カテゴリー「アリ」の51件の記事

2009/07/05

今日の女王アリ (7月3日)

 今日、と言っても3日(金)の話しだ。

 朝に9階の外廊下を歩いただけで、3匹の女王アリを見つけた。ただし、翅がついたままの女王アリだ。大きさは、クロオオアリの小さい働きアリほどの大きさだったので、おそらくは ケアリ 系の女王アリだと思われる。

 3日(金)までの数日はずっと雨か曇りで、とてもアリの結婚飛行に向いている日があったとは思えない。それでもこれだけ多くの女王アリが見られたということは、結婚飛行をしなければいけない時期にもかかわらず、結婚飛行に適した天候がなかったということなのだろう。

 現に、見つけた3匹とも翅がついたままだった。巣から飛び出したもののオスアリと交尾することができなかったということだ。オスアリは結婚飛行のタイミングだとは感じなかったのかもしれない。

 今年は去年に比べて、クロオオアリの結婚飛行が地味だったし、クロヤマアリもほとんど見かけなかった。

 それだけ、不安定な天気だったということなのだろう。

 この調子で行くと、今年の夏は案外ぐずついた天気が続いて、たいして暑くならずに、むしろ冷夏になるんじゃないかと期待している。

 なにしろエアコンのない我が家では、猛暑はとってもつらいからだ。

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2009/06/11

今日の女王アリ

 6月10日の朝。久しぶりに女王アリを見つけた。

 ただし、翅はついたままだった。

 翅のついた女王アリを外階段で見つけた。すぐに公園に逃がしたので、交尾前だったのか、交尾後でそのうち翅を落とすのかは確認しなかったが、おそらく交尾前だったと思っている。

 ちなみに、大きさや形から クロオオアリ の女王だと思われる。

 ここしばらくぐずついた天気が続いて、「今日は確実に結婚飛行が行われるな」 と思える日が1日もなかった。

 なので、前回の結婚飛行日和に出遅れた新女王アリが、雨がやんで風のない日に仕方なく出てきたのではないかと思った。そして、出てきたものの相手となるオスアリに出会うことができずに夜が明けてしまい、アパートの階段に着地していたのではないかと思っている。

 関東地方もとうとう梅雨に入ってしまい、これまで以上にアリの結婚飛行に適した天気になりにくい季節になってしまった。

 しかも今年は、太平洋高気圧が弱いらしく、梅雨が長引きそうな気配だ。

 アリ好きには楽しい時期のはずなのに、今年はいまひとつぱっとしないで終わりそうだ。

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2009/06/09

クロオオアリ vs. クロヤマアリ

 生餌やタンポポの種を与えたところ、クロオオアリ と クロヤマアリ の行動に自分にとっては興味深い違いが見られたので、まとめてみた。

 タイトルから クロオオアリ と クロヤマアリ の直接対決を想像した人がいるかもしれないが、残念ながら(?)直接対決はさせていない。

 ひょんなことから生餌を手にいれた。“レッドローチ” というやつだ。名前と姿を見れば想像できるように、多くの人が好きじゃないというか嫌いなゴキちゃんの一派だ。coldsweats01
確かにあまり気持ちよいモノではないが、プラスチックの壁を登ることができず、ほったらかしにしておいても簡単には死なないため、扱いが楽という点が気に入っている。しかも、栄養価が高い(らしい)。

 捕まえるときはいったん小さめのプラスチック水槽に振り落とす。その後、一口ゼリーの容器ですくうと、レッドローチはプラスチックを登れないため、簡単に1匹ずつ捕獲できる。

 捕獲した後は、アリの餌場の蓋を開けて、ゼリー容器をひっくり返して振り落とすだけだ。それで、アリ達へのプレゼントが完了する。

 ところで、クロオオアリ と クロヤマアリ は大きさが多少違うものの、はた目にはよく似ている。クロオオアリ が地表から浅く広く巣を広げるのに対して、クロヤマアリ は垂直に深く巣を広げるらしいという違いは知っているものの、メープルシロップや人工餌への食いつきにそれほど差は見られなかった。

 なので、それぞれの働きアリの行動にはそれほど違いはないと、私はずっと思っていた。

 ところが、生餌としてのレッドローチに対する反応が、クロオオアリ と クロヤマアリ ではっきりと違った。

 見ていて楽しいのは クロヤマアリ だ。

 クロヤマアリ は、レッドローチを見つけると執拗に追いかける。どこからともなく仲間も呼んで、1匹のレッドローチに5匹以上の働きアリが襲い掛かる。レッドローチもすばやいが、働きアリ達もそれに負けないくらいにすばやい。普段は、餌場に2~3匹しかたむろしていないのに、レッドローチを2~3匹与えると、10匹以上の働きアリ達が巣部屋から出てくるのも、見ていて楽しい。

 結局、クロヤマアリ は2~3匹のレッドローチを5分も経たずに、捕らえて巣に引きずり込んでしまう。

 他方の クロオオアリ はといえば、見ていてちょっといらいらしてしまう。

 クロオオアリは、基本的に単体で狩をするらしく、レッドローチを見つけても仲間を呼ばない。偶然、別な働きアリが巣部屋から出てきても協力する感じはない。しかも、働きアリの動きが、クロヤマアリ の働きアリと比べてやや鈍く見える。そのため、接触してもすぐにレッドローチに逃げられてしまう。

 クロオオアリ は、2匹のレッドローチを捕まえるのに、30分~1時間もかかっていた。

 クロオオアリ はコロニーが2つあるため、両方のコロニーにレッドローチを与えてみた。どちらのコロニーも同じような結果だった。

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 番外編として、道端で拾ったタンポポの綿毛を与えてみた。

 これも、クロオオアリ と クロヤマアリ で著しく異なる反応を示した。

 クロヤマアリ は、投下されたタンポポの綿毛をとにかく弄り回す。そのために、タンポポの綿毛が餌場のそこらじゅうに散らばる。結局、タンポポの種を巣に運ぶことはなく、綿毛ともどもゴミ箱行きになったものの、それなりに積極的な反応が見られて、見ていて楽しい。

 他方の クロオオアリ は、まったくと言っていいほどタンポポの綿毛に無反応だった。置かれたタンポポの綿毛を散らかすことなく、その場がそのままゴミ捨て場になっていた。

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 同じアリとはいえ異なる種なのだから、まったく異なる行動をしてもちっとも不思議ではないのだが、似たような見た目とこれまでほとんど違う行動が見られなかったため、オオアリ類は同じような行動をするとなんとなく思っていた。

 今回のような独自の行動パターンが見られると “個性” のようなものが感じられて楽しい。

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2009/05/14

今日の新女王アリ

 今日といっても5月12日の結果だ。coldsweats01

 12日には、クロオオアリの新女王を3匹捕まえた。捕まえた場所は、いつもの通りアパートの外廊下なので、捕まえた後すぐに裏の公園に逃がしてやった。

 それと、まだ交尾が終わっていないと思われる翅付きのクロオオ新女王アリも見つけた。こちらは、再び飛行すると思って近くの高い手すりに移動させるだけで放置した。

 以上。

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2009/05/13

今年初めての女王アリを見つけた

 5月10日は雨が降った翌日で湿度も高く風も穏やかだったので、そろそろクロオオアリの結婚飛行があるかと予想していたら、5月11日早朝に今年初めてとなる新女王アリを見つけた。

 昨年の記事を見直して見ると、昨年は5月16日に1匹目の女王アリを発見・確保している。今年はそれよりも5日ほど早いことになる。

 我が家にはすでに3種類・4匹の女王アリが昨年から生き残っている。今のところはこの数で満足しているため、今回アパートの外廊下で見つけた新女王アリは、プラスチックケースに保護して、アパート裏の公園に逃がしてやった。アパート内でうろついていても、餓死するか掃除に巻き込まれてしまうだろうから。

 去年から生き残っている女王アリ4匹とその子供たちは、今現在健在である。

 無事に越冬した働きアリ達は、急に暖かくなった4月の中旬ごろから活発に巣箱から餌場に出てくるようになっている。

 4月下旬のある日、ふと巣箱の覆いを取って中をのぞいてみると、昨年の秋に生まれて、幼虫のまま越冬した幼虫が大きくなっていることに気がついた。

 昨年は、たんぱく質の餌としてシラスがそれなりに人気だった。後、ゆで卵の黄身もそれなりに食べさせているようだった。それ以外にも、魚肉ソーセージや魚の餌など、たんぱく質が入ってそうなものを与えたのだが、見向きもされないかゴミ箱行きとなっている。

 そこで今回は、昨年から買ってずっと保存しておいた 『子犬用の半生タイプの餌』 を与えてみることにした。

 パッケージには、子犬には1回の食事で2~3パック与えるように書かれている量であっても、アリにとってはとても1回で食べきれるものではない。それどころか、1年かかっても食べ切れないのではないかと思い、パッケージを開けるのをずっとためらっていた。

 とはいえ、大量の丸々太った幼虫を見て、「これを開けるのは今しかない」 と思い、思い切って与えてみた。もちろん、1回で与える分などたかが知れているので、大部分の残りはタッパーにつめて、冷凍保存することにした。

 で、肝心のアリ達の食いつきだが、これがすこぶるよい。

 いちおう、くせがないものと思い “鶏肉と牛肉の半生タイプ” を選んでいる。それを与える分だけ取り出して、スプーンでさらにすりつぶして、アリが食いつきやすいようにしている。

 巣に運んでいく量は、そのコロニーの規模によってさまざまだが、クロオオアリ、クロヤマアリ、トビイロケアリ、いずれのコロニーでも好評のようだ。

 その後は、冷凍した餌を少しずつ削り取っては、解凍してから与えるようにしている。一度冷凍したものであっても、しっかりと解凍すれば初めて与えたときと同様の食いつきを見せてくれる。

 これと女王アリ・働きアリの栄養として メープルシロップ を与えていれば、とりあえずコロニーの維持はできそうだ。

 次はまた、新しい巣箱作りを考えている。新しい巣箱に移すなら、一番活動が盛んなここの時期だと思うのだが、いかんせん具体的な計画はまだない。coldsweats01

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2008/10/24

ひさびさにアリのお話

 今年の春~夏にかけて捕まえて生き残った女王アリたちとその僕たちは、今も平穏な生活を送っている。

  • クロオオ女王アリ1号
  • クロオオ女王アリ3号
  • クロヤマ女王アリ4号
  • トビケ女王アリ6号

皆、コロニーと共に元気だ。

 さて、コクゾウムシ(米食い虫) が数匹見つかった。実家から送られてきたお米の中にまぎれていたのだ。

 そこで、捕まえたコクゾウムシ達を、クロヤマアリの餌場に入れてやった。もちろん、アリたちの餌としてだ。

 それから3日経ったが、コクゾウムシは少なくとも2匹は、まだ餌場で活動している。

 観察していると、クロヤマアリがコクゾウムシを見つけると、いちおう攻撃をしている。攻撃をされたコクゾウムシは、手足を縮めて守りを固める。クロヤマアリは、しばらくちょっかいを出しているものの、少しするとコクゾウムシから離れていってしまう。

 どうも、クロヤマアリは本気でコクゾウムシを餌とする気がないように見える。たしかにコクゾウムシはクロヤマアリに比べると小さく、甲殻も硬そうなので餌としてのうまみはないのかもしれない。ただ、縄張りに入っているという認識で攻撃を仕掛けているだけなのかもしれない。

 一方、その翌日は家の中で蛾のような虫が壁にとまっているのを見つけた。これもさっそく捕まえて、この虫はクロオオアリの餌場に放り込んだ。

 この蛾のような虫は、次の日の夕方まで餌場の中を飛び回っていた。だが、夜になってから餌場を見渡してみると、蛾のような虫が見当たらない。

 これはもしかしたら、と思い、巣箱に被せている覆いを取ってみると・・・。やはり、蛾のような虫は、クロオオアリたちに捕まっていた。

 蛾や蝶、蚊 といった腹部のやわらかい虫は、アリたちの人気が高い。

 人気と言えば、最近は、クワガタゼリーがアリたちのお気に入りのようで、クワガタゼリーとメープルシロップをならべて置いておくと、クワガタゼリーの方にばかりアリたちが集まってくる。

 糖分だけでなく、たんぱく質やトレハロースが含まれていることが、アリたちにはやはりわかるのだろうか。

 クワガタゼリーは大量に余っていることから、無駄になるのを知りつつ、ほぼ常時餌場においているせいか、巣箱を覗いてみると、どの働きアリも腹部をこれでもかというくらいパンパン膨らませている。

 季節的には、冬篭りを始める時期なので、そのためかもしれないが、何しろ女王アリを飼い始めてまだ1年経っていない。この後、冬に向かってアリたちがどういう行動をするのか、とても興味深い。

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2008/09/19

アリハウス弐号機の今の様子

 前回、クロオオ女王アリ1号コロニーを新しく作った アリハウス弐号機 に移住させることに成功した、という話をした。今回は、その後のアリハウス弐号機の様子を写した写真を公開。

 これが移住した後、少し落ち着いてから撮影した写真だ。(写真をクリックすると拡大)
  200809181

 14も部屋があるにもかかわらず、ほとんどの働きアリが女王アリと同じ部屋にいることがわかるだろう。この部屋にはサナギや幼虫のすべて入っている。ちなみに、左に古い飼育器をつないでいた。今は行き止まりのパイプがつながっている。右には餌場がつながっている。

 どの部屋も同じように見えるが、実は下に引いている石膏の湿り気がぜんぜん違う。真ん中の白いのはメラミン樹脂でたっぷり水を吸い込ませている。メラミン樹脂に隣接している部屋の石膏には同じようにたっぷりと水をしみこませている。メラミン樹脂から離れるにしたがって、石膏にしみこませた水の量を減らしており、パイプがつながっている部屋の石膏には水をしみこませていない。

 今アリたちが集まっている部屋も含めて角の4部屋の石膏は、多少水を含ませたものの、どちらかと言えば乾燥気味になっているはずだ。にもかかわらず、そこを女王部屋にしたということは、クロオオアリがそれほど湿度を好んでいないということだろうか。

 行き止まりになっていて、なおかつメラミン樹脂に接していて水も潤沢にある上段の真ん中が女王部屋になると、私は予想していたのだが、残念ながら大ハズレだった。

 また、自然界でのクロオオアリは、幼虫を湿気の多い地中深くで育てて、サナギはやや乾燥した地表付近に保管するらしい。クロオオアリではないが、クロヤマアリを捕獲しに行ったときは、たしかに大量のサナギを捕獲することは出来たが、幼虫はほとんど捕獲できなかった。

 しかし、アリハウス弐号機の使い方を見る限り、今のところ、幼虫とサナギで部屋を使い分けることはなさそうだ。

 もう一つ、透明な容器に移したことで気がついたのは、

  • 女王部屋に待機している働きアリたちは、どれもお腹にいっぱい溜め込んでいる

ということだ。女王部屋を拡大した写真が、これだ。(写真をクリックすると拡大)
  200809182

 どの働きアリもお腹の節が延びているのがわかる。

 ざっと数えたところ、働きアリは40匹ほどいるようだ。1年目のコロニーとして、また、アリ飼育初心者の私としては、想定外の増え方だ。

 平らな透明容器に移し替え、部屋的にはまだまだ余裕があるようなので、今後のコロニーの拡大が楽しみである。

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2008/09/18

アリハウス弐号機に移住完了

 少し前に新しいアリの飼育器 “アリハウス弐号機” を作った話をした。今回は、なんとかアリのコロニーをアリハウス弐号機に移すことに成功した話。

 アリハウス弐号機を作ったという記事の中で、「自主的に移り住むようにする」 と言った。

 そこで、まず、古い飼育器とアリハウス弐号機をパイプで接続する。次に、古い飼育器にかぶせてあったカバーを取り去って、古い飼育器内を明るくした。さらに、アリハウス弐号機にカバーをかけて暗くする。アリは、暗い方を好むので、この状態でコロニーごとアリハウス弐号機に移ってくれれば万々歳だった。

 この状態で一晩放置した。

 だが、そうは簡単にいかなかった。やはり、住み慣れた、働きアリにとっては生まれてからずっといる場所であり、自分達のにおいが染み付いている場所からは、明るくなったぐらいでは移動したくないようだ。働きアリの何匹かは、アリハウス弐号機に偵察に入っていったが、全体が移動する様子はまったくなかった。むしろ、不透明な容器で作った古い飼育器の女王部屋に、みんな立てこもってしまった。

 アリたちにストレスをかけるのはあまりやりたくなかったが、移動する気配がない以上仕方がなかった。さらなる圧力が必要だった。そこで、懐中電灯を点けて女王部屋の上に置き、女王部屋が著しく明るくなるようにした。

 さすがにこれには対抗できなかったらしく、女王アリも含めて、すべて女王部屋から退去して、反対側の角に移動していった。そこですかさず、容器のふたを開けて、女王部屋を古い飼育器から取り去った。

 その状態で1~2時間様子を見たのだが、やはり古い飼育器の方が居心地がよいようだ。何度かフタを少しだけ開けて、隙間から息を吹き込んだりしてストレスをアリたちにかけたのだが、アリハウス弐号機に移動してくれない。

 どうもメラミン樹脂で壁を作ったため、角が部屋状になっているため、居心地がよいらしい。ただ、メラミン樹脂には働きアリたちが張り付いているため、古い飼育器から抜き出すことは出来ない。タイミングを見計らって、エイヤーとメラミン樹脂を横に引き倒した。するとメラミン樹脂の上に大きな隙間が出来るため、部屋と言う感じではなくなる。

 そして1~2時間後、三度様子を見てみると・・・、おぉ、コロニーのほとんどがアリハウス弐号機に移動しているではないか。

 まだ古い飼育器に働きアリたちが2~3匹残っていたが、吸虫管で回収すればよいので、そのまま古い飼育器からパイプを抜いて、パイプの先にフタをした。古い飼育器に残った働きアリたちは吸虫管で回収をして、回収容器ごと餌場に戻した。餌場はすでにアリハウス弐号機につながっている。

 これで クロオオ女王アリ1号コロニー の アリハウス弐号機 への移住は、無事に完了した。

 いよいよ移住後のアリハウス弐号機の写真公開、となるわけだが、それは次回で。coldsweats01

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2008/09/11

アリハウス弐号機

 この春・夏に捕獲した女王アリズは、クロオオ女王アリ1号、クロオオ女王アリ3号、クロヤマ女王アリ4号、トビケ女王アリ5号、と、現在も4匹生存している。

 特に、クロオオ女王アリ1号コロニーが一番活発で、20匹をゆうに超える働きアリがすでに活動しているようだ。

 「しているようだ。」 というのは、飼育に使っている容器=タッパーのフタが半透明のためと、女王アリのための部屋に用意した小さい容器が不透明のため、中の詳細がよくわからないためだ。

 働きアリが少数の時は、全員女王部屋を拠点にしていたようだが、最近は数がかなり増えたため、多くの働きアリが女王部屋の外で待機している。

 そんな状態になっていたため、100円ショップに行く度に、「なにかアリハウスによさそうな容器はないものか?」 と探していた。

 そして先日、やっとよさそうな容器を見つけた。薬を小分けしてしまっておく容器だ。材質は硬質プラスチック。中が3cm×3cmほどに区切られていてフタが透明になっている。

 仕切りの壁にアリが通れる穴を開ければ、あっという間に小部屋がつながったアリハウスが出来ると思った。

 さっそく購入して、家でシコシコ加工した。

 出来上がった アリハウス弐号機 の写真がこれだ。(クリックすると拡大)
  200809111

 中央の部屋に詰め込まれているのは、食器洗いなどでよく使われる メラミンスポンジ だ。フタのメラミンスポンジにあたる部分には、小さく穴を開けて、ここから給水する。各小部屋には薄く石膏をひいた。アリが活動しやすいようにと、湿度を保ちやすくするためだ。

 小部屋のつながりをわかりやすくするために、斜めから撮った写真がこれだ。(クリックすると拡大)
  200809112

 隣り合った小部屋同士を完全につなげているわけではないことがわかるだろう。入り口が一つしかない小部屋をいくつか作って、アリたちが部屋をどのように使うか観察しようと思っている。

 さて、アリハウス弐号機 は作ったものの、最後に大きな問題が残っている。

 どうやって、アリたちを移り住まわせるか、だ。

 まずは、今使っているアリハウスとパイプで連結をして、自主的に移り住むように仕向けるつもりだ。アリは、暗いところを巣と定める習性があるらしいので、現在のアリハウスを明るく、アリハウス弐号機 を箱などで覆って暗くすれば、うまく移り住んでくれるのではないかと期待している。

 自主的には移り住んでくれないようであれば、仕方がないので、冷蔵庫で冷やして冬眠させてから、強制的にアリハウス弐号機に押し込めるしかなくなる。この方法はアリに多大なストレスをかけるし、卵・幼虫・サナギをつぶしたり、取り残したりする危険がある。脱走の危険もある。

 結果については、また、近いうちに報告できると思う。

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2008/08/13

アリがよじ登れない不思議な容器

 いろいろなアリ サイトのお勧めにしたがって、アリの巣に当たる容器と餌を与える容器を明確に分け、両者をビニールチューブで接続している。クロオオ女王アリ1号コロニーには、味付け海苔の空き容器を利用して餌場を作った

 クロオオアリたちが餌場をうろつく様子を観察していて、最近、面白いことに気がついた。

 どうやらクロオオアリたちは、味付け海苔の容器を登れないようだ。

 他のアリのコロニーには、スタック式のDVD-R の容器を逆さにして使っている。DVD-R の容器の側面や底板(餌場の時は天井)を、クロオオアリは余裕でよじ登っている。

 味付け海苔は、表面に調味料が塗られているため、粘着性がある。味付け海苔を裸でしまっておく容器は、粘着性のある海苔がくっつかないような素材か、あるいは内側になんらかの加工がしてあると思われる。

 そしてその味付け海苔がくっつかないための工夫が、アリを登らせない効果を生み出しているようだ。

 それにどんな意味があるのか?

 今はもう夏休みも後半に差し掛かったため、今から自由研究でアリの観察始めるのは、少し厳しい。なので、来年以降のための情報になってしまうと思われる。

 何が言いたいかと言えば、味付け海苔の空き容器を利用すれば、アリを捕まえたり飼ったりするのが、ずいぶん楽になるということだ。

 アリを野外で捕まえる時、捕まえたアリを逃がさないように、バケツの上部にベビーパウダーや油を塗って、フタをしなくてもアリが逃げ出さないようにするのが常套手段だ。

 だが、味付け海苔の容器を使えば、そのような手間が要らない。アリに変なものを付着させる危険もない。フタを開けっ放しにしても、アリは容器の側面を登れないため、他のアリを捕まえているときに、すでに捕まえたアリが逃げ出すこともない。

 同じように、捕まえたアリを飼育するのにも使える。

 アリを飼育するのに、アントクアリウムの詰め替えゼリー “アントクアリウム L-1 アクアリフィル (詰め替え用)もいいが、長期(一年以上)の飼育ではカビたり液化する問題が起こることを覚悟した方がよい。

 長期の飼育は、アリ サイトによれば、高温で処理した “パーライト” がいいらしい。

 アリを飼育する容器より二周りぐらい小さいビン容器を逆さに入れて、その周りにパーライトを入れれば、アリは容器の側面に沿って巣を作るため、観察しやすくなる。

 アリを飼育するときも、アリは容器の上部まで登って来れないため、容器にふたをする必要がなくなる。万が一に供えて、容器の口よりも大きい金網でもかぶせておいた方が無難ではあるが。

 容器のフタを気にすることがないということは、アリに餌やりするのも楽になるということだ。アリを逃亡させるきっかけの一つは、餌をやるために容器を空けることにある。その危険がなくなるだけで、ずいぶんとアリが飼いやすくなる。

 なにしろ 「アリが好き」 という人はごく限られる。多くの家庭のママたちは、大量のアリが室内に大脱走したら、半狂乱になって騒ぎまくることだろう。

 もし、「アリの観察を自由研究にしたい」 とか、「女王アリを捕まえたので、飼育してコロニーを作らせたい」 とか思ったのであれば、味付け海苔の容器はお勧めである。

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2008/08/11

トビイロケアリ、はやっ!

 7月11日に捕まえた トビケ女王アリ(トビイロケアリの女王アリ)6号 に、早くも働きアリが誕生した。8月9日のことだ。

 産卵から成虫までに4週間しかかかっていない計算になる。

 クロオオアリが約6週間、クロヤマアリが約5週間かかって、産卵から成虫になるのと比べると、トビイロケアリの成長の早さがよくわかる。

 体が大きい方が成長に時間がかかるのは、ごく自然なことだ。また、働きアリに成長するまでの期間の長さを踏まえて、結婚飛行の時期が決まったようにも見える。クロオオアリがトビイロケアリと同じ頃に結婚飛行をしていたのでは、今よりさらに2週間、働きアリの誕生が遅れるわけで、それでは一番食料の備蓄に適した夏が終わってしまう。

 最初に産まれたトビイロケアリの働きアリの写真がこれだ。
 20080809 (画像をクリックで拡大)

 アリ サイトやアリ ブログで、トビイロケアリの最初の働きアリは、「同じアリとは思えないくらい小さい」 と解説されている。それを知っていてもこの小ささに驚いた。

 クロオオアリやクロヤマアリの最初の働きアリも小さめだが、それでも女王アリの胸部の大きさかそれよりも大きいくらいのサイズはあった。

 ところが、トビイロケアリの最初の働きアリは、女王アリの頭部の大きさくらいしかない。様子を見るために覆っている箱を取った時など、チューブの中を女王アリが右往左往して、働きアリが踏み潰されるんじゃないかと、心配したほどだ。

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 これで、私が捕獲した女王アリのうち、生存している女王アリにすべて働きアリが誕生したことになる。

 某巨大掲示板では、「5月に捕まえたクロオオアリにまだ働きアリが生まれない」とか、「女王アリが卵を産んでも、すぐに食べてしまう」といった相談が寄せられているのに比べれば、3種4匹の女王アリすべてで、無事に働きアリが誕生したのは、1年目にしてはなかなかに上出来だったのではないかと思っている。

 次の目標は、コロニーが順調に大きくなり、特にクロオオアリで大型の働きアリを誕生させることだ。

 また、来年はもう一つの日本最大種 “ムネアカオオアリ” の女王アリを捕獲したいと思っている。ムネアカオオアリの胸部の茶色はなかなかに美しい。ただ、私が住んでいるところの周辺にはムネアカオオアリが生息していないので、まず近場のムネアカオオアリの生息域を見つけなければいけない。

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2008/08/10

ゆで卵戦線、異常なし

 すっかり連日気温が30℃を超える日が続くようになったものの、我が家の女王アリズはそれなりに頑張っているようだ。土中に住むアリは、高い温度が苦手らしく、30℃を超える状態が長く続くと、女王アリに何らかの障害が出ることも珍しくないらしい。

 日中あまりにも温度が高くなりすぎたと思ったら、アリを飼っている容器の上に、タオルで包んだ保冷剤を短時間置いたりしている。体液が凍らない限り、アリは簡単に凍死しないらしいが、冷やしすぎると容器内に水滴が発生するため、凍死より溺死の危険がある。そのため、保冷剤での冷却は短時間にとどめている。

 さて、先日冷蔵庫の中にゆで卵が残っていた。ちょうどいいと思い、黄身を少し掻き出して、メープルシロップと混ぜて、簡単なアリ用練り餌を作った。

 驚いたことに、これが クロオオアリ、クロヤマアリ どちらのコロニーにも大好評だった。

 特に クロオオ女王アリ1号 のコロニーでは、練り餌の上に働きアリの1匹が、ほぼ24時間張り付いていた。こんな感じで。
 20080808

 他のアリや昆虫達に取られまいと見張っているのか、お腹がすいたらいつでも食べられるように居座っているのか、単にいるだけで心地よい環境なのか、は、わからない。

 いずれにしろ、餌を回収するまで24時間、ほぼ餌の上で待機していた。時々、巣となる容器の方に戻っていたようだが、ちょっと目を離すといつの間にか餌の上に戻ってきていた。

 一度熱を通しているとはいえ、防腐剤など入っていない上に、ここのところの暑さだ。餌はいくら残っていても丸1日すぎたところで、回収することにしている。カビ生えたり、腐ったりした餌を、巣の中に持ち込ませないようにするためだ。

 クロオオ女王アリ1号コロニーの餌も、見張り君 が巣に戻ったところを見計らって、さっと回収した。

 少しした後に、働きアリが1匹餌場に来て、ずいぶんと長いこと餌場を隅から隅まで探索していた。「あれ?俺のご馳走はどこ~?」 という感じだったのではなかろうか。(笑)

 ゆで卵の黄身を与えた二日後に、今度は “生” の黄身とメープルシロップを混ぜたものを与えてみた。

 それなりにすすっていたようだが、ずっと張り付くほどではなかった。

 我が家のコロニーでは、生 より ゆでた 方が、お好みなのかもしれない。

 

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2008/08/02

おいおい、そっちに入るんかい (トビイロケアリ)

 7月11日に捕まえた トビケ女王アリ6号 (トビイロケアリの女王アリ) にも、7月30日ごろにサナギが生まれていた。“ごろ” というのは、ストレスを与えないように数日おきにしか覗いていなかったから、正確な日がわからなかったからだ。

 サナギから働きアリが羽化する前に、ティッシュをひいた小さい容器から、石膏をひいた大きな容器に移すことにした。

 トビケ女王アリは、クロオオ女王アリどころかクロヤマ女王アリよりも二回りほど小さい。クロオオアリの働きアリぐらいの大きさだ。なので、女王部屋も小さ目がよいだろうと思い、醤油などの調味料を携帯するのに使う蓋付き容器の口と片面を切り落として、女王部屋として用意した。

 こんな感じだ。
 200808011

 この石膏容器に、トビケ女王アリ6号を、卵・幼虫・サナギごと放り込んだ。後は、しばらく静かに放置して、女王アリ自らが女王部屋に、卵・幼虫・サナギを運ばせればOKだ。

 クロオオ女王アリ1号 や クロヤマ女王アリ4号 の時は、1時間も放置すると、女王部屋を自らの巣としていた。クロオオ女王アリ3号は、結局、こちらが用意した女王部屋は使わずに最初の働きアリを羽化させた。クロオオ女王アリが女王部屋に入ったのは、働きアリの写真を撮るために容器をあちこち移動させたときだった。

 トビケ女王アリは、女王部屋に移動したかな?と、2~3時間ほどしてから女王部屋を覗いてみると……。

 いない……。

 小さい容器から一緒に移したティッシュの上に……。

 いない……。

 容器のふたを開けてみたが、どこにもいない……。

 「まさか、脱走?」

と、一瞬あせったが、さらによく見ると……、いた!

 こんなところにいた。
 200808012

 勘がいい人は、ここがどこだかすぐにわかっただろう。

 少しひいてみると、ここがどこだかすぐにわかる。
 200808013

 そう。後から餌場へと接続するためのチューブの中を、トビケ女王アリ6号は、巣と決めたようだ。

 たしかに、トビイロケアリは朽ちた木の中に営巣すると文献に書いてあった。もしかしたらチューブの中が朽木の中に感じが似ているのかもしれない。

 こうなると、トビイロケアリ用の飼育容器は、少し工夫した方がよさそうだ。

 中に部屋を用意するのではなく、容器に行き止まりのチューブを何本も挿して、それぞれを巣の一部のように使ってもらうのがよさそうだ。このアイデア自体は私の物ではなく、どこかのアリ飼育サイトで見たものだ。どのサイトだったのか、残念ながら覚えていない。

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2008/07/30

働きアリが小石を運んでます

 クロオオアリの働きアリが、小石を巣のある方向に引っ張っていく様子をビデオにとることができた。

 
 ダウンロード (約11MB)

 運んでいた小石は、チューブのもう一方の端に積み上げて、巣となっている女王部屋の近くまでもっていくことはない。

 あくまで想像でしかないが、チューブが働きアリにとって太すぎるサイズなので、自分達が通るのに十分な大きさに狭くしているのではないかと、思っている。必要以上に広ければ、ゴミや水、外敵が入ってきやすくなる。巣を多湿に保つためにも、乾燥した外界との隙間は狭い方がいい。

 二つ目のクロオオアリのコロニーでも同じことが起こっているので、クロオオアリ共通の習性なのだろう。クロヤマアリの方には小石を入れてないので未確認。

 それにしても、アリのなんてグルメなことよ。

 巷では、アリの生餌としてミルワームがよく使われている。小鳥や爬虫類の生餌として一般のペットショップでも売られているので、入手しやすいのが大きな理由だ。私も近くのホームセンターのペット コーナーで缶入りのミルワームを売っているのを見つけた。

 ただ、餌といえど生きていることに変わりはない。餌も飼育することになると、なんだか本末転倒な気がするのだ。だから、できれば死んだ餌や合成の餌で済ませたいと考えている。

 そこで、ホームセンターのペットフードを眺めていると、カメ用の乾燥川エビが売っていた。成分表を見ると、高タンパク、低脂肪のようだ。価格もたいして高くないので、試してみることにした。某巨大掲示板で、甘えびの刺身に喜んで食いついていたという書き込みもあったので、餌としてのエビは十分に価値があると思った。

 すでにこれまでに “シラス” と “魚肉ソーセージ” を与えたところ、働きアリたちが一生懸命かじっては、巣に運んでいる様子が見られた。ただ、多くの食べ残しがゴミ捨て場に捨てられているのを見ると、はたして幼虫が食べているのか不安なところである。

 乾燥川エビを与えてみたところ、すぐに働きアリが寄ってきた。その後、私の見ていないところで巣の中に運び込んでいるようだ。

 シラス、ソーセージ、エビ でグルメという意味もあるのだが、実はそれらと一緒に部屋に入ってきた小虫も餌場に入れたのだ。初めは生きていた小虫だったが、食べるものがないので翌々日には死んでいた。

 以前のまったく餌のない状態では、小虫のやわらかい腹の部分から内臓を餌としていたクロオオアリであったが、シラス、ソーセージ、エビがある状態だと、小虫を完全に無視している。やはり栄養価の違いや、食べやすさがわかるのだろうか。

 それでも、人工の餌を食べてコロニーが大きくなってくれれば、何も言うことはない。人工の餌ならば私も苦労しなくて済む。その分、お金がかかるが、アリが食べる量などたかが知れている。それよりも、手間がかからない方が、私には重要だ。

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2008/07/24

女王アリにも個性?

 クロヤマ女王アリ4号に働きアリが生まれてから数日が経った。私が確認した範囲では、働きアリが4匹に増えている。

 ところが、働きアリたちはいっこうに女王部屋から出てこようとしない。

 仕方がないから、シラス と メープルシロップ を小さな器に入れて、タッパー容器の中に入れてやった。クロオオアリの時は、これで働きアリたちが女王部屋から出てくるようになり、自分よりも大きなシラスを働きアリが口に咥えて、一生懸命に女王部屋に運んでいった。

 シラスとメープルシロップを入れてから数時間してから、容器を覗いてみると、なんと、

「女王アリ自らが、女王部屋から出て、シラスにかぶりついてる」

ではないか。 ( ̄□ ̄;)

 お腹の節が延びているところを見ると、メープルシロップもたっぷり飲んだようだ。

 クロオオ女王アリ1号、3号は、働きアリが生まれて以来、女王部屋から出たのを目撃したことがない。

 自然界においても、女王アリが巣の外にのこのこ出てくることはめったにない。巣が水没したため一時的に退避するなど、ごく限られた条件でのみ女王アリは外界に姿を現すといわれている。

 にもかかわらず、巣とも言える女王部屋から出てきて、自ら餌にかぶりつくとは・・・。よっぽどお腹がすいていたのか、はたまた、図太い神経を持っているのか。

 そしてまた、こういった行動をとるのは、クロヤマアリだからなのか、たまたまこの個体が図太い神経を持っている女王アリだったのか。クロヤマ女王アリが複数いれば、比較することも出来たのだが、残念ながら、今、私の手元にはクロヤマ女王アリは一匹しかいない。

 まぁ、働きアリに依存をして調子を悪くするよりも、自らが積極的に行動をして元気にコロニーを成長させてくれた方が、私にとってはうれしい。

 女王アリズ、がんばれ。

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2008/07/21

クロオオ女王アリ3号にも働きアリ誕生

 クロオオアリの女王アリ3号にも、7月18日に働きアリが誕生した。

 そのときに撮った写真が、↓だ。ふたを開けて撮影したので、女王アリも働きアリも 卵・幼虫・サナギ を隠そうと右往左往している。
 20080718

 前日の夜に確認したときは、まだ働きアリが羽化していなかったので、この働きアリが羽化してから1日経っていないのは確実だ。さらに、朝に確認したとき、働きアリはまだうまく動くことが出来ず、女王アリが働きアリを、一生懸命かまっている様子が見られた。おそらく、羽化した直後だったのだろう。

 そして私が驚いたのは、羽化したばかりのはずなのに、働きアリがすでに真っ黒だったことだ。

 ↓は、昨年捕獲した クロヤマアリ の写真だ。
 Ants013

 このときは、羽化したばかりの働きアリが 白アリ だった。そして、1日ほどかかって黒く変化していった。なので、クロオオアリ も同様に 白アリ で羽化するものだとばかり思い込んでいたのだ。だから、クロオオ女王アリ1号の働きアリが羽化したときの記事で 「1日以上経過している」 と書いたのだった。それは必ずしも正しくなかったようだ。

 そして、1枚目の写真をさらによく観察すると、左上の繭が他の繭に比べて中が黒くなっているのがわかる。

 このことからも、クロオオアリは繭の中で黒く変色してから羽化することは確実なようだ。

 1種類のアリがそうだからといって、すべてのアリがそのような性質を持っているというのは確かに言いすぎだった。今回も、いい勉強になった。

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2008/07/17

小石で通路をふさぎます

 クロオオ女王アリ1号の働きアリたちもずいぶん増えた。数が増えてくると、当然活発に動き回るヤツも出てくるわけで、いつの間にかタッパーとビニールチューブで接続した 餌場 に出入りするようになっていた。

 しかし、そこで予想外の行動が見られた。

 200806264

 これが餌場で、床になっている面の一箇所に穴を開けて、そこにビニールチューブを差し込んでいる。働きアリたちは、そのチューブを通ってこの餌場に出入りできる。

 タッパーは完全密封なのに対して、餌場はフタに金網をつけているので開放状態だ。タッパー内は適度に水分を補給しているのに対して、餌場は乾燥させてある。

 条件だけでいけば、『タッパー = 巣』、『餌場 = 外』 になるはずなのだが……。どうも私の思惑通りにクロオオアリたちは行動してくれないようだ。

 タッパー内の女王部屋“のみ”が、クロオオアリたちの巣になっているようだ。現に、サナギが脱ぎ捨てた繭が、タッパー内の女王部屋外に散乱している。もし、タッパー全体が巣だと認識していれば、ゴミとなった繭は一箇所に集められるか、餌場に捨てられたはずだ。

 そうならなかったのは、タッパー内であっても女王部屋以外は、クロオオアリたちにとって巣の外と同じと認識されているということだ。

 そして、私から見て最も奇妙な行動は、タッパーと餌場をつなぐチューブを、餌場の小石でふさぐ行動を働きアリたちが取ったことだ。

 20080715_2

 初めは餌を取りに来たときに、働きアリと一緒に落ちてきたのかと思っていた。しかし、働きアリが餌場にいるのをたまたま目撃したら、働きアリは明確に小石を咥えて、チューブの中に小石を引きずり込んでいたのだ。つまり、チューブの中の小石はすべて働きアリが意識して持ってきたものなのだ。

 写真には撮らなかったが、タッパー側のチューブの先にも写真と同じぐらいの小石が積みあがっている。

 働きアリは小石の隙間を通ってチューブの中を行き来できるようだが、どうも私にはチューブをふさごうとしているようにしか見えない。

 何のためにチューブをふさごうとしているのか、私にはわからない。わからないが、こういった予期せぬ行動をしてくれたほうが、観察している私としてはうれしい。

 まもなく、クロオオ女王アリ3号 と クロヤマ女王アリ4号 のサナギが成虫へと羽化するはずだ。どちらも女王部屋を使わずに “外” でサナギの世話をしている。働きアリが生まれたときにどうなるのか、今から楽しみだ。

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  • クロオオ女王アリ1号 : 働きアリ、いっぱい
  • クロオオ女王アリ3号 : 羽化直前
  • クロヤマ女王アリ4号 : 羽化はもう少し先か
  • トビケ女王アリ6号 : 順調に産卵中

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2008/07/14

新人さん、いらっしゃ~い (トビイロケアリ女王)

 7月11日の朝。アパートの前を歩いていたら、見慣れないアリが走っているのが見えた。昨年、アリを飼うようになってから、日常的に地面を見ながらよく歩く。いろんなアリを観察しながら歩いているので、そのアリが目に付いたのだ。

 その、見慣れないアリに目を近づけてよ~く観察すると、明らかに胸の部分が盛り上がっている。すぐに 『女王アリ』 だとわかった。

 今年は、クロオオアリ、クロヤマアリの女王アリを捕まえたことで、女王アリの特長というものがよくわかるようになっていた。

 見つけた女王アリのサイズは、明らかに小さく、クロオオアリの働きアリぐらいしかない。それでも、胸部の盛り上がりと、腹部の大きさから 女王アリ と判断した。

 運悪く、捕獲するものを何も持っていなかった。そこで、ハンカチで包み込むように捕獲をして、そのまま家に連れてきた。

 新女王アリをタッパーに入れてから、さっそく同定にかかる。

 大きさ、色、ツヤ、飛行時期、などから判断をして、『トビイロケアリ』 と判断した。ちなみに、掲示板では トビイロケアリ をよく 「トビケ」 と略される。そこで、この トビイロケアリ女王アリ を 『トビケ女王アリ6号』 と命名した。

 トビケ女王アリ6号の写真。

 200807111

 このときは、なぜか天板に張り付いて動いてくれなかった。本当は上からの写真が撮りたかったのだが、仰向けの写真になってしまった。

 これだと、大きさがよくわからないので、クロヤマ女王アリ4号と比較してみた。

 200807112

 これは、二匹を1枚の写真に撮った後、二匹の部分だけを切り取ってくっつけたものだ。左が クロヤマ女王アリ4号、右がトビケ女王アリ6号だ。トビケ女王 は、クロヤマ女王 の 3分の2 ぐらいしかないことがわかる。実物を見ると、半分くらいの大きさに見える。

 トビイロケアリを飼育している人の話だと、トビイロケアリはかなり多産らしい。実際、トビケ女王アリ6号も、捕獲した翌日から産卵を始めている。以前のクロオオアリ、クロヤマアリの時は、捕獲から最初の産卵まで数日、長いものだと1週間ほどかかっているので、トビイロケアリはそれだけ活発なのか、それとも周りをあまり気にしないくらいに図太いのか。

 クロオオ女王アリにずいぶん遅れて捕獲した クロヤマ女王アリ なのだが、上の写真のように、すでにいつ働きアリが誕生してもおかしく状況になっている。

 クロオオ女王アリは、1号にはすでに確認できるだけで6匹の働きアリが誕生している。しかし、ほとんど女王アリ部屋から働きアリが出ることはなく、いまだ女王アリが働きアリを養っている状況だ。

 クロオオアリ3号には、まだ働きアリが誕生していない。それでも、さなぎの状態から見て、今週中にも誕生するのではないかと思っている。

 200807113

 1号と違い、3号は女王アリ部屋を使わず、ずっと容器の端っこで育児をしている。

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現在の状況:

  • クロオオ女王アリ1号 : 働きアリ6匹以上
  • クロオオ女王アリ3号 : まもなく働きアリ誕生
  • クロヤマ女王アリ4号 : まもなく働きアリ誕生
  • トビケ女王アリ6号 : 産卵中

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2008/07/09

祝!働きアリ誕生

 久しぶりに、女王アリたちの様子を見たら、なっ、なんと、クロオオ女王アリ1号 に働きアリが二匹誕生していた。

 フタが半透明なタッパーに、クロオオ女王アリ1号、3号を入れているので、フタを開けないと、詳しい状況がわからない。8日の朝、数日ぶりにフタを開けて様子を見ると、女王部屋の外にサナギの繭が捨てられていた。

 「あちゃ~、うまく羽化できなかったか~」

と思いつつ、女王部屋の穴から中をのぞいてみると、なんと、(女王と比べて)小さいアリが、それも二匹、部屋の中をうろうろしているではないか。

 二匹の働きアリの体は、すでに黒くなっていた。羽化してから1日以上経過しているのは間違いないだろう。

 どうやら、羽化したときに脱ぎ捨てた繭を、ゴミ扱いで部屋の外に移動させたものだったようだ。

 短い時間観察していたが、働きアリたちが部屋の外に出る様子はなかった。羽化しても、しばらくは卵・幼虫・サナギの世話に専念をして、巣穴から出ないらしい。私は、タッパーにつなげたチューブから、働きアリがヒョコヒョコ出てくることを期待していたのが、それはまだしばらく先のことのようだ。

 結局、5月23日に捕獲5月26日に産卵6月20日にサナギを確認、そして、7月6日に最初の働きアリが羽化、となった。

 計算すると、産卵から羽化まで、およそ40日。アリに関する情報サイトでは、30日~40日とあるので、40日は予定通りと言っていいだろう。

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 クロオオ女王アリ3号の子供にもサナギが出てきたので、一週間ほど前に、やはり1号と同じ、石膏をひいて、女王部屋を入れたタッパーに移した。

 ところが、女王アリにもやはり個性というものがあるのだろうか。女王アリ3号は、いつまでたっても女王部屋に入ろうとしない。

 一度、フタを開けて湿り気の様子を見たときに、女王アリ3号があわてて女王部屋にサナギを持って駆け込んだときがあった。

 「あ~、これでやっと女王アリ3号も、女王部屋に移動してくれるな」

と思い、暗くするための箱をかぶせた。1時間後に様子を見てみると、女王部屋の外の広い部分に卵・幼虫・サナギを集めていた。よっぽどその位置が気に入ったと見える。

 女王アリ1号は、石膏タッパーに移してから1時間で女王部屋に移り住んで、ずっとそこから出ようとしないのとは対照的だ。

 女王アリ3号は、女王アリ1号に10日遅れて産卵しているので、最初の働きアリが羽化するのは、16日ごろと思われる。楽しみだ。

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 クロヤマ女王4号の子供たちにも、ハッキリと幼虫とわかるくらいに大きくなった幼虫が増えてきた。あと1週間もしないうちに、サナギへと変わるのではないだろうか。

 クロヤマアリを飼育している人の話では、クロヤマアリはクロオオアリよりも羽化までの期間が短いそうなので、7月末ぐらいにはクロヤマアリの最初の働きアリが羽化しているのではないだろうか。

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2008/06/28

クロオオアリの新居完成 (その2)

 前回の続き。

 前回は、クロオオ女王アリ1号のために、大きめの新居を準備したところまで書いた。

 今回は、実際に女王アリ1号に移ってもらってからの話。

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 まず、仕切りは外して、たくさんの卵、幼虫、繭を抱えているクロオオ女王アリ1号を、この新居に移す。女王アリ1号が暴れることはある程度覚悟している。それでも、何匹モノ働きアリが生まれてから移すとなると、それこそ大事になるので、とにかく働きアリが繭から出てくる前に移してしまうことが重要だ。

 多少抵抗はあったものの、女王アリは新居に移ってくれた。大切な 卵、幼虫、繭 も残さず新居に移してやる。初めから女王部屋に 卵、幼虫、繭 を入れてやるのは難しかったので、卵、幼虫、繭 は、広間の石膏の上にばら撒く形になった。

 すべてを新居に移して暫定的に蓋を閉めてから見ていると、さっそく女王アリ1号は新天地の探索を始めた。そして、女王部屋の外の角の隙間に、放さずにずっと咥えていた卵を置いた。その後は、繭を別な角に集めたりしていた。

 明るい状態では、女王アリも落ち着かないだろうと思い、新居全体をしばらく箱の中に入れて暗くした。

 1~2時間ぐらいしてから、再度、新居の様子をうかがってみると、私の思惑通り、女王アリは女王部屋に 卵、幼虫、繭 のすべてを格納していた。最初に外の隙間に置いた卵も回収して、女王部屋に入れたようだ。

 大広間に 卵、幼虫、繭 がないこと、女王アリ自身も女王部屋にいることを確認して、新居の蓋を開けた。あらためてメラミンスポンジの仕切りを設置して、再び蓋を閉めた。

 外界との出入り口には、暫定的に蓋をしたチューブをつないでいた。新居の準備が完全に整ったところで、正式なチューブにつなぎ変えて、もう一方の先は、餌場となる容器につないだ。

 餌場となる容器は、新しく買おうかとも思ったが、なるべくお金をかけずに、あるモノで何とかしようと思い、家の中を色々探していたら、味付け海苔の容器があった。大きさ、餌の出し入れのしやすさ、加工のしやすさ、などの条件を満たしていたので、これを使うことにした。

 実際に餌場に加工したのがこれだ。

 200806264 (写真をクリックすると拡大)

 下に敷いてあるのは、金魚の水槽の下に敷くために買った小石だ。半分余っていたものを使った。小石を敷いた部分の左のほうに、少し見にくいがチューブの出口がある。右の赤い部分が容器の蓋にあたる。この蓋を開けて餌を中に投入する。口が大きいので餌の出し入れはしやすい。また、赤い蓋には通気用に茶漉しをつけてある。

 新居や餌場を作るにあたっては、こちらのサイト “新・クロオオアリ日記” をずいぶんと参考にさせてもらった。

 残念ながら、まだ働きアリは羽化していないようだ。

 私は、1分1秒でも早く、この餌場のチューブの穴から、働きアリがひょっこりと顔を出すのを、「まだか、まだか」 と待ち望んでいる。

 本当に待ち遠しい。

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現在の状況:

  • クロオオ女王アリ1号: 第1子働きアリ待ち (卵、幼虫、繭  多数)
  • クロオオ女王アリ2号: 育児中 (幼虫は極小)
  • クロヤマ女王アリ4号: 育児中 (幼虫は極小)

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2008/06/27

クロオオアリの新居完成 (その1)

 クロオオ女王アリ1号の子供たちが繭になっていることを、以前に報告した。

 働きアリが次々と生まれてくれば、いよいよコロニーの始まりだ。働きアリたちが働き出せば、自分たちの妹の世話を始める。そうなれば、当然、今の女王アリのみが育児をする環境では狭すぎる。

 女王アリのみの時は、基本的に餌を与える必要はない。私は試しに メープルシュガー を与えたり、シラスを与えたりしたが、自然界においては、女王アリは飲まず食わずで最初の働きアリを育てるらしい。だから、女王アリのみの時は、ごく小さいタッパーに入れて、外界とは行き来できないようにしている。

 しかし、働きアリたちが活動を始めれば、働きアリたちは巣の外から、幼虫や女王アリのために、食料を見つけてこなければならない。私はそのアリたちのための食料を供給する義務がある。

 だが、これから数十、数百と生まれてくる働きアリたちがいる容器の蓋を開けて、餌を巣に放り込むことは現実的ではない。アリたちが容器の外に逃亡する危険が大きいし、下手に餌を巣の中に放り込むと、餌がカビてしまい、巣がカビのために全滅することもあるからだ。

 そこでコロニーを育成するためには、巣に相当するある程度の大きさを持った容器と、外界に相当する乾燥して換気のよい容器とを、チューブでつなぐのが常套手段のようだ。

 巣には適度な湿り気が必要なため、下地には 石膏 がよいらしい。私はすでに購入して準備済みだった。

 巣にする容器は、使い古しでちょっと傷んできたタッパーを利用した。そこに厚さ1cmほどの石膏を敷き、一箇所に外界との接続用チューブを挿す穴を開けた。

 200806261_2 (写真をクリックすると拡大)

穴の大きさは、ほぼ1cmなので、そこから全体の大きさを想像していただきたい。

 このままでは、狭いところが好きな女王アリの居心地が悪そうなので、お菓子の小さい容器をひっくり返して、女王アリの部屋を設置した。

 200806262 (写真をクリックすると拡大)

 ひっくり返した容器の手前に四角く穴があけてあるのがわかるだろうか。ここから女王アリに出入りしてもらうことになる。

 さらに、残りの部分も、アリたちにとってはだだっ広いだけなので、仕切りをつけて二つに分けた。

 200806263 (写真をクリックすると拡大)

 仕切りは、台所でよく使うメラミンスポンジである。適度な保湿性と加工のしやすさ、安さで、アリ飼いには定番の素材らしい。

 仕切りをつけることで、女王アリの部屋の入り口が、巣全体の出入り口から見て、かなり奥まったところになる。

 これに蓋をするわけだが、蓋にはメラミンスポンジの部分に小さい穴を開けた。そこから注水することで、巣の蓋を開けずに、巣に水分を補給することが出来る。

 次回に続く・・・

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2008/06/21

あれ?いつの間に (クロオオアリ女王アリ)

 女王アリたちにはなるべく刺激を与えないように、女王アリたちを入れた容器は暗くした棚の上においてある。そして、様子を見るのは、赤いセロハンをかぶせた上からのぞく程度なので、あまりよくわからなかった。

 ただ、クロオオ女王アリ1号の子供たちは、無事に幼虫へと孵化して、何匹かの幼虫は卵の十数倍の大きさになっているのには、気がついていた。

 とはいえ、やはり、せっかく飼っているのだから、じっくり観察したい。

 そこで久しぶりに、女王アリ1号の容器を撮影台に引っ張り出してきた。

 そしてあらためて観察をして驚いた。幼虫が早くもサナギになっていたのだ。それも数匹も。

 20080620

 中央少し右上にある塊がサナギの塊だ。サナギの塊の右にもサナギが一つある。一つ離れたさなぎの周囲にある中くらいのモノが幼虫だ。そして、女王アリ1号が咥えようとしているモノや周囲に散らばっている小さく黄色い点は、卵か生まれたばかりの幼虫だ。

 つまり、今、女王アリ1号の部屋は、“卵”、“幼虫”、“サナギ” そして “女王アリ” というオールスター状態なのだ。

 このあと、サナギが羽化して働きアリが誕生すれば、いよいよコロニーの始まりだ。

 実は、少し前まで幼虫すら見えなかったので、働きあり誕生後に予定していた大きめの部屋をまだ準備していない。

 400ccぐらいのタッパーに石膏を敷く。ちっちゃいプラスチック容器で女王アリ用の小部屋を入れ、餌場用のタッパーや巣の拡張用タッパーと接続するための穴をあける。

 タッパーは使い古しのものを用意してある。石膏も買ってきているし、タッパー接続用のチューブも買ってある。あとは作るだけなのだが、最近ごたごたしていて、まだ作っていない。

 石膏はきちんと乾かしたほうがいいようなので、すぐにでも、女王アリ1号一家の新居を作らねば、働きアリのほうが先にサナギから出てきてしまうかもしれない。

 コロニーが始まれば始まったで、餌の確保や選別、水やり、衛生状態の確認など、やることがいっそう増えることは目に見えている。

 それでも、せっかく捕まえたこの女王アリのコロニーが順調に大きくなってくれることを願うばかりだ。

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現在の状況:

  • クロオオアリ1号: 順調 (サナギ数個、幼虫数匹、卵多数)
  • クロオオアリ3号: 停滞中 (卵十数個)
  • クロヤマアリ4号: 停滞中 (卵数個)

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2008/06/19

アリの巣の周りに散乱していた白いもの

 昨年アリを飼い始めてから、アパートの裏にある公園でアリの巣を観察するのことが多い。

 今日も買い物に行くときや帰ってきたときに、公園の中でいくつもあるアリの巣を流し見していたら、ちょっと変わった状態のアリの巣が目に留まった。

 公園の土壌はほぼ茶色で、アリが巣から運び出してくる土も茶色だ。

 ところが、昨日、目に留まったアリの巣には、白い粒が多数、巣の回りに散乱していた。

 最初見たときは、「あれ? このへんには白い砂の地層があるのかな?」 と思った。

 しかし違った。よくよく見ると、それはダンゴムシの殻だった。

 200806181_2

 写真に写っていないところにも、この数倍の殻が散乱している。

 確かにこの公園周辺では多くのダンゴムシを見かける。舗装された道路の上をちょろちょろ歩いていたり、アパート一階の集合ポストの床をちょろちょろ歩いていたりする。公園にある大きな石をひっくり返せば、大小さまざまなダンゴムシが見つかる。

 これだけの殻が散乱しているということから考えられるのは、

  1. この巣のアリが積極的にダンゴムシを捕食している
  2. たまたまこのあたりで大量のダンゴムシが生き埋めになって死んで、アリがそれを掘り起こした
  3. アリが殻状態になったダンゴムシを運んできた

あたりだろうか。

 私の希望的観測は、1 だ。とはいえ、2や3やその他の理由である可能性も十分にあると思っている。

 仮にダンゴムシの殻が散乱している理由が1だとすると、この巣のアリが積極的にダンゴムシを捕まえているということになる。他の巣の入り口近くにも、一つや二つの殻があるのはよく見かける。しかし、これだけの量の殻が散乱しているのは、この巣だけだ。

 この巣は、見たところクロヤマアリの巣のように見える。ただし昨年、サムライアリの奴隷狩りを見たとき、サムライアリが戻ってきたのがこのあたりだったので、もしかしたら、サムライアリの巣かもしれない。

 あちこちのアリを長く飼育している人のブログを読んでも、ダンゴムシを餌としている記述を見た記憶がない。だが、実際に積極的にダンゴムシを捕食しているアリたちがいる。

 確かにアリにも嗜好があり、同じ種類のアリでもコロニーによって、好きな餌、嫌いな餌がある話はよく目にする。

 だから、この巣のアリたち(実際には幼虫たち)がダンゴムシを好むからといって、私が今飼っている女王アリがこれから作るであろうコロニーがダンゴムシを好む保証はない。

 さっきも言ったように、ダンゴムシはアパートの周りに多数生息していて、動きも鈍いために容易に捕獲できる。

 ダンゴムシを生餌に出来るのであれば、私もずいぶんと楽が出来るのだが、こればかりはアリに聞いてみないことにはわからない。

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2008/06/18

またしても女王アリ死亡

 捕獲したときから左中脚に障害を持っていた クロヤマ女王アリ5号 が死んだ。直接的な死因はやはり不明だ。

 とはいえ、障害を抱えていたので、最初から 「だめかもしれない」 と覚悟していた。「やっぱりだめだったか」 という思いだ。

 これでまた生存している女王アリは3匹になってしまった。

 一番順調な クロオオ女王アリ1号 の卵が、いつの間にか孵化していた。目視した限りで、二匹ほどの幼虫を確認した。

 できれば、写真を撮って、ここに掲載したい。しかし、立て続けに女王アリを死なせている。女王アリのストレスが大きくなりすぎると卵や幼虫を食べてしまう、という話も聞くので、今はできるだけストレスを与えないように、上から様子を見るだけにしている。

 この調子でいけば、1~2週間後には、最初の働きアリが誕生するはずだ。そろそろ次の段階の飼育箱を準備しなくては。

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現在の状況:

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2008/06/17

女王アリ、別れと出会い

 我が家にやってきたプラズマテレビの話題ばかりを取り上げている間に、女王アリのほうにも変化が起こっていた。

 まず、三匹いたクロオオアリの女王アリのうち一匹が死んだ。死んだ原因はよくわからない。

 ある朝、いつものように上からのぞいたら、女王アリ2号が横になって身体を丸めるような形になっていた。急いで蓋を開けると、いつもなら驚いてあちこちと動き回るのだが、その時はわずかに脚をぴくぴくさせるだけだった。

 アリのコロニーを多数飼育している人でも、ある日突然女王アリが死んでしまうことがあるらしいので、仕方のないことなのだろう。また、複数の女王アリを確保していたのも、こういうことを見越していたからだ。

 その日のお昼過ぎには、女王アリ2号は完全に動かなくなってしまった。

 そこで問題になるのが、女王アリ2号が産んだ卵だ。まだ孵化していない卵が十数個ある。私は、まだ産卵数の少ない女王アリ3号に2号の卵を託すことにした。自分の卵と同じように扱うのか、餌として食べてしまうのかはわからなかった。

 幸いにして、女王アリ3号は、2号の残した卵を自分の卵として扱っているようだ。

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 話は変わって、6月10日に新しい女王アリ2匹を捕獲した。

20080615

 捕獲したときはそれほど小さいとは思わなかったが、以前捕獲したクロオオアリの女王と比較をすると、明らかに一回り小さい。

 どうやら “クロヤマアリ” の女王アリのようだ。

 一匹目のクロヤマ女王アリ4号は、普通に元気にしている。すでに産卵も始まっている。

 ところが二匹目のクロヤマ女王アリ5号は、脚に欠陥を抱えていた。左の中脚がまったく動かないようだ。そのせいかどうかはわからないが、警戒心もアリ一倍強い。まだ産卵もしていない。

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 なんとかアリ飼い2年目にして、クロオオアリ、クロヤマアリ の私が住んでいる周辺の二大アリの女王アリの確保に成功した。

 このままコロニー形成まで育ってくれればよいのだが、なにせ私にとっては初めての経験なので予断を許さない。

現在の状況:

  • クロオオアリ1号: 産卵中(まもなく孵化)
  • クロオオアリ2号: 死亡 crying
  • クロオオアリ3号: 産卵中(2号の卵を養子)
  • クロヤマアリ4号: 産卵中
  • クロヤマアリ5号: 警戒中

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2008/06/08

ふたたび女王様、ゲット!

 6月5日までの寒さがウソのように、6月6日は真夏かと思うような暑さとなった。

 大雨が降った数日後の風の弱い蒸し暑い日。今の私にまっさきに思い浮かぶのは、“アリの結婚飛行” だ。

 ただ、時期的に微妙な時期なのだ。

 あちこちにある、アリの生態を開設したサイトによれば、東京周辺の結婚飛行の時期は、

となっている。

 6月の中旬も近づいた6日に結婚飛行をするのか確信はなかったが、損するわけではないので、翌7日の朝、子供を学校に送った後、アパートの階段を上りながら1フロア毎ゆっくりと見て回った。

 すると、なんと、4階の廊下を女王アリが、のたのた歩いているではないかsign03

 ぜんぜん期待していなかったので、女王アリを入れる容器を用意していなかった。仕方なく女王アリを手のひらに乗せて、もう片方の手で女王アリをつぶさないように押さえて、速攻で帰宅した。

 翅を落とすところを見たわけではないので、この女王アリが前日に飛び立って結婚飛行を済ませたという証拠はない。しかしながら、アリといえども丸一日あれば、手すりを越えて地面に落ちることは十分に可能と思われる。とすると、やはりこの女王アリは、前日に結婚飛行を済ませた可能性は高い。

 家に持ち帰ると、前回と同様、タッパーにティッシュを敷き、水で湿らせる。飲み水用に小さなスポンジに水を含ませて、タッパーに入れる。そのタッパーの中に新入りの女王様に入ってもらった。

 体の大きさから考えて上記の4種のアリを想定した。もっとも、私のアパートの周辺では ムネアカオオアリ を見かけたことがないので、ムネアカオオアリの線はない。

 あちこちのサイトに掲載されている女王アリの写真と見比べたり、以前確保した女王アリと比較をした結果、おそらく今回捕獲した女王アリも、“クロオオアリ” だという結論に達した。

 本当は、クロヤマアリだとうれしかったのだが、クロヤマアリの結婚飛行時期は、まだまだこれからなので、そのうち捕獲できる機会があるだろうと思っている。

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現在の状況

  • クロオオアリ女王1号:
  • 産卵中 (卵 約20個)
  • クロオオアリ女王2号:
  • 産卵中 (卵 約10個)
  • クロオオアリ女王3号:
  • 警戒中

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2008/06/03

女王様はボンレスハム

 5月26日に産卵した卵は、残念ながらまだ孵化していない。

 通常は、最初の働きアリが成虫になるまで、女王アリは飲まず食わずで穴の中に閉じこもったまま、幼虫を育てるらしい。

 だから、私が捕まえた女王アリも最初の働きアリが出てくるまでほったらかしにしてもよかったのだが、とりあえず、えさとしてメープルシロップを与えてみた。

 なにしろ通常とは違い、私が捕まえるときに追い回され、容器に入れられた後もたびたびちょっかいを出されて落ち着かない様子だ。その分、余計に動き回って体内のエネルギーを使っていると思った。

 子育てのためのエネルギーが不足すると、育てるべき卵を女王アリ自身が食べてしまうこともよくあるとか。そういう事態に陥らせないために、メープルシロップを与えてみた。

 一週間で二回ほどメープルシロップを与えた。小さな器に1~2滴メープルシロップをたらし、同量の水で二倍に薄める。

 二日ほどして様子を見てみると、小さな器にはちぎったティッシュが入れられてゴミ箱にされていた。それでも、メープルシロップの色がティッシュについていないところを見ると、女王アリはメープルシロップを飲んでいるのだろうと思っていた。

 昨日、二回目のメープルシロップの様子を見て、女王アリがメープルシロップを完飲しているのを確信した。腹の部分がボンレスハム化していたのだ。
20080602

 ピントが甘いのは、容器の蓋を取られてせわしく動き回っていたからだ。

 腹の部分がボンレスハム化するのは、別に珍しいことではない。あちこちのアリサイトでもよく紹介されているし、私が以前に紹介したクロヤマアリの働きアリでも同様の現象が見られた。

 とはいえ、働きアリのいない時の女王アリもやっぱりお腹がすいていたわけで、餌があればやはり摂取するということのようだ。そして、私はそれをボンレスハムによって確認することが出来た。

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2008/05/28

人工交配はダメだった

 強制的に交配をさせるために、つがいの有翅クロオオアリを容器に捕まえていたのだが、残念ながら人工交配を成功させることは出来なかった。sad

 ♀1:♂1~3 を4組ほど作ってみたのだけれど、どれもうまくいかなかった。巨大掲示板での報告では、♀2:♂9 で人工交配に成功したらしい。それと比較すると、私の場合は♂の割合が少なかったようだ。自然な結婚飛行では、先に♂が巣から飛び立ち上空で待機。その後に♀が飛び立ち、多くの♂が♀に殺到するようだ。

 もっとも、人工交配は脱翅女王アリを捕まえられなかったときの保険として確保しておいたのだ。脱翅女王アリを捕まえて、産卵も確認しているのだから、有翅女王アリを確保しておく必要はない。

 火曜日は気温も上がり、よく晴れていたので、外に放してやることにした。

 ところが、♂が一匹飛んでいっただけで、残りの♀4♂3は、容器の中にとどまったままであった。

 翌日の朝までに、♂1が死んでいたので、現在も♀4♂2が容器の中の物陰に寄り添いあっている。

 明日からまた天気が崩れて、結婚飛行には向かない天気が続きそうなので、あるいはクロオオアリの結婚シーズンは終わったのかもしれない。

 そうであった場合はかわいそうなので、翅つきのまま、虫かご(といっても網網のものではないが)の中で飼うことにしている。♂は早々に死んでしまうだろうが、♀は女王アリもどきなので、うまくすれば来年まで生き延びるのではないかと思っている。健康な女王アリは、10年~20年ほど生きるらしい。

 幸い、4匹の有翅女王アリは、一つの容器内でも喧嘩せずにいるようなので、私としても複数の虫かごを準備せずに済むので楽だ。

 とはいえ、かわいそうなことをしたと、少しばかり思った。

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2008/05/27

女王様、無事産卵

 捕獲した脱翅女王アリが、無事に出産…、もとい産卵した。happy01 しかも、二匹ともである。これで、やっとコロニーを飼育できる最低条件を確認できた。よかった、よかった。
 20080526

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 5月23日に捕獲してから丸二日間、いっこうに産卵する気配はなかった。基本的には飼育箱(単なるタッパーなのだが)を、さらに大きな箱にしまって、なるべく外部から刺激を与えないようにしている。

 しかし、熱望していたクロオオアリの女王アリをゲットしたうれしさから、ついつい日に何度も様子を見るために、飼育箱を取り出しては、「まだ産卵してないかな~」 と眺めていた。そんな様子では、さすがに女王アリたちも落ち着かなかっただろう。coldsweats01

 そして四日目となる5月26日の朝。性懲りもなく飼育箱を覗いてみると…。なんと、一匹の女王アリが、産卵した卵をしっかりと護っているではないか。数えてみると、卵は二つだった。もう一匹はまだ産卵していなかったが、とりあえず一匹でも産卵することがわかって、私はかなりうれしかった。

 さらに、よせばいいのに同日の午後三時ごろにふたたび飼育箱を覗いてみる。

 そしてそこで、二匹目の女王の産卵も確認できた。すでに産卵していた女王の卵も五つに増えていた。

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 とりあえず、産卵してくれたことで最初のハードルはクリアした。

 しかし先人達の経験によれば、女王自身が栄養失調で卵や幼虫を食べてしまったり、サナギまで成長したのにサナギから働きアリの成虫を出してあげられなかったり、と、子育てが下手な女王アリもいるとか。

 まだまだ、気が抜けない日々が続きそうだ。

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2008/05/26

女王アリ、ゲット!(その3)

 前日、前々日からの続き。

 5月23日は、この時期としては異常と思えるほど暑かった。湿度はそれほど高くなかったが、風は強くないため、私はクロオオアリの結婚飛行があると確信した。

 そこで、前回、巣立ちを目撃した午後二時半ごろに、いつもの公園に様子を見に行った。

 事前に見つけておいたクロオオアリの巣のうち、一箇所で有翅(羽有り)女王が巣の入り口付近まできているの確認した。しかし、私が近づくと警戒してか、巣の奥のほうに引っ込んでしまった。そこ以外の数箇所の巣では、有翅女王アリは見られなかった。

 30分ほどうろついたのだが、巣立ちは見られそうにないのでいったん帰宅。帰宅の途中で、団地の外廊下にオスアリが数匹落ちていた。人工交尾を試みるために、元気そうなのを見繕って、二匹ほどオスアリを捕獲した。

 午後四時過ぎに、ふたたび公園に行く。

 今度はすべての巣で有翅女王アリが入り口付近まで来ているのが確認できた。だが、まだ巣の外に来る様子は見られなかった。心配しつつも、ふたたび帰宅。

 約1時間後、午後五時ごろに三度公園に出陣。

 すると、おぉ、有翅女王アリが、巣から出たり入ったりしているではないか。さっそく、事前に捕まえていたオスアリの数に合わせて、まだ飛び立つ前の有翅女王アリを二匹ゲット。

 いったん帰宅をして、準備していたオスアリと捕まえてきた女王アリを同居させる。

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 夕食を終えて一段落した午後八時、この日四度目の捜索。午後八時ともなると外はすっかりと暗くなっている。懐中電灯も携えての捜索開始。

 前回の反省を生かして、いきなり地上には行かず、住んでいる9階から1フロアずつ確認しながら、階段で降りていく。

 さっそく8階のエレベーターホールで、オスアリを二匹捕まえた。後で捕まえるかもしれない有翅女王アリに備えてのためだ。

 6階では有翅女王アリを一匹確保。5階でも有翅女王アリをさらにもう一匹。

 そしてとうとう、3階でよたよた歩いている “脱翅” 女王アリをゲットした。脱翅しているということは、交尾が確実に終わっている証拠だ。女王アリを探し続けて一年近く。ようやく、本当の意味での女王アリを手にすることが出来た。happy02

 そのまま1回に降りて公園も見回った。そこでは、砂場の外枠のところをうろうろしていた二匹目の脱翅女王アリを見つけた。当然、確保だ。

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 こうして今回は、脱翅女王アリ二匹、有翅女王アリ四匹 を確保することが出来た。

 脱翅女王アリを確保できたので、有翅女王アリは必ずしも必要ない。しかし、女王アリといえども必ず元気に生き延びる保証はない。そのためにも、数を確保して保険をかけておきたい。

 ただし、交尾をして、脱翅しなくては意味がないので、週末様子を見て、週明けまで脱翅しないようなら、有翅女王アリは逃がしてやるつもりだ。タイミングよく週末は雨で、結婚飛行には適さない。この調子なら、週明けまで結婚シーズンは続くだろう。

 それにしても、脱翅した女王アリの産卵が待ち遠しくて仕方がない。

 産卵を確認したら、改めて専用の飼育箱を作成するつもりだ。昨年使ったジェル型の育成キットは、コロニー(女王アリを頂点とした集団)を育成するには不適切である、というのは、手元に残っているキットを見て実感している。

 ここは素直に、タッパー容器などの密閉容器に石膏を引き、ビニールパイプで連結をしたお手製コロニー育成キットを作る予定だ。

 楽しみで仕方がない。smile

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2008/05/25

女王アリ、ゲット!(その2)

 前回に続く。

 前日に女王アリを捕まえることは出来なかったものの、学研写真図鑑アリ によれば、翌朝に見つかる場合もあるという。そこで、翌17日の朝早くに、公園や団地の周囲で女王アリを探してみた。

 しかし、残念ながら見つけることは出来なかった。weep

 そして、「クロオオアリの女王アリを、今年はも捕まえられないかもしれない」 とちょっと悲観的な気持ちになったりもした。despair

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 悲観的にはなっていても、あきらめてはいなかったので、団地内を歩くときは必ず地面を注意深く観察しながら歩くようにしていた。

 そして気がついたことがあった。

 女王アリはあいかわらず見つからなかったものの、オスアリをよく見かけた。それも、地上ではなく、8階とか9階の外の廊下にいるのだ。私の部屋は9階なのだが、その9階のベランダにもオスアリの死骸が落ちていた。

 つまり、結婚飛行はけっこう高い場所で行われているということのようだ。

 そこで作戦を変更した。

 もし、次に結婚飛行が行われることがあった場合は、地上よりも、8、9、10階あたりの外廊下を重点的に捜索することにした。

 また、可能性は低いものの、交尾前の新女王アリとオスアリを一つの容器に入れておくと、容器の中で交尾をする可能性があるらしい。そこで、事前に外廊下で見つけたオスアリを、容器に入れて確保しておくことにした。

 そして、運命の日coldsweats01 、5月23日となった。

 ふたたび、つづく・・・。

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2008/05/24

女王アリ、ゲット!

 念願が叶い、とうとう “女王アリ” をゲットした。しかも、一番手に入れたいと思っていた “クロオオアリ” の女王アリだ。happy02

20080524

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 話は先週、5月16日にさかのぼる。

 16日は、前々日の雨の影響もなくなり、暖かく風も弱く、アリの結婚飛行にうってつけだと思っていたら・・・。なんと、買い物に行く途中に団地の公園を通っていたら、数匹の黒い羽虫を見つけた。近づいて観察したら、ビンゴ!  まさに、クロオオアリの新女王が飛び立つ直前だった。時間は午後二時過ぎだった。

 交尾前の新女王を捕まえても卵を産まないことを知っていたので、その場はそのまま何もしない。少し様子を見ていたら、一匹、大空高く飛び立つ場面に遭遇できた。

 そして、同じ日の夜。夕飯を済ませて午後七時を過ぎた頃に、子供と一緒に女王アリを探しに出かけた。そのときは、「一匹ぐらい、すぐに見つかるだろう」 と高をくくっていた。

 さっそく、女王アリが飛び立った公園へ行き、外灯のあるあたりを中心に探したのだが・・・。見つからない。

 仕方なく、店舗が明るい近所の自動車販売所に行ってみるも、やはり女王アリは見つからない。

 かれこれ、一時間半歩き回ったが、結局見つけたのは、地面を歩いていたオスアリ一匹だけだった。

 2ch等の掲示板を見ていると、皆簡単に女王アリを捕まえているようだったので、私も簡単に捕まえられると思っていただけに、結構ガックリ orz きた。

 つづく・・・。

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2007/08/22

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:二十八日目 栄養源

 帰省から帰ってきて、四日目。この四日間で、お亡くなりになるアリはいなかった。帰省していた日数も四日間であったことを考えれば、帰ってきてからの四日間でも、多くのアリたちが亡くなってもおかしくなかった。にもかかわらず、一匹残らず元気に歩き回っている。

 帰省中は、中に餌を入れておくと、腐敗したりカビが生えたりすると思い、なにも入れておかなかった。帰ってきてからは、ジャムや昆虫ゼリーなどを常に与えている。常時餌を与えていると、すぐに見向きもされないのだが、アリたちの腹を見ると、常に “ボンレスハム” 状態になっているので、見てないところで食べているのだろう、と思っている。

 最初の小さいアリ(トビイロシワアリ)を飼っていたときにも書いたことだが、どうも、私が使っている “アクア アント ファーム” のジェルは、アリたちの栄養源になっていないようだ。同じく アクア アント ファーム を使ってアリを飼っている方は、説明書を鵜呑みにせずに、蜜系の餌をあげてみることをお勧めする。

 アリの栄養源にはなっていないようだが、何らかの栄養分は入っていると思われる。アリのあまり寄り付かないところや、削りっぱなしの小さな隙間には、黄色いカビがすぐに生えてくる。このカビを処理しているおかげで、ジェルの高さが少しずつではあるが、低くなっていっている。

 ジェルを使ってのアリの飼育は、初心者向けに見えて、実は上級者向けだと、あちこちのサイトで言われている。私も最近はそれを実感しつつある。

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2007/08/20

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:二十六日目 山手線・中央線

 タイトルは 二十六日目 にしたが、実際にこれを見つけたのは、帰省から帰ってきた二十三日だったりする。

 Ants023

 真ん中にトンネルがあって、向こう側が見えているのがわかるだろうか。人間がいない間に、アリたちは容器に沿って掘った外周から、内部に向かって連絡通路を掘っていたのだ。外周を完成させてから一週間あまり、大きな変化がなかった。ところが、人間がいない四日の間に、容器を横断する通路を掘ってしまった。

 実はもう一本、普段使っている巣穴のまったく反対側の壁にも縦穴を掘っていた。こちらは、帰省する前から掘り進んでいて、帰省中に貫通させていた。

 容器を下から見ると、こんな感じだ。

 Ants024

 初めてこれを見たとき、「山手線を作った後に、中央線を作ったのか」 と笑ってしまった。

 ただ、留守にしている間に、アリが12匹も死んでいた。暑さにやられたのか、餓死したのか、あるいは寿命だったのかは、わからない。いずれにしろ、ずいぶんと数が減ったことに変わりはない。そろそろ補充要員を手配しなければ、と考えている。

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2007/08/10

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:スキ・キライ

 以前にも少しだけ書いたことがあるが、飼っているアリたちに、いろいろと餌を与えている。基本的には、土台となっているジェルが、アリたちの食事にもなっているという話だったが、どうもジェルだけでは十分ではないらしい。

 そこで、これまでにいくつかの餌を与えてきたので、今までの反応をまとめてみた。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □

スキなもの

  • メープルシロップ
     メープルシロップが、アリたちにとても人気あることは、他のサイトでの紹介で知っていた。たまたま、少量のメープルシロップが手に入ったので与えてみたら、確かにすごい人気だった。与えた瞬間に、飼っているアリの大半が寄ってきて、すすっている状態になった。もっとも、一晩たつと、飽きるのか、変質してしまうのか、見向きもされなくなる。むしろゴミ扱い。
  • ブルーベリージャム
     意外とブルーベリージャムが人気がある。ブルーベリージャムを与えると、それこそ、お腹がはちきれんばかりに溜め込むアリたちが続出する。これも数時間経つとゴミ扱いされる。
  • 昆虫ゼリー
     私が買ってきたのは、100円ショップで売っているチューブ入りのものだ。成分を見ると、黒蜜やらトレハロースが入っている。メープルやブルベーリーほどではないが、すすりに来るアリは多い。
  • 黄身(ゆで卵)
     成長したアリには、糖分だけで十分らしい。それでも、いちおう、たんぱく質の定番のゆで卵の黄身を与えてみた。皿から移動させたり、巣に持ち込んだりしていたので、いちおう食べているようだった。

キライなもの

  • ハチミツ
     一般的に、ハチミツはアリに好まれるという話が多い。しかし、我が家のアリたちは、ハチミツに群がったことがない。近づいても一瞬で離れていく。いくつかのアリ・サイトを読んでいくと、どうも、最近話題の某国のハチミツにはアリが近づかないことが多いそうだ。なにやら、添加物が影響しているという噂も・・・。(アリが近づかないものを、人間は食べさせられているのか? (-_-;) )
  • ゴールドキウイ
     むいた皮に残っているゴールドキウイの実を掻きとって与えてみた。一瞬近づくアリもいるが、口にすることはなかった。しばらく置いておいたら、アリたちがやたらと動き回ったり、変な動きをするように見えた。この暑さで、もしかしたら発酵が始まって、アルコール分が揮発しているのかもしれないと思い、急いで取り除いた。
  • 鳥肉(鳥ハム)
     たんぱく質ということで、鳥ハムを与えてみた。添加物は一切使っていないし、調味料は塩と砂糖とコショウだけ。でも、見向きもされなかった・・・。やはり塩・コショウが影響しているのか・・・。
  • 金魚の餌
     たんぱく質が入っているということで、金魚に与えている餌を与えてみた。金魚は喜んで飛びつくのに、アリたちにはまったくの不評であった。ブルーベリージャムに混ぜても、完全にゴミ扱いだった。

□ □ □ □ □ □ □ □ □ □

 ミールワームのような生餌や、蚊の死骸といった餌も与えたいとは思っている。しかし、そこまでするとかなり気合を入れて飼育を始めないといけないので、まだやっていない。

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2007/08/09

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:十五日目 トンネル開通

 まずお詫びと訂正から。現在飼っているアリを “クロオオアリ” だと思い込んでいた。今日ふと、あらためてサイズを測ってみると、どう見てもクロオオアリには思えない大きさであることに気がついた。そこであらためて、

日本産アリ類画像データベース2007 ベータ版

で調べてみたら・・・、私が今飼っているのは、“クロヤマアリ” でした。○| ̄|_
謹んでお詫びします。そして、これまでのブログのタイトルと内容も修正しました。

 ここから今日の本題。

 数日前から興味深く観察していた底面外周トンネルが、ついに一周した。はじめは、上から見て右回りだけの掘削工事だけだった。途中から、左回りの掘削工事も始まった。結局、右回りが3/4周、左回りが1/4周進んだところで、無事に二つの穴が連結した。

 二つの穴が無事につながった瞬間が撮影できた。その映像がこちら↓。

Ants022(約7KB、約2分)
  (クリックで再生)

 穴が開いた瞬間に、触覚を中に入れて穴の先の様子を探っている姿がかわいらしい。つながった穴の先にいるのが仲間だと確認できると、安心して穴を広げているのもわかった。

 実は、二つの穴が近づくにつれて、怖がって穴の先端に近づかないアリが続出した。おそらく穴の向こうに、何かが動いているのを感じるのだろう。それでも何匹かはそんな気配をものともせず、二つの穴を開通させた。アリにも性格があることを感じさせた。

 そして、この穴の開通でわかったことがもう一つ。穴が連結したあたりは、実は、容器が内側にへこんでいる。中から見ると、外壁が外側に曲がっているように見える。外壁が内側に曲がっているときは、まっすぐ進もうとしても壁に沿って曲がるしかない。しかし、壁が外側に曲がっていれば、壁に沿っていくか、そのまままっすぐに掘っていくか、の選択が出来る。私は、壁から離れてまっすぐに掘っていくのではないかと予想した。しかし、結果は二本の穴とも外側に曲がっていく壁沿いに穴を掘り進んでいった。これは、まっすぐ掘ることよりも、硬いものに沿って穴を掘り進めることにより、穴を崩れにくくするためと考えられる。

 とりあえず、外周は掘りつくしてしまった。この後、アリたちがどのような行動に移るのかが興味深い。既存の穴を広げていくのか、別な穴を掘っていくのか、それとも、穴を一切掘らなくなるのか。それによって、私の次の行動も変わってくる。

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2007/08/08

アリの巣観察 番外編: 奴隷狩り

 今日も暑い最中、子供に引きづられて、セミ取りに付き合わされた。

 私はセミには興味がないので、どこかに女王アリが迷子になっていないか下を向きながら歩いていた。最近は、いつものことなのだが。

 すると数百匹の中型のアリが、いっせいに同じ方向に走っていた。そのときは、クロヤマアリだと思ったのだが、後で調べてみたら実は違っていた。

 私はその団体の後を追った。すると、団体さんは、私がいつもチェックしている巣穴の一つになだれ込んでいった。そして、何分もたたないうちに、サナギをくわえて、来た方向にいっせいに戻り始めた。それを見たとき、「新しい巣に引っ越すんだな」 と思った。そして、「もしかしたら、待っていれば女王アリも引っ越すために出てくるかも」 と思って、少しその場で様子を見ていた。

 しかし、嵐のようにサナギを持っていった団体がいなくなった後は、何の変化もなかった。幼虫や卵をくわえたアリが出てくる様子もなかったし、ましては女王アリが出てくる様子など全然なかった。

 数分なにも起こらなくなった巣穴を観察した後、その場を後にした。

 家に戻ってから、いくつかのアリ サイトを調べていたら、すぐに疑問が解けた。どうやら、

サムライアリによる奴隷狩り

だったのだ。

 これまでも、もしかしたらそういう場面に遭遇していたのかもしれない。そして単に私が気がつかなかっただけなのかもしれない。しかし、アリを飼うようになってから、特に女王アリを飼ってみたい思うようになってから、注意して地面を観察するようになった。その結果、今回の奴隷狩りの(自分としての)発見だった。実は奴隷狩りも、見つけた瞬間は、最近よく気がつくようになったタンデムランニングの大規模なものだと勘違いしていた。

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2007/08/06

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:十二日目 目指せ一周

 昨日まで、昼間はじっとして動かなかったアリたちだった。ここ二~三日、外気温が30℃を超える暑さだったせいだと思っていた。アリについてのサイトで調べると、アリは地中に生息しているためか、暑さに弱いらしい。

 ところが、今日は違った。朝からずっと半数のアリたちが働きづめだった。で、何をしているかというと、容器底面の外周に沿って、ずっと穴を掘り進めている。

  Ants018

 右側にチラッと見える縦穴が、8月2日に底面まで到達した穴だ。その後、わずか三日間で、ここまで掘り進んだ。しかも縦穴からこの位置までの2/3は、今日朝から夕方までに掘り進んだものだ。

 横穴を拡大した写真。

  Ants019

 5匹が働いている様子が写っている。多いときには、先端部の狭いエリアに9匹ものアリがひしめき合って、一生懸命穴を掘り進んでいる。

 このままの調子で掘り進んでくれれば、一週間もしないうちに、底面を一回りして、大部屋につながるんじゃないかと期待している。

 ところで、縦穴の右側がどうなっているかというと、

  Ants020

 矢印で示した部分で見事に、右の大部屋とつながっている。ここは前日に開通させている。

 どのくらい一生懸命働いているのか、うまくビデオに撮ることができた。

  Ants021
  (クリックで再生)

 先頭二匹が一生懸命掘り崩したジェルを、後の二匹がかき集めて後方に運んでいる様子である。

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2007/08/02

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:八日目

 私が旅行に行っている間も、アリたちは地道に巣を拡張していた。

  Ants017

 五日目の写真と比較してもらうとよくわかる。左側の穴が、五日目では、アリが一匹はいるくらいのくぼみだった。それが三日間で最深部まで掘り進んでしまった。この後、左の穴の先端を拡張するのか、底に沿って掘り進むのか、放置するのか、興味深く見守っている。

 五日目に最深部に到達した右の穴は、容器の底に沿って大きく拡張している。この部屋はどうやらサナギの置き場所になったようだ。底面はプラスチックで乾燥しているので、サナギの置き場所に適しているのだろう。あるいは、安全面で巣穴から一番遠いところに保管しているのかもしれない。

 ときおり、地上にサナギの抜け殻が放置されるので、サナギから順調に成虫に変態しているようだ。白アリは上の部屋に見えないので、おそらくサナギと一緒に、底の部屋にいるのだろう。

 サナギがすべて底の部屋に移動したことで、上の部屋は成虫の休憩所になったようだ。上の部屋にサナギが置かれていた頃には、数匹~十匹ほどが常に地上で動き回っていた。サナギが底の部屋に移動してからは、大部分の成虫は、上の部屋でじっとしており、地上で動き回っているのは1~3匹ほどである。

 それでも、夜、家族が寝静まってからのぞいてみると、数匹が地上で動き回っている。翌朝には、地上のジェルの削りカスが増えていることから、靴屋の小人さんのごとく、夜中に働いているのだろう。

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2007/07/30

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:五日目 最深部到達

 三日目からアリたちは、すでに作られていた部屋から下に向けて穴を掘り始めた。

 四日目の状況は、こんな↓感じだった。

  Ants014

二日間で、矢印の先あたりまで掘り進んでいる。しかし、まだ容器のそこまで到達していなかった。

 そして五日目、穴を掘り始めて三日目で最深部に到達してしまった。最深部に到達した後は、穴を横に広げ始めた。

  Ants015

最深部を拡大して撮影してみた。

  Ants016

 ちなみに、穴の中で白っぽく見えるのは、サナギの入った繭である。普段は地中に相当する部分をアルミホイルで覆っている。そして、観察する時や撮影する時に、アルミホイルカバーを外すのだ。カバーを外されると、アリたちが驚いて、大部屋においているサナギたちをあわててどこか別の場所に移そうとするのだ。そのために、撮影するときには大部屋ではなく通路にサナギが置かれた状態になってしまう。

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2007/07/28

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:三日目 入れたり出したり

 サナギからは、その後も何匹か成虫になったことを確認した。しかし、成虫になりきれずに、死亡して、ゴミ捨て場に捨てられたサナギも二匹ほど確認した。

 ところで、巣穴を掘ったときに出たジェルの扱いで、まったく正反対の行動を取るアリたちが多数いる。

 一方は、堀りカスを巣の外のゴミ捨て場に運ぶ。他方は、ゴミ捨て場から掘りカスを巣の中に運ぶ。ジェルは、アリたちの食料にもなるので、成虫になったばかりのアリたちのために、餌となるジェルを巣に持ち込むアリたちがいるようだ。

 ところが、一方のアリたちは、掘りカスを掘りカスとしか認識しないので、他方のアリが持ち込んだ掘りカスを、ご丁寧に再びゴミ捨て場に捨てに行く。時には、巣に掘りカスを持ち込んだアリが、掘りカスを離した瞬間に、その掘りカスを巣の外に持っていくアリもいる。まったくもって、アリたちは意思疎通が取れているのか取れていないのかよくわからん。

 もっとも、ジェルが掘りカスであり食料でもある状況だからこそ起こることで、野外の環境では起こりえない状況なのだから、アリとしては “想定外” のことなのだろう。

 今日は “チーズ” を与えてみたが、ほとんど見向きされない。どうやら、ゴミ捨て場にされそうだ。

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2007/07/27

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:二日目 白アリ誕生

 “白アリ” と言っても、もちろん、家の柱や土台をガリガリやるあのシロアリのことではない。サナギから成虫へと変態したときのアリの体の色は、黒ではなく白なのだ。私も、解説で読んだり、写真を見たりはしていたが、実物を見るのは初めてだ。

  Ants013

 この写真は、成虫になって数時間が経過したため、白ではなく褐色になっている。それでも、周りのアリの黒さに比べれば、十分に “白アリ” といえる。黒い目が妙に目立っている。

 この後、もう一匹、白アリが生まれた。

 サナギを移し変えるときに、ピンセットでつまんだので、中のサナギが死んでしまったのではないかと心配したが、こうして成虫になったのを見て一安心した。

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2007/07/26

アリの巣観察 クロヤマアリ補完計画:初日

 前回まで一人でがんばっていたクロオオアリ君は、U字坑を掘って満足したのか、その後丸一日、巣を拡張する行動は見られなかった。地上でじっとしているアリを眺めていても、あまり楽しくない。そこで、以前から計画していた “タマゴ・幼虫ごと捕獲作戦” を実行に移すことにした。

 その前に、これまで一人でがんばってくれたクロオオアリ君には、元いた場所に戻っていただいた。なにしろかなりの乱暴ものなので、新しく入った一団と乱闘を起こされても困るので。

 以前から目をつけていたクロオオアリ(勘違いだったことが後日判明)クロヤマアリのコロニーに到着。スコップで周りから掘り返す。すると小さい白い塊がぽろぽろ出てくる。どうやらサナギを中に入れたアリの繭のようだ。一緒に掘り出されたアリたちが、すばやくその繭をくわえて巣の中に戻ろうとする。私は、そのアリたちを繭ごと虫かごに入れていく。本当は、タマゴや幼虫を手に入れたかったのだが、少し掘った限りでは繭しか見当たらない。どうやら、タマゴや幼虫はもっと奥深いところにいるようだ。全部を掘り進んでしまい、アリのコロニーを壊滅させると、その後の働きアリの補完に支障をきたすので、とりあえず十数個の繭を手に入れて、よしとした。

 アリ観察セットに移し変えるのが、また一苦労だった。土ごとアリと繭を持ってきているので、移し変えるときに土がかなりアリ観察セットに入ってしまった。中に入ってしまった土は、アリが落ち着いてから取り除くことにした。

 移し変えてからのアリの動きはすばやかった。繭をくわえると、一目散に先住者のアリ君が作ってくれた大きな巣にすべての繭を運び込んだ。すべての繭を運び込むのに10分もかからなかった。

 そして、今の状態はこんな感じだ↓。

  Ants012

とりあえず繭を押し込んだもの、やはり手狭なようで、一生懸命部屋を拡張している様子が観察できる。

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2007/07/24

アリの巣観察 クロオオアリ:五日目 Uターン

 前日、「クロオオアリが穴掘りに飽きた」 という話をしたが、どうも早計だったようだ。今日も一生懸命穴掘りをしていた。ただ、3分掘って、2~3時間地上をぶらぶらするサイクルで掘削作業をしているようだった。

 二日目に横穴を掘っていると思っていたら、今日は上に向かって掘り始めた。そして半日で地上へのもう一つの出口を作ってしまった。

  Ants010

 これを見てすぐに気がついたのが、最初に捕まえてきた小さいアリたちが途中まで掘った穴だ。それがこちら↓。

  Ants011

 倍率は同じなので、大きさは明らかに違うものの、極めて似た形をしている。穴を掘っていたアリたちが急逝したので、二つ目の入り口は結局作られずに終わってしまったが、順調に掘り進んでいれば、おそらく出入り口は二つになっていたと思われる。

 大きさも種類も違う二種のアリが同じような行動を取る。やはりそこには、何らかの理由があると考えるのが妥当であろう。

  • 通気性の確保
  • 外敵に侵入されたときの逃げ道の確保
  • 巣への出入りの効率化

などが考えられる。インターネット上で簡単に調べた限りでは、このことに関する記述はなかった。

 いずれにしろ、このまま穴を掘り続けてくれるのならば、今しばらくクロオオアリ君一匹にがんばってもらおうと思っている。大きな体でジェルをガシガシ崩している姿も、崩したジェルをかき集める姿も、集めたジェルを地上に運ぶ姿も、見ていて飽きない。

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2007/07/23

アリの巣観察 クロオオアリ:四日目

 いろいろなサイトで調べたところ、捕まえたクロオオアリは、大型の働きアリだということがわかった。結婚シーズンでもないときに、女王アリがひょこひょこ表を出歩くわけないもんね。ちょっとがっかり。
(´・ω・`)ショボン

 しかも、四日目にして早くも穴掘りに飽きた模様。今まで掘っていた穴は、残骸を残したまま放置。一日地上ですごすようになった。

 ちなみにこれ↓は、まだ、穴を一生懸命掘っていたときの映像。

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 穴を掘らなくなったアリは、いらない子なので、このままなら元の場所にお帰りいただく予定。

 今日、2~3のアリの巣を見てきた。女王アリはなかなかつかまりそうになかったものの、タマゴやサナギは比較的簡単に入手できることがわかった。そこで、方針を変更。働きアリを、タマゴやサナギと一緒に連れてくることにした。タマゴやサナギと一緒ならば、きっと立派な巣を掘ってくれることだろう。

 クロオオアリの分家は、5月~6月に行われるとか。女王アリを捕獲しての観察は、来年のその時期まで延期ということになりそうだ。

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2007/07/21

アリの巣観察 クロオオアリ:二日目

 ここ数日、毎日のように外に女王アリを探しに出ていた。「どっかに女王アリはいねが~」 とナマハゲ状態で探している。

 で、三日ほど前、他の種類のアリよりも一回り大きいクロオオアリより、さらに明らかに一回り大きいアリがコンクリートの上をたったか走っているのを見つけた。これが女王アリという確信はなかったが、とりあえず “確保” した。

 違う種類のアリや同じ種類でもコロニーが違うアリ同士を同じ容器に入れると、けんかをして殺しあうことがあるらしい。ちょっと危険であったが、小さいアリと一緒に容器に入れた。今のところ、クロオオアリは小さいアリを無視しているようだ。大きさがあまりにも違いすぎて、気にならないというところか。

 で、どのくらい大きいかというと、

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このくらいだ。アゴからお尻まで、約15mm。触覚まで含めれば、約20mm。

 最初に捕まえた小さいアリと比較をすると、こんな感じだ。

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左下にいるのが最初に捕まえてきた小さいアリだ。小さいアリは、全長約2・5mm。長さにして実に6倍もの差がある。体積にすれば、実に200倍も違うことになる。小さいアリを1・8mの人間に例えれば、クロオオアリは10m以上の巨人になる。

 そして、こちらがクロオオアリが1日で掘った巣穴。

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 以前に小さいアリたちが掘った穴を流用したのは、横着だったのか習性だったのか。

 途中で横に掘り始めたのが不思議だった。しかし、掘り進むのではなく、穴を大きく広げて “部屋” を作っているとわかって納得した。図鑑に出てくるいわゆる “アリの巣” の一部のようで、なんとなくうれしい。

 あとは、この部屋でタマゴを産んでくれるとうれしいのだが、今のところそのような気配がないのが、残念である。

 頻繁にクロオオアリを観察しつつ、今日も外に女王アリ、羽アリを探しに行くのであった。

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2007/07/19

アリの巣観察 リセット中

 レポートが途切れ途切れのアリの巣観察。一応まだ続いている。しかしながら、捕らえて五日目以降、巣穴を拡張する気配がまったくない。

 そこで、アリを飼っている人たちのレポートを読もうと、ググってみた。すぐに有効なアリに関する記述が多数見つかった。その中で、こちら↓を読むと、

ありとあらゆるアリの話
久保田政雄

どうやら孤立したアリが、なにもしないでじっとしているのは、ごく普通のことらしい。

 そこで、現在は新しく誕生した女王アリを捜索中。アパートの裏の植木の下には、活発なアリの巣がいくつもある。時々見に行くと、巣穴近くを羽アリがうろうろしているのも見かけた。

 ところが、台風やら梅雨末期の大雨やらで、ここ数日、雨続きの低温続き。今は、天気が回復をして、気温が上昇するのを、今か今かと待っている状況だ。

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2007/07/11

アリの巣観察 九日目

 巣の形は前回からあまり変わっていないので、今回は写真はなし。

 四日目あたりから巣をぜんぜん掘らなくなった。一番深い穴でも2cmほどである。

 五日目あたりから、アリが定期的に死に始める。

 九日目時点で、生存しているアリは9匹。初日に捕まえたときの三分の一以下の数に減ってしまった。しかも、残っている9匹もあまり活発に動いていない。同じ巣穴から働き手を追加募集しようかとも思ったが、この状態では補充要員が来ても、やはり巣穴を掘り進めないのではないかと心配した。

 そこで、アリの飼育をした人の日記を調べることにした。アントクアリウムが発売された時に、アリの飼育がプチブームになったときがあったので、結構な数の日記が見つかった。そして、いくつかに共通していたのが、“数日” で捕まえたアリが全滅してしまうことだ。また、何ヶ月もアリを生かすことに成功した人達は、土台にもなっているゼリーだけでなく、他にきちんとした餌を与えていることもわかった。

 そこで私も餌を与えてみることにした。カブトムシ用のゼリーがよいとのことだったが、手持ちがないので、ジャムを与えてみることにした。土台のゼリーにつかないように、アルミホイルをひいて、その上に少量のジャムを落とした。

 すると、残っていた9匹のアリたちがワラワラと寄ってきて、ジャムに頭を突っ込み始めた。数分頭をジャムにつけていただろうか。その後は、ジャムから離れて今までにないくらい元気に歩き回っている。何というか・・・、おなかがすいていたらしい。(´・ω・`)

 そして、これまでに死んだアリたちは、餓死だった可能性が・・・。ごめんよぉ~
○| ̄|_
同じアリ観察キットを使っていて、アリの急逝に悩んでいる方がいたら、説明書を疑って、ちゃんとした餌を与えてみることをお勧めする。

 元気に歩き回っているとはいえ、あいかわらず穴を掘り進める気はないらしい。まだまだ安心は出来ない。

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2007/07/05

アリの巣観察 三日目

 三日目も変化があった。

 二日目から掘り始めた穴の深さが約1・7mmとなった。

          Ants004

 どうやら、夜、皆が寝て、静かになっている間に一生懸命掘っているらしい。昼間、時々覗くのだが、ほとんど掘っている様子がない。まるで靴屋の小人のような生活をしている。

 この穴以外の変化として、この穴と正反対の壁際に、小さい穴をいくつか掘り始めた。

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 写真では少しわかりにくいが、深さ5mm程度の穴を3~4つ掘っている。どういう理由で集中したところに、三つも四つも穴を開けまくっているのか、私にはわからない。このまま、いくつもの巣穴を縦横無尽に掘ってくれれば、見て楽しめるようになるのだが、結局どの穴もちょっとだけ掘って放置されるような気がしてしょうがない。

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2007/07/04

アリの巣観察 二日目

 何も変化が無いようなので、しばらく放置するつもりだったが、意外なことに二日目にして変化があった。

 私がきっかけ用に開けた穴とはまったく違う場所に穴を掘り始めたのだ。

          Ants002

 アリたちがまったく新規に掘り始めた穴がこちら↓。

          Ants003

 半日で、深さ約12ミリ、幅約8ミリの穴を掘った。なぜこの位置に掘り始めたかはわからないが、とにかくいつの間にか掘り進んでいた。写真では一匹しか働いていないが、多いときには5~6匹でおしくらまんじゅうしながら掘っていた。働きアリ率が二割まで倍増したわけである。(笑)  やはり、人に押し付けられたものより、自ら作り始めたものの方がやる気が出るのか。

 このまま掘り進んでいって、“枝分かれをしたいかにも 『アリの巣』” というものを見せて欲しいものだ。

 以下、不定期に続く(予定)

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2007/07/03

アリの巣観察 初日

 子供が 「アリを飼いたい」 と言い出した。実は自分が小学生だった頃も、二枚のガラスで挟んだ薄い容器にアリを飼いたい、アリの巣を観察したいと思っていた。なので、うちの子供もいずれ 「アリを飼いたい」 と言ってくるだろうと思い、アリの巣観察キット “アクア アント ファーム” なるものを、すでに1年以上前に買って準備していた。
 (この “アクア アント ファーム”、オークションで100円で落札したものだったりする。もっとも送料・代金引換手数料で1050円かかっているが。(^_^;) )

 中のゼリーは自分で作らなければいけない。ので、子供と一緒に1時間ほどかけて準備をした。準備については、こちらの方がブログに丁寧に紹介されているので、私は省略。
(^_^;)

 その後、子供と外の公園に行って、30分ほどかけてアリの捕獲。説明書に 「大きいアリより、小さいアリのほうが早く巣を作り始める」 とあったので、小さいアリを選択捕獲。自分としても、大きいアリが太い巣穴を作るよりも、小さいアリが細い巣穴を作ったほうがきれいなんじゃないかと思っている。

 30分ほどで、小さいアリを30匹ほど捕獲。外で虫かごに捕獲したアリを、家のベランダでアクア アント ファームへ移した。アリを手でつかむとすぐに死んでしまうらしいので、一匹ずつ爪楊枝につかまらせての移動。20分ぐらいかかっただろうか。結構しんどかった。
○| ̄|_

 で、一日過ぎた状態が、これ↓。

           Ants001

 1センチぐらい掘ったように見えるその穴は、アリを入れる前にガイドとして私が爪楊枝であけたもの。実際にアリが掘ったのは、元の穴を少し横に広げて、下に2ミリぐらい広げた程度。

 時々2~3匹のアリが鋭いアゴを使って、ゼリーを噛み砕いているが、5分もすると飽きてしまうのかどっかにいってしまう。以前、「働きアリは三割」 と記事に書いたが、ここでは、三割どころか一割にも満たない。『どんだけぇ~』

 以下、不定期に続く(予定)

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