米パンをとりあえずレシピ通りに作ってみた
予約していたこともあり、メガハウス社のメガトイ “米パン” は4月末に届いた。そして、届いたその日にさっそく ご飯パン を作ってみた。
最初はやはり付属のレシピ通りに作ってみる。“米パン” は8歳からの子供を対象にしていることもあり、付属の取扱説明書 兼 レシピ集は、マンガ形式でわかりやすい。手順もステップごとにきちんと分かれており、計量カップなどのイラストも加わって、小学生中学年以上であれば十分に理解できると思われる作りは、好感が持てる。
ちなみに、“米パン” セットには、本体のポットのほかに、
- 計量カップ
- 計量スプーン
- スケッパー
- のし棒
- メロンパン型
- まるぬきパーツ
- シリコンハケ
- マット (ガイド線付)
が付属している。この中で、私が使用しているのは、“のし棒” と “スケッパー” だけだ。
デジタルスケールを使って正確に計量しているため、計量カップ と 計量スプーン は必要ない。
シリコンハケは、1~2度使ったものの、使いにくかったため使わなくなった。家にあった料理用ハケを今は使っている。付属のシリコンハケは、ハケと名がついているものの、先端が山型になっている1枚の小さなシリコン板だ。溶き卵を塗るには、いささか使いにくい。調理用ハケを持っていなければ、100円ショップの調理用ハケを買ってくることをお勧めしたい。
メロンパン型 と まるぬきパーツ は、キャラクターの形をしたパンを作ることがないのでつかわない。
ガイド線付のマットは、パン生地を6等分するのに便利そうではあった。しかし、ラミネート加工のようなペラペラのマットでは、パン生地を成型していると動き回りそうだ。よって、付属のマットも一度も使っていない。
取扱説明書のレシピに従ってパン生地を作っていくのだが、前に “米パン” なしでパン生地をこねた経験が生きた。
まずレシピでは、「ご飯をポットで2分こねる」 とある。これは、一般的なパン生地のレシピにはないので、この通り行った。
問題は、強力粉とその他の材料を混ぜて、パン生地にこねていく部分だ。
レシピでは、「ご飯をこね終わったポットに、塩、強力粉、砂糖、ドライイースト、ぬるま湯、バター、とき卵、をすべて一度に投入する」 とある。しかし、オーブンレンジのレシピでは、「バター (などの油分) は強力粉がしっとりとまとまってから添加」 とある。私は、オーブンレンジのレシピに従って、バターを強力粉がまとまってから投入した。というのも、とあるサイトに 「油分を早めに入れると、ドライイーストの周りに油膜ができて、発酵がうまく進まない場合がある」 という情報を見ていたからだ。
また、レシピでは、「ハンドルを左右に180回して、約3分でパン生地がまぜ終わる」 とある。しかし、手ごねを経験した私には、180回 3分 のこねでは、どうにも十分にこねられたようには見えなかった。オーブンレンジのレシピをはじめ、一般的なパン生地のレシピでは、「パン生地を指先で伸ばしていくと、指先が透けて見えるくらいに薄く伸びるまで、パン生地をこねる」 とある。その一般的なレシピの要求に近づくよう、結局15分ぐらい、ポットのハンドルを何度か左右に反転させながら、こね続けた。15分ぐらいこね続けると、手ごねほどではないが、それなりにパン生地が滑らかになってきて、薄く伸びるような気がしたので、それで良しとした。
米パンのレシピでは、パン生地が薄く伸びることを確認する記述がないし、1次発酵後のフィンガーテスト (パン生地に指を突っ込んで発酵の具合を測る作業) の記述もない。
だが、私はこれを、不親切とか不都合だとは思わなかった。
このクッキングトイの主たる対象者は、小学生の女子だ。はっきり言って、大人ほどに集中力は続かない。集中力の続かない子供たちに、飽きる前にそれなりのものが出来上がるように、簡単であることを優先させたこれらのレシピは、私は正しいやり方だと思った。
「自分で一からパンを作りたい」 と小学生が考えたとして、自分がパン屋さんで売られているものと同じ品質のものが作れるとは到底思わないだろう。多少ふくらみが悪くて、食感の悪いパンが出来上がったとしても、自分で一から作ったことで満足感は十分に得られると思う。むしろ、レシピが細かいことにこだわりすぎて、一番使ってほしい子供たちが途中で嫌になってしまうようでは、本末転倒になってしまう。
多少手順を変更はしたものの、基本的には米パン付属のレシピに従って、パン生地をこね、発酵させて、焼いた。
焼きあがったパンは、以前に手ごねで作ったパンよりも多少ふくらみが悪く、食感が固いかな? と感じた。それでも十分に 「おいしい」 と私は感じることができたし、家族の評価も十分合格点だった。
その後も、週に4~5回、この米パンセットを使って “ご飯パン” を作り続けている。
この頻度で作る続けられるのも、強力粉をこねる際に手がべとべとにならないという点が大きい。パン作りは時間がかかるため、ほかのことをやりながらの場合が多い。そんな時、手がパン生地でべとべとだと、手を洗ってきれいにするのがけっこうめんどくさい。その点、米パンポットを使えば、手がほとんどべとべとにならないため、気軽にパン生地を作ることができる。もちろん、出来上がったパンが十二分においしくて、家族にも好評であることが前提ある。
作り続ける過程で、米パン付属のレシピを自分になりにアレンジしている。そんなアレンジの成功例や失敗例を交えて、現状の私のパン作りレシピを、次回は紹介したいと思う。
(つづく)
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