかわからないが、今のところ開放方式で、今年は結露対策をすることにした。

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2008/11/04

今冬は電気毛布で乗り切れそうだ

 また暖房の季節が来た。

 私のパソコンが置いてある部屋は北向きにあるため、冬はとても冷え込む。(逆に、夏は南向きの部屋ほど暑くならないのでよいのだが・・・。)

 毎冬、窓にビニールシートを張ったり、ダンボールを張ってみたりしても、どこからか隙間風が吹いてくる。そして、足元が冷えてくる。歳を取って血行が悪くなったこともあるだろうが、ひざから下辺りが特に冷える。タオルケットを巻いたりしているのだが、いまひとつ暖かくない。

 結局、暖房をつけるのだが、古い電熱線タイプの電気ストーブは、足元だけを温めるにしては、消費電力が大きすぎる。使用部分を半分にしても250Wにもなる。

 そこで、ほとんど使わなくなった布団乾燥機を、昨冬は足元暖房機の代わりに使ってみた。が、やはり暖房機として使うには無理があった。

 仕方がないので、新しい暖房機を買おうと以前より考えていた。

 まず、第一候補になっていたのは、ズボンタイプの足温器 だった。この足温器ならば、足先から太ももまで温まると思ったのだ。

 念のために取扱説明書をダウンロードして見て、驚いた。実際に暖かくなるのは足元のパネルだけで、足を入れる袋には暖房機能がついていないのだ。これでは、私が想像していたような暖かさは望めないと思い、購入を取りやめた。

 今は、たいていのメーカーが取扱説明書を公開してくれているので、購入前の細かい機能や使い勝手、制限といったことを、すべて自分で確認できるので助かる。

 どうしようか悩んでいたら、電気ひざ掛け というものがあるのを知った。さらに、別な用事で訪れたホームセンターで、無名のメーカー製ではあるが、電気ひざ掛けが ¥4,980-で売っていた。

 カカク・コム での価格と比較をしても充分に安いと思えたので、全品10%OFFの別な日に 買いに、ふたたびホームセンターを訪れた。

 すると、ひざ掛けよりも大きいサイズの 電気掛け毛布 が ¥3,980-で売られているではないか。「サイズが大きくて安いんだから、こっちの方が得だよな」 と思い、手にとうろとした。

 手に取ろうとしたその掛け毛布の横に、¥1,980- の電気敷き毛布が売られていたのに気がついた。

 よくよく見ると、毛布のサイズは¥4,980-のひざ掛けと同じだった。さらに、消費電力、手洗い可、ダニ退治機能、まで同じだった。

 どうやら、毛布部分の違いだけで、2.5倍の価格差があるようだ。

 少しばかり悩んだが、それほど極端な使い方をするわけではないと思い、一番安い電気式毛布を買った。

 家に帰って、さっそく使ってみると、ぜんぜんOKだ。毛布から暖かさが伝わってくるため、隙間風が吹いても、足元が少しも寒くない。

 しかも、温度調節を最小にしても充分に暖かいため、定格では55Wになっているが、実際の使用では、それよりもはるかに少ない電力で済んでいると思われる。

 250Wの電気ストーブに比べればかなりエコだし、消費電力を考えれば、すぐに元を取れると思う。後は、設計不良や製造不良などで、出火などを起こさないことを願うばかりだ。  何しろ最近、電気製品の故障が身の回りで頻繁に起こっているので・・・。

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2008/10/05

安いイスはやはりだめだな・・・

 2005年に買ったイスが、壊れた。まだ3年も使ってないのに、壊れた。

 イスを買う以前より、背もたれが長くてリクライニングが出来るイスを探していた。そして、2005年12月に業者が出しているクローズド・オークションで1万円で落札した。一番安い人は8000円弱で落札していたので、多少高い買い物だったが、「まぁ、しょうがない。」 と思い購入した。

 だが、自宅に届いてから大きな失敗をしたことに気がついた。

 たしかに、ハイバックだったし、リクライニング機構もついていたが、そのリクライニング方式が曲者だった。

 背もたれと座面が一体になっていて、背もたれを後ろに傾けると、座面も一緒に傾くのだ。私がイメージしていたのは、背もたれだけが後ろに傾くリクライニングだった。

 実際使ってみると、この “背座一体” のリクライニングはあまり使いやすいものではなかった。

 それでも、買ってしまったものは仕方ないので、3年近く使っていた。

 ところが、この背座一体式が、今回の破損の元になった。

 このイスはオフィスチェアによく見られる、1本の軸に座面を乗せている構造だ。そして、今回破損したのは、軸と座面を接合している部分だ。以下は、接合部分の写真だ。(クリックすると拡大)
 200810051

 塗装がはげているように見える部分は、軸が台座にのめりこんだことで、実際に塗装がはげた部分だ。

 この軸は伸縮式で、座面下についているレバーで、座面の高さを自由に変えられるようになっている。具体的には、軸の先端にボタンがついており、そこを押すことで伸縮可能となる。

 破損により軸が座面にめり込んでしまったため、座面の裏面で伸縮用のボタンを常に押した状態になってしまった。(クリックすると拡大)
 200810052

 赤く見えるものが、軸を伸縮させるためのボタンだ。

 座面の軸受け部分が破損したことで、座面が前後左右に大きく傾くようになり、落ち着いて座っていられない。軸が常に伸縮可能状態になったため、座ると座面が一番低い位置まで下がり、立つと一番高い位置まで上がるという、極めて気持ち悪い動きをする。

 これではどうしようもないので、このイスの破棄を決めた。またもや、『安物買いの銭失い』 を実践してしまった。

 今度買うイスはマトモなイスを買おうと思い、近所の家具屋を見て回ったのだが・・・。やはり、私のイメージするようなイスは、高い。多く見かけるのは、6万~8万ぐらいだ。背もたれや座面がメッシュ上の一番安いやつでも3万近くする。orz

 そんな状況で、まだ、新しいイスを買うべきか悩んでいるところだ。今は、ダイニング用の余っているイスを使っている。

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2008/06/10

クチコミのおかげで安く買えた

 前回、HITACHI Wooo P42-HR02 を選択するまでの経緯を書いた。

 お店に買いに行って、お金は払ったのだが、実は P42-HR02 はまだ届いていない。今日、6月10日に届く予定だ。

 それにしても、モノを安く買うにはいい時代になったものだ。

 P42-HR02 を買うにあたって、当然のように “価格ドットコム” や “2ch”、各家電量販店のネット販売サイトを徹底的に調査した。

 今回特に役に立ったのが、価格ドットコムでの P42-HR02 に関する クチコミ だった。数日前の新宿での価格調査報告をしてくれている人がいた。

 その新宿での大手家電量販店での価格が、いわゆる現物商売の小規模店の価格と比べても十分に安い値段だった。

 そしてその情報を胸の中にしまいつつ、とりあえず最寄駅前の大手家電量販店に行った。

 その量販店には P42-HR02 の実機が置いてあり、私はしばらくいじり、すぐに気がつく問題がないかを確認した。20分ほどずっといじっていただろうか。

 幸い、私にとっての致命的な問題は見つからなかった。

 P42-HR02 の価格表には 「さらに値引き。近くの店員にお尋ねください。」 とあった。そこで、近くにいた店員に値段を聞いてみた。

 聞かされた値段は、その量販店がやっているネット販売サイトと同じ値段だった。もっとも、ポイントサービスが半分だったので、実質的にはかなり割高だった。その店員は、割引交渉に応じるような態度もなかった。

 クチコミでの書き込みでも、その量販店の新宿店は 「売る気がなさそうだった」 と書かれていた。そんなこともあり、しつこく交渉をするのも時間の無駄だと思い、そそくさとその店を後にした。

 その店の薄型テレビ売り場を見て回ったところ、プラズマテレビは、パナソニック製を全面に出して売り込んでいたので、おそらく本当に HITACHI 製のプラズマテレビを売る気がなかったのだろう。

 最初の量販店での無気力は、私にとって想定の範囲内であり、私は電車に乗って少しはなれたところにある、激安が売りの量販店に移動した。

 激安量販店での P42-HR02 の表示価格は、最初の量販店よりも安かった。とはいえ、クチコミに書かれていた価格よりは、幾分高値だった。

 そこで近くにいた店員と価格交渉をすることにした。

 「新宿での大手家電量販店で 『▽□■○○○円だといわれました』 という書き込みを見たから、今日は△○○○○○円しか持ってきてないんですよね」

と、私は切り出した。

 すると店員は、「ん~、厳しいですね~。難しいと思いますけど、ちょっと上と相談してみますね。」 と言って、その場からしばらくいなくなった。

 2~3分して戻ってきた店員は、「今ここで決めてくれれば、△○○○○○円 で OK します。」 と言うので、急いでテレビを買い換えたい私は、速攻で 「じゃ~、それでお願いします。」 購入を決めた。

 クチコミに載っていた値段よりも数百円高い価格であったが、価格ドットコムの最安値と比較をしても十分に安い値段だったので、私にとっては満足できる価格であった。

 なお、お店の人と、私が買った値段は公表しない約束をしたので、約束を守って今回の価格は公表しない。

 もっとも、これだけ早く決まったいうことは、案外、店や店員にとっても想定の範囲内の価格だったのだろうとは思っている。

 いずれにしても、もし、「クチコミに新宿での価格報告がなければ」、「クチコミ掲示板がなければ」、「インターネットがなければ」、今回私は少なくとも1~2万円多く支払っていたはずだ。

 あらためてインターネットによる情報の共有が、今の私の生活を助けてくれているか、よくわかった。そして、激安量販店の店員が P42-HR02 を売る気があって助かった。

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